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[3682] 3年前、それから18 忠太郎 投稿日:2008/04/09 (水) 11:14
〔復讐〕
典ちゃんは九州へ帰っていきました。九州に帰るまでの間、1週間、わたしはパパを典ちゃんに貸してあげました。成熟した女を作業服に隠して、男たちと一緒に現場に出る。
仕事と割り切ってはいても、好きな人は、ちっとも自分を女として扱ってくれない。そんな彼女の気持を、切ないほど理解できました。
「パパは、いくら典ちゃんが好きでも、典ちゃんのところへは行かないわよ。それでもいいの?」
「それはよく解ってます。それでもいいんです」
女だって、好きな人に抱いてほしい。わたしより夫と過ごす時間が長い日だって、たくさんあったのです。それなのに、ただの自分の助手としてしか見てくれない、というのは可愛そうです。

彼女は、九州へ帰るとき、誰も見送りには来てほしくない。といいました。典ちゃんがわたしに電話をくれたのは、新幹線に乗ってからでした。
「また、来てね。必ず来てね! あんなパパ、いつでも貸してあげるからね……」
「ありがとうございます。ホントに、ありがとうございました……」
電話の向こうで、泣いているのが判りました。

「パパ、典ちゃん、九州へ帰っちゃったわよ」
「え、ホントか。何で急に……」
「もうね、パパみたいな“女たらし”と一緒に仕事するのは、もう嫌なんだって!」
パパの“キンタマ”をギューって握ってあげました。
「イテー、バカ、止めろ、つぶれたらどうすんだ。イテー……」
「いいのよ。こんなもの使えなくなった方が、いいの!」
「ああ、イテー、曲ったかも知れないな……」
「どれ、診てあげるから出してみなさい!」
「いいよ」
「いいから、出しなさい!」
無理やり、ズボンを脱がしたら、すこし元気なパパのシンボルが、ポロンと出てきました。舐めてあげると直ぐに元気になります。
「もう、悪いことしないように全部抜き取ってあげるから、裸になんなさい!」

わたしの繁みの中は、疼きながら蜜を溢れさせていました。パパを仰向けにして跨りました。
「さあ、舐めなさい!」
口元に蜜の溢れるあそこを押付けると、強烈な吸い込みと、舌がすごい奥まで這入ってきて、燃えるように熱くなっていきました。
それから、何を叫び、どうしたのかは、鮮明には記憶にありませんが、わたしの体の中をパパの分身が暴れまわり、何度も天国へといかせてくれました。それでもまた、してほしくなるのです。何度でも。
その時は、夫が憎くてしょうがないのです。雅子さんが言ってた“愛情の裏返し”かもしれません。

「パパ、今日あたし、木村さんにデートに誘われてるの。帰れないかもしれないから、子どもたちの事お願いね」
木村さんからは、これまでにも何度も電話がありましたが、うまく断っていました。今回は、なぜか夫に仕返しをしてやりたくて、木村さんの誘いを受けることにしたのです。
化粧を始めるわたしを、夫はじっと見つめていました。少し溜飲が下がったような気がしました。

[Res: 3682] Re: 3年前、それから18 忠太郎 投稿日:2008/04/09 (水) 11:15
〔恐れ〕
待ち合わせ場所のホテルのロビーで、わたしの顔を見た木村さんは嬉しそうでした。
木村さんの車で、郊外にある日本料理の店に移動しました。
離れの部屋に通されると、男の人が先に座っていて、木村さんから紹介されました。その人は、不動産会社の社長で藤本さんという方でした。木村さんより少し年上のように見えました。
うちと同じで、木村さんの所有する不動産の管理だけでも商売になりそうです。そういえば、夫が事務所を借りる時に契約したのが、藤眞不動産という藤本さんの会社だったことが後で判りました。
どうして今日は、藤本さんが一緒なのかは分かりませんでした。

木村さんに抱かれることは、覚悟はしてましたが、藤本さんがその場に居ることに、なんとなく不安を感じていました。わたしの気持ちを察したのか“雅子も、後で来るから”と木村さんが言いました。
藤本さんは“では、社長、お先に失礼します”と、料理が出てくる前にいなくなりました。
懐石料理が運ばれてきました。考えてみたら、いままでは、木村さんと会うときはいつもパパがいたのですが、パパがいない所で会うのは初めてだったことに気付きました。また少し、不安になりました。
「雅子さん、遅いですね……」
「ああ、雅子は別な場所に居るから、食事が終ったら合流することになっているんだ」

わたしが、自分の意思で、木村さんに抱かれるために、一人で来たのだということを、漸く、自分で気がついたことに、自分で驚きました。
なぜ、こんなことになってしまったのか。頭の中が整理できませんでした。
ただ、夫への仕返しの気持だけなのか。それを理由に、木村さんとセックスしたいのか。そんな思いが錯綜していました。
「パパが居ないと、元気がないね。どうしたの……」
いつものからかうような調子で、木村さんが言いました。
「あ、ごめんなさい。そんなことないです。ちょっと考え事をしてたので、ごめんなさい」
わたしは、意識していつものように振舞うよう、努めました。

食事が終り、木村さんが立ち上がりました。
「さあ、雅子のところへ行こうか」
わたしは、何も考えずに木村さんの車の助手席に乗り込みました。
更に寂しい場所へと移動しているようでした。こんもりとした大きな木が生えている所に、重々しい鉄の門扉があり、木村さんの車がその前に停まると扉が左右に開きました。
そのまま、その邸の玄関まで、すごく長い距離を走っているような気がしました。ヨーロッパのお金持ちが住むような邸宅が見えました。駐車場には、4台の高級外車ばかりが停まっていました。
車から降りると潮風を感じました。きれいに手入れをされている広い庭園が、照明で浮かび上がっていてきれいでした。
木村さんにエスコートされて中に入ると、広いリビングに豪華なソファーが幾つも置いてありました。誰もいません。
「ここは、木村さんの邸なんですか?」
「いや、さっきの藤本さんの別邸です」
「どなたもいらっしゃらないんですか?」
「みんな奥に居ますよ。いってみましょうか……」

広い廊下を歩いていくと、時代劇に出てくる蔵のような白い壁と重そうな扉が見えてきました。
木村さんが扉の脇の暗証番号をプッシュすると静かにその扉が、壁に吸い込まれるように開きました。中は、薄暗く妖しい雰囲気の部屋でした。かすかに、声がしました。
木村さんは、3畳位の小部屋にわたしの手を引いて入りました。壁に小窓のようなものがあり、言われるままにそこから覗くと、しばらくの間、息をすることも、眼を閉じることも口を閉じることも忘れていました。
7,8人の男女が絡み合っていたのです。こんな形で、セックスしているところを見たことは、もちろんありませんでした。
「よーく、見て御覧。雅子も居るから」
背後に木村さんが居たことさえ気がつきませんでした。木村さんは後ろから優しく抱きしめてきました。
「ほら、あそこに居るのが雅子だよ。雅子の後ろから挿れているのが、さっきの藤本さんだよ」
耳元で囁く木村さんの声は、悪魔の囁きのようでした。木村さんの手が洋服の上から乳房を掴みました。“早くセックスをして、早く帰してほしい”と思いました。
わたしの体は硬直していました。背中のファスナーが下ろされ、背中から開放感が、熱い体を癒すように拡がりました。足元にワンピースが纏わり、締め付けていた胸元が自由になり、乳房が弾みました。
最後の小さな布も簡単に脱がされ、木村さんの指がお尻の割れ目を辿り、前の蜜の湧き出す花びらを弄ってきます。
“このまま、ここで木村さんに挿れてほしい! そして、早くパパのところへ帰りたい”と願いました。でも、その願は聞いてもらえませんでした。

木村さんは、全裸のわたしを抱えると部屋の中に入っていったのです。恐さを感じました。木村さんに抱かれていることが安らぎでした。木村さんはわたしをうつ伏せにして、後ろから激しく突いてきました。シーツに顔を埋めて声を殺しました。周りの人に、わたしの声が聞こえると、恐ろしいことが起きるような気がしたのです。
懸命に喘ぐ声を抑えていたのですが、だんだんと思考能力が薄れていきました。木村さんがわたしの中でフィニッシュしたのははっきり覚えています。
その後、木村さんは、わたしを仰向けにすると、大きく脚をひろげさせたのです。今、木村さんのシンボルがフィニッシュしたばかりの濡れた花びらが、他の人のほうに向いて、大きく脚をひらいているのです。そこが燃えるように熱くなるのを感じました。恥ずかしいという意識はあったのですが、体はその意思に反するように、淫乱な血が熱く燃えるのです。木村さんの膝の上に頭を乗せ、木村さんの手がわたしの膝を抱えて、大きく脚をひろげているのです。
藤本さんがこちらに来ます。でもわたしの脚は閉じることはなく、あそこからは蜜を溢れさせています。真っ黒い巨大なものが、わたしの中に這入ってきました。体を頭の先まで貫かれたような衝撃が走りました。仰け反る体を木村さんが支えて、乳房を激しく揉みながら唇を重ねてきました。
呻きのような声を木村さんが吸い取ってくれています。それから先の記憶は、朦朧としています。
たくさんの手が、わたしの体を這い回り、次々と知らない男たちに弄ばれながら、体を開き、何度も貫かれる悦びに悶え、喘ぎながら蕩けていったのです。
気がついたときは、雅子さんに抱かれていたのです。あそこに、男たちに貫かれた、痺れたような疼きがまざまざと残っていました。

[Res: 3682] Re: 3年前、それから18 しゅう 投稿日:2008/04/10 (木) 14:04
忠太郎さん、はじめまして。力作の続き楽しみにしています。