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[4546] 誠実な人(3) イワタ 投稿日:2008/08/17 (日) 15:37 『受け入れた』、この一言に、脳髄をハンマーで直接叩かれたような衝撃が走ります。
想定外の行為は、更に、信じられない結果を生むのではないか、つまり、また交わるのではないか・・・と頭に疑念がよぎりました。 もしそうであれば、今度は最初の奉仕としての行為でなく、男女の情事そのものであることは認めざるを得ない・・・。 「奥様と私の舌はザーメンを絡めあってグチャグチャと卑猥な音を立てていました。私は、もう、どうしようもないくらい興奮をしていました。」 私の心拍数は確実に上がっていっていきます。 そんな戸惑いをよそに権藤さんは話しを続けました。 「しかし、唇を離すと、奥様は、『もう、堪忍してください。また、これ以上は・・・。』と困った顔をされました。そこで、私はやっと我に帰ったのです。」 私は、軌道修正をした妻に内心ホッとしました。 「性欲とは恐ろしいものです。最初は、私一人で押さえこまなければならない欲望だったのに、奥様の優しさに付け込んで、あれよ、あれよと、奥様を・・・。もう、弁解の仕様はありません。」 この懺悔の気持ちを伝えるために、あの場所で、彼は私を待っていたのでしょう。 [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) sinnya 投稿日:2008/08/18 (月) 00:08 イワタさん更新を待ち望んでいました。
ここで奥さんが簡単に堕とされてしまわないで「もうこれ以上は・・・」と 我に返って安心しました。 しかしこのまま権藤さんと奥さんは終ってしまうのですか? 権藤さんの懺悔で終ってしまうとは思えないのですが・・・・ [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) イワタ 投稿日:2008/08/19 (火) 00:11 sinnyaさん
いつもレスありがとうございます。 続きです。 「私は、少し気まずい雰囲気の中、帰り支度をしました。その中で奥様が私にふと尋ねられました。『なぜ、私だったら良かったのですか?』」 確かに、それは気になる事項でした。 なぜ、妻のことを思うとエレクトできるようになったのでしょうか・・・。 「私は、奥様の真摯な視線に正直に答えました。『あなたが亡くなった私の妻に似ていたからです・・・。』」 「私の妻が権藤さんの奥様に似ているのですか?」 「ええ。奥様も同じ質問をされましたよ。『私が権藤さんの奥様に似ているんですか?』と。たしかに、奥様は私の妻に似ていました。容姿も、性格も雰囲気も、全てがそっくりでした。」 妻に権藤さんの奥様の面影を見出したこと、これが、彼を突き動かしていたのでしょう。 彼の不能だったイチモツを甦らせてしまった妻・・・。 全ては、権藤さんと権藤さんの奥様との愛の記憶なのでしょうか。 「だからといって許されるわけではないのは承知しています。ただ、奥様と一緒のときは本当に楽しかった。」 心底嬉しそうな感じが、口調から読み取れます。 「『あなたに会うたび、いつも妻に会えたようで楽しかったですよ。そして、今回のことは、奥様には大変申し訳ないことをしたと思います。でも、妻で、私の中がいっぱいになりました。』」 権藤さんは妻に話した台詞をそのまま私に喋りました。 「『奥様をとても愛してらっしゃったのですね?』と聞かれ、私は沈黙しコクリとうなずきました。」 しばらく、権藤さんは無言になりました。 「私の目が潤んでいるのが自分でもわかりました。そのまま、私達は玄関に行きました。帰り際、奥様は小さな声でおっしゃいました。『また、奥様に会いたい時は、私が奥様になります・・・から。』」 妻が、そんなことを・・・。 「妻が『権藤さんの奥様になる』と言ったのですか?」 「ええ、おっしゃいました。小さな声でしたが・・・。私はどういう意味だろうと考えてしまいました。」 確かに、どういう意味なのでしょうか、肉体関係を許すということなのでしょうか。 [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) sinnya 投稿日:2008/08/19 (火) 04:42 私が奥様になりますから・・・・イワタさんの奥さんの口からそんな言葉が出るとは意外でした。
奥さんは権藤さんの奥さんの代わりにまた抱かれてもいいと思っているのでしょうか? 手だけでの奉仕のつもりがSEXまで許してしまい心まで惹かれてしまったのでは? 今後の展開が非常に期待できますね。 [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) のり 投稿日:2008/08/20 (水) 21:20 イワタさん はじめまして。
最初の投稿から読ませていただいて、奥様のその後がとても気になります。 お忙しいと思いますが最後まで宜しくお願いします! [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) イワタ 投稿日:2008/08/21 (木) 07:38 sinnyaさん、のりさん
レスありがとうございます。 少しずつではありますが、続きを投稿させていただきます。 「考えた末、奥様に正直に伺いました。」 「正直にですか?」 「ええ、『聞き間違いで無ければ、今、私の妻になるとおっしゃいませんでしたか?奥様にはだんな様がいらっしゃるのに?』と。」 「妻はなんと?」 権藤さんは妻の台詞を繰り返します。 「『ええ、私には夫が居ます。とても愛している夫が居ます。そして、権藤さんもとても愛している奥様がいらっしゃった。でも、亡くなられて、今は居ない。私は、夫を愛することが出来ますが、権藤さんは出来ない。私は夫をとても愛している分だけ、権藤さんの辛いお立場がわかるのです。だから・・・』」 「だから?」 「『権藤さんのお気持ちが少しでも楽になればと・・・』」 「そんなことを?」 「ええ、そうおっしゃって頂けました。」 愛するものがいるから、愛するものが居なくなったものの立場がわかる。 だからこそ、愛するものが居るのにもかかわらず、愛するものが居なくなったものの慰みを引き受ける・・・。 つまり、私を愛しているからこそ、権藤さんの奥様の身代わりになるのだということ・・・。 権藤さんがいたたまれなかったというのはわかります。 けれども、屈曲している論理に、私は、困惑してしまいました。 [Res: 4546] Re: 弄妻堕夫V SNSより「SM」B たくさんの勃起たち 投稿日:2008/08/21 (木) 10:50 いいですねえ
二重結婚してしまいましょう どちらの夫にも尽くしてほしいですね [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) sinnya 投稿日:2008/08/22 (金) 05:26 奥さんは本当に優しいマリア様みたいな女性なんですね。
でもイワタさん以外の男性を受け入れてしまいその心の奥に淫らに燃える背徳の炎も燃えているのでは・・・・ 権藤さんの欲求をまた受け入れてしまうのでしょうか? [Res: 4546] Re: 誠実な人(3) sinnya 投稿日:2008/08/28 (木) 05:40 イワタさんムスコと一緒に待ってますよ。ああこれからどうなってしまうのか気になります。
[Res: 4546] Re: 誠実な人(3) プロレスラー 投稿日:2008/09/02 (火) 19:29 頑張れイワタさん、楽しみに待ってます。
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