掲示板に戻る / 戻る
過去ログ[4]

過去ログ:
ワード検索: 条件: 表示:
※探している投稿記事が見つからない場合は「過去ログ」のページを変更して再度検索してみてください
検索結果:6


[3700] 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/17 (木) 15:00
〔再びの藤本別邸〕
その年の師走、木村から“パパといっしょに来てね”と、裕子に連絡があった。
藤本別邸での忘年会の招待だった。
裕子は、藤本の別邸の蔵の中でのことは、健次には話していない。
裕子が、木村と藤本の別邸にいった時は、自分が、仕組んだ事とはいえ、健次を典子に盗られてしまった様な、一時的な嫉妬からであった。しかし、藤本別邸の蔵の中に連れて行かれたときは、木村にリードされて、自分でも記憶にないほど、乱れた恥ずかしい姿を晒してしまったと思っている。

忘年会を企画した方の、木村と藤本は、裕子を抱きたいだけであって、名目は忘年会でも新年会でも、何でもいいのである。特に、藤本があの日以来、裕子を忘れられなくなっていたのだ。だが、藤本としては木村に遠慮があり、直接裕子に接近する訳にはいかない。

木村は、健次が傍にいないときの裕子よりも、健次といっしょにいる裕子のほうが、“パパがいっしょ”という安心感からか、吹っ切れたような天然の明るさがあり、健次に見られているところでの裕子の乱れる姿が、堪らなく魅力的だということが判ったのだ。
健次には、雅子から連絡をしている。勿論、雅子から誘われて、健次が断るわけはない。

「パパ、ちょっと聞いてくれる……」
珍しく、言い憎そうな表情の裕子だったが、藤本別邸の蔵でのことは、言わなければいけない様な気がして、ずっと心の隅に引っ掛かっていたのである。
それでも、ポツリ、ポツリと、あの夜の木村とのデートの内容を、裕子が話しをできる範囲で、健次に打明けたのである。
木村から誘われて裕子がついていった事でもあり、健次には大方の予想はついていたが、裕子の話から、藤本別邸の、蔵の中の様子を想像して股間を勃起させていた。

忘年会に参加した顔ぶれは、木村と雅子夫婦、藤本と妻の由紀江、岡田と真由美の夫婦、それに裕子と健次の4組の夫婦だった。
先ずは、豪華なリビングでの食事が始まった。藤本の妻、由紀江の豪華な手料理であった。
この前、裕子が木村と来た時にも、由紀江は蔵の中にいたのだが、裕子は覚えていない。無理からぬことであろう。健次は、由紀江と初対面であった。何にも遊び人の藤本が好みそうな、料亭の女将といった風情を想わせる艶容の女である。が、決して表に出るような言動は一切ない。藤本の影のように控えている。

心ゆくまで食して飲んだ後に、あの蔵へと移動した。
蔵の中は、由紀江の好みによるものなのか、壁にしても照明にしても、妖艶な演出が施されているが、下品ではない。健次は、建築家として、由紀江のセンスを評価できると思った。
真ん中に直径が2〜3メートル位の円形のステージがあった。部屋の雰囲気だけでも、健次の股間は反応を示していた。裕子も何かを期待している自分に、恥じらいながらも、体の中心が熱くなっていくのを感じていた。健次がいっしょなら恐れはなかった。
「今日は、ちょっと趣向を凝らしてみましたので、期待してください。とは、言ってもやることは一つなんですが」
藤本の説明に皆が苦笑した。
「でも、プロセスは大事ですから」
木村が補足したが、これも笑いを誘った。場が少し和んだ。

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/17 (木) 15:00
〔蔵の中〕
蔵の中は、全体が30畳ほどの広さで、歩くと足が沈むような絨毯が敷いてあった。ところどころにダブルベッドくらいの大きさのマットが置いてある。部屋中どこでも使ってください、ということか。
「本日のテーマは、“男の夢”とさせて頂きました。女性は覚悟してください」
「今日の藤本さん、かなりニヤケてますね」
雅子の言葉に、また笑いが起きた。
「それでは、早速始めます。女の人たちは、このステージに載ってください。四つん這いになって頭を中心に向けて、お尻を外側に向けてください」
この顔ぶれでは、さすがに、藤本のやろうとしていることは見当がつく。女性たちから
“えー、いやだ〜”という声が上がったが、異議を称えるものはいない。裕子も、動じることはなかった。

丁度、円形のステージに放射線状に、4人の女たちが、アイマスクをして魅力的な尻を男たちに向けて並んだ。
健次は、血が湧きあがってくるような想いで、体を熱くしていた。裕子も素直に、その豊臀をこちらに向けていた。少し不安そうな顔をしているように見える。
ステージがゆっくりと回り始めた。男たちは東西南北の位置に立ったままだ。
回転するステージは、ランダムに止まるようにセットされている。と言う藤本の説明であった。停止時間は五分間で、五分経つと自動的に回転し始めるようになっている。

男たちは自分の位置を移動することはできない。その位置で、停止している五分間は何をしても良いことになっている。但し、女性の嫌がることはしない。というのが、鉄則である。
ステージが停止した。女たちはアイマスクをしているので、自分の後ろに居る男が誰なのかは判らない。
男たちは、何をしてもよいが、声を出してはいけない。健次にその美尻を向けているのは雅子だった。
裕子は、藤本の前にいた。健次は、藤本が仕組んだのではないかと、疑問をもったが、どうせ同じことだと思った。
雅子の短いワンピースを捲ると、申し訳程度の黒いTバックが見えた。健次は、まず美しい双臀に敬意を込めてキスをした。それからゆっくりとTバックのショーツを下ろしていった。
もう雅子の息が荒くなっている。健次の左側に裕子がいる。裕子の顔は紅潮し、肩で息をしている。
スカートは大きく捲り上げられて、パンティが下ろされ豊臀が完全に露出している。藤本は犬のように舌を這わせている。藤本は下ろしたパンティを、裕子の足から抜こうとした。その時、裕子が、片足ずつ上げて、藤本がパンティを脱がせるのに協力しているのを見て、健次はジリジリと胸が焼けるように熱くなった。

雅子の淫裂を舌から舐めあげると、“んうう〜あああ……”とくぐもった様な喘ぎが聞こえた。濡れ始めているが、健次は、いきなり挿れるのは躊躇した。
「あああああ……」
裕子の声に、健次は思わず藤本のほうを見た。藤本の顔が、裕子の双臀の谷間に隠れるようにして、激しく舐め回していた。裕子はステージの絨毯に顔を埋めて声を殺している。健次の分身が跳ね上がった。
その時、ステージが動き始めた。ステージが回っている間、女たちは口で大きく呼吸をしている。
30秒経つか経たないかして、再び止まった。
健次の前には由紀江の豊かな尻があった。裕子は木村の前である。
由紀江の淫裂の熟した花びらは、健次を誘うように、濡れて妖しい光を放っていた。
健次は迷わずに、硬く屹立した分身をその熟した淫裂に宛がい、突き挿れていった。白く艶やかな由紀江の豊臀が蠢く様は、成熟した、ぞっとする様な淫靡な魅力があった。鳴き声も艶のあるいい声だった。
ピストンを開始すると、由紀江の真っ白い豊臀も、健次にリズムを合わせてきた。吸い付くような感触であった。

裕子は健次の右側にいた。木村は裕子の豊臀を抱え込んでピストンをしていた。アイマスクをした裕子の喘ぐ痴態に、健次の分身は更に硬さを増した。
健次の穿つ速度が速くなった。由紀江の声が頂点に達する直前に、ステージが動き出した。
今度は、10秒くらいで停止した。健次の前の尻は裕子だった。左側の藤本の前は由紀江で、右側の木村の前は雅子だ。当然、対面の岡田のところには真由美の尻が向けられていた。
女たちは知らないが、それぞれの夫の前に、その臀部を突き出していたのである。出来過ぎているように思えたが、何となく安堵したような気持ちもあった。
健次は、遠慮なく馴染んだ裕子の豊臀を鷲掴みにして、滲みを見せている淫裂に怒張をぶち込んだ。
裕子が“パパ……”と言った様に健次は聞こえた。安心したような裕子の動きは、堪えていたものを爆発させるように乱れ、健次の分身を呑みこんでいった。
「もっと、もっと、頂戴……、ああああ……」
いつになく裕子は激しく悶え、体を震わせて喘いだ。淫裂の締め付けに、健次の分身も耐え切れず、一挙に爆発した。ステージは動かなかった。これも、最初と最後は夫婦で、という藤本流の計らいだった。

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/17 (木) 15:01
〔迎春の仕度〕
「本日は、雅子さんのバースデーのお祝いということで、もう一つお楽しみがございます」
確かに、雅子の誕生日は2日後だった。
「もうすぐ、お正月と言うことでもありますので、さっぱりとして新年を迎えて頂くために考えました。それでは、雅子さん、こちらへどうぞ」
藤本は、大きなタオルが敷いてあるマットに雅子を誘導した。雅子は、藤本の意図が解ったのか、少し笑みを浮べている。そして、躊躇うことなくマットの上に仰向けになった。
その時はもう、ギャラリーも全員が裸だった。雅子の、今まで木村の男根を受け入れ、まだ妖しく光る淫裂が皆の眼に晒された。陰毛はカットされ、きれいに手入れがされている。そこに蒸しタオルが当てられた。
ここまでくれば、流石に藤本のしたいことを皆、理解していた。いや、たった一人、まだ解っていない女がいた。裕子だ。
シェービングクリームがたっぷりと塗られ、木村の手で、T字の剃刀をあてられて初めて、裕子も、これから藤本がやろうとしていることを理解したのである。
つるつるにされていく雅子を見ながら、裕子の心臓は激しく脈打っていた。火照った体を健次に密着させて、それでも、恐いもの見たさで、健次に隠れるようにして覗いていた。
途中で木村から藤本に剃刀が渡され、藤本によって雅子のつるつるは完成した。もう一度蒸しタオルできれいに拭うと、藤本がそこにキスをした。ディープキスである。雅子の溜め息が聞こえた。
木村が続いて、唇を押し当てて舌を這わせた。
「さあ、お祝いですから」
と藤本が、岡田と健次に促した。岡田に続いて、健次も貝の剥き身のような淫裂に舌を挿れた。
それを見ていた裕子は、自分の淫裂から蜜が湧き出すのを、抑えることができなかった。

「さあ、皆さんも、さっぱりしていただきましょう。次、裕子さん、どうぞ!」
裕子は、その場で卒倒してしまうのではないかと思うほど驚いた。
「ああ、いいえ、あの、あたしは、いいです……」
慌てて、両手で、その意思のないことをアピールしたが、そんなことで叶うわけがない。
雅子にしっかりと体をホールドされていた。
「裕子ちゃん、あなたの可愛いプッシーちゃんを、みんなが見たいんだって、見せてあげなさい……、ね」
雅子の囁きは、催眠術のように裕子の体から力を吸い取っていった。そのまま、雅子にリードされマットの上に仰向けにされた。裕子は両手で、繁みではなく顔を覆った。膝はピッタリと閉じられていた。
「パパにやってもらおうね……」
雅子が、裕子の膝を広げた。裕子は、微かに震えながらも、素直に雅子の手の動きに従った。
蜜を溢れさせた裕子の淫裂が、妖しげな照明の下でキラキラと輝いていた。
裕子は恥丘にしか陰毛が生えていない。雅子によって大きく開脚された淫裂は、たっぷりと蜜を湛えて息づくピンクの花びらは、間違いなく淫靡な成長を遂げていた。男たちは、分身が硬くなっていくのを隠さなかった。

健次が、腹で大きく荒い息をしている裕子の脚の間に、座った。血走った眼で、痛いほど硬くなった男根はそそり立っていた。クリームを塗り剃刀を当てると“いや〜”と言って裕子が顔を横にして、両手で覆うように隠した。
皆の眼が一点に集中していた。健次がスーッと剃刀を引くと、その剃刀の移動した跡がきれいに何もなくなった。裕子は観念したようにじっとしている。
「仕上げは私に」
と藤本に代わった。恥丘にしか生えていない薄い繁みを、必要以上に、藤本は指で弄り回しながら、一本の毛も残さず、つるつるに仕上げていった。真剣な表情であった。
蒸しタオルで残ったクリームを丹念に拭い取ると、そのまま藤本は、溢れる蜜を舌で掬うように舐めた。裕子の体が、ピクンと反応し、悲鳴があがった。
木村と岡田も藤本の後に甘美な蜜にありついた。最後に、健次は、堪えきれずに、いきなり貫こうとしたが、藤本に制止された。
「ここは舐めるだけです」
健次は、射精しそうになるのを懸命に堪え、裕子にむしゃぶりついていった。

結局、男たちは、つるつるの4人の女に全ての精力を注ぎ込んだのだ。
藤本は、特に裕子に執着した。木村は、藤本の気持を解っていたので、今回は、裕子を譲ってやった。
藤本の攻めは執拗だった。裕子は何度も頂点に行き着き、翻弄され続けた。時には木村も加わり二人で裕子を弄んだ。裕子は、木村の男根を咥え、後ろから藤本の男根に貫かれていた。
健次は、乱れる淫蕩な裕子の姿を見ながら、自分の歪んだ欲望を満たすために、裕子に見せ付けるように、雅子を穿ち、由紀江を抱き、真由美とも繋がった。
助けを求めるような、怨みを込めたような裕子の眼が、健次を責めるように見つめる時がある。そのたびに、健次は狂ったように激しいピストンで雅子たちを攻め、裕子は、自分から体を開いて男たちを迎えいれた。それでも最後は、健次の胸に戻っていくのである。
最後には、帰るところがあるが故に、奥底では安心しきっているからこそ、思いっきり淫乱に変る裕子を、木村は愛した。
夫、健次に対する嫉妬を、思いっきり激しくぶつけてくる裕子は、時には木村も、持て余す様なこともあった。
裕子の心の中では“パパ……、見て、こんなに嫌らしいあたしを見て!”と叫んでいるようだ。
ある時は、少女のような顔、ある時は淑女のような顔、そして今の娼婦の顔、その折々に、意識せずに見せてくれる裕子に、木村も藤本も夢中になったのである。

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 ロコモーティヴ 投稿日:2008/04/18 (金) 00:45
最高です。毎回、想像力を掻き立てられて、楽しみにしてます。実写版だと、配役はどうなりますかね?

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 質問です。 投稿日:2008/04/18 (金) 20:06
忠太郎様へ、いつも楽しく?読ませて貰ってますが、19から、「2年前、それから」になってますが、3年前の前の話と理解して良いのでしょうか?

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/18 (金) 20:18
ロコ様お読み頂きありがとうございます。適当な配役は私も決まっておりません。
お好みで決めてみてください。
それから、ご質問ですが、2年前としたのは、3年前から1年経過と思ってください。
ありがとうございます。