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[2660] サクラチル−4章−1 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:26
4章:落花狼藉
意味:花が散り乱れているようす。そこから転じて物が入り乱れて散らかっているさまをいう。

■4−1

桜子と百合華が川端の家に暮らし始めて半年が過ぎた。この頃になると母子の間でも本当の家族の一人である誠の話題は一切なかった。
春を迎え、百合華が四年生に進級するとすぐに桜子は33歳の誕生日を迎えた。
百合華は進級祝いに川端からダイヤをあしらった耳ピアスと臍ピアスをプレゼントされ、母親と同じようにピアスをつけていることに喜んでいた。
桜子への誕生日プレゼントは桜子からのおねだりで、左胸にバラ、下腹部に蝶、背中に天使のような羽の鮮やかな色のタトゥを入れた。
「ママ、とっても綺麗・・・あたしもして欲しいな・・・」
「じゃあ、6月のお誕生日の時にしてもらいましょうか?ね、淳也いいでしょ?」
「ああ、楽しみにしてなさい。デザインはどんなのがいいか考えておきなさい。」
「ほんと?嬉しいな!えっとね、それと耳とお臍にもっとピアスをつけたいの。」
「ああ、買ってやろうな。でも、勉強もちゃんとやるんだぞ?」
「わーい!!うれしいな!!百合華ちゃんと勉強もするね!」
「いい子だ。」

この頃になると桜子は帰宅すると酒浸り、タバコは一日4箱吸うようになり、姿はますます派手になっていった。百合華の方は、身長も伸び、化粧をして綺麗な黒髪は金髪になり、着ている服も大人っぽい服を着ているため、ぱっと見小学生には見えなくなっていた。そして大人っぽい容姿を利用してか、外でも平気で吸うようになり、桜子と同じくらいの量のタバコを吸うようになった。さらに川端から勧められて普段から酒も飲むようになった。夜は遊びに出歩き、外泊も増え、1週間帰宅しないこともあった。

「百合華ちゃん、最近ますます綺麗になったな。さすが桜子の娘だ。しかし、今日も帰ってこないが、彼氏でもできたか?」
「そうかもね。家にいるときもしょっちゅうメールとか電話してるしね。」
まるで他人事のように言いながら桜子は川端にキスをして自分に挿入されているバイブを抜いた。抜くと同時にスリットから川端の精液が大量にゴボゴボと流れ出してきた。
桜子がバイブを抜くとセックスをしたいという合図だった。
今では桜子のラビアはビラビラと伸び、クリトリスは大きく肥大し、全体的に黒ずんでしまっていた。桜子の局部は愛液や精液で常に濡れているため淫靡な匂いがいつも漂っていたのだった。

「ね、淳也ぁ、知ってる?あたし最近ピル飲まなくなったの・・・ねぇ、あたし淳也の赤ちゃん欲しいわ。」
「そうか、自分からそう思うようになったか。よしよし、孕ませてやるぞ。藤島君は帰ってきたらきっと驚くぞ。」
「ふふふ、誠が帰ってきたらビックリするわね。でも、二人の愛の結晶・・・早く欲しいわ・・・あんっ」
川端は乳首とラビアピアスを繋いでいるチェーンを左右から引っ張りながら後ろから挿入した。桜子のアナルにはバイブが入ったままで振動しているため挿入すると膣内で振動が伝わってくる。
「ああん、中で震えてこすれてるぅぅぅ。んぁああん・・・すぐに飛んでいっちゃいそうよ・・・きゃぁ・・・奥に当たってるのっぉ・・・ズンズンしてるの!」
後背位から騎上位に変わり、川端が下から突き上げるリズムに合わせ桜子は腰をグラインドさせる。その姿は背中の天使の羽のタトゥが本当に羽ばたいているように躍動していた。
川端は下から胸の形が変わるほど揉みしだき、乳首が引きちぎれそうなほどピアスを引っ張っていた。
「きゃぁぁん、もっとよ、もっとひっぱってぇぇ!!!奥に欲しいのぉぉ!あたしのおまんこのピアスももっとひっぱってよおおお。っくうううん、キモチイイよぉぉ!!はぁぁぁん」
「桜子、孕め!孕め!ほら、イクぞ!!旦那の子ではない俺の子を孕め!!!」
「誠の赤ちゃんなんていらないのおお!!誠のなんて汚くってイヤぁぁあ!淳也ぁ!!あたしを孕ませてぇぇ!あなたの赤ちゃん欲しいのぉ。奥に注ぎ込んで!!!」
「イクッっぞっぉおおお!」
「あ、あ、あ、あたしもっ!!!あああああんきゃあああっふううう。流れ込んでくる流れ込んでくるぅぅぅ妊娠させてぇぇぇ!せーしおいしいよおおおドクドクしてるぅうう!!!おまんこきもちいいよおお」

それからしばらくすると桜子は妊娠していることが判明した。
ちょうど百合華の誕生日が近かったので、百合華のタトゥと一緒に妊娠記念として桜子も新しいタトゥを肩と太ももに彫ることになった。
百合華のタトゥは左胸と肩にはアゲハチョウ、下腹部にはハートを彫った。桜子の肩にはハート、太ももにはバラを彫った。


次の月曜日、桜子は仕事を休んで産婦人科へ行った。
担当医は桜子と同じくらいか少し上の男性の医者だった。検査のため局部を見せると、毛もなくピアスだらけの局部、下腹部のタトゥを見て驚いた。さらに、触診をしていると、中から精液があふれ出してきた。そう、病院へ行くまで川端とセックスをしていたのだ。
「あの、藤島さん、個人の趣味のことなので誠に申し上げにくいのですが、その・・・小陰唇へのピアスは取っていただけないでしょうか?検査に支障が出る可能性がありますので・・・それと、安定期に入るまで性交はなるべく控えてください。」
「ええ、ごめんなさいね・・ちょっと待っててください。あんっ」
そう言って桜子はその場でピアスを外し始め、溢れている精液をすくって舐めた。
その光景を見ていた医者は目を白黒させていた。
「そ、それと、既にお子さんがいらっしゃるのでわかると思いますが、妊娠中は酒とタバコは一切やめてください。胎児に影響がありますので。」
「そんなのわかってるわよ・・・あ、そうそうセンセ?おへそと、乳首のピアスはそのままでもいいですよねぇ?」
桜子は服を胸までまくり上げ医者に他のピアスとタトゥの体を見せた。
「えっ!?あ、あの!み、見せなくてもいいですから!戻してください!!ち、乳首はこれから肥大していきますので、これも外しておいてください!あ、あと臍のは、えっとそのー、そのままでいいですので!」
「きゃははっ!かーわいい、照れちゃって。で?順調なんですか?」
「え、ええ順調です。旦那様にもよく伝えておいてくださいね。」
「わかりました。そうそう、センセ?その大きくなったモノ、あとでそこのカワイイ看護婦さんに処理してもらったら?」
「なっ!?」
そう言われると医者は顔を真っ赤にして絶句していた。
病院から出ると医者の忠告もむなしく、すぐにタバコに火をつけ車を走らせ帰宅した。


一方ニューヨークにいる誠は・・・
桜子の妊娠より2ヶ月ほど前にニューヨーク支社が公式にオープンし、取引や契約に追われていた。


私はニューヨーク支社の土台を確固たるモノにするため、寝る間を惜しんで仕事をしていました。その激務の中で時間を見つけては専務の事を事細かに調べていました。その調査の中でまだ確証は得られませんが、専務の不正らしき証拠が少しずつ集まり始めていました。
そして、私の帰国まであと2ヶ月に差し掛かろうという頃、日本本社より正式スタッフが10人やってきました。
私はしばらく帰国後も日本とニューヨークを往復してマネージャーを続けることになりましたが、その他のスタッフ5人は引き継ぎ業務を進めることとなりました。
引き継ぎも落ち着いてきた頃、新しく来たスタッフと親睦パーティーをすることになりました。
「藤島さん、おめでとうございます。ニューヨーク支社のオープンはひとまず大成功ですね!」
「うーん、まだまだだよ。売り上げ目標にギリギリ到達した感じだからね・・・僕はもうすぐ帰国しなくてはならないが日本に戻ってもこっちのことはそのまま見ることになっているから引き続きがんばろう。」
「はい、がんばります!あ、すいません、タバコ吸ってもいいですか?」
「ああ、いいよ。君たちには期待してるよ。がんばってな。」
「ありがとうございます。あ、マネージャーも吸いますか?」
「ああ、僕は吸わないんだ。でも気にしないでくれな。」
「え?そうなんですか?奥さんは吸うからてっきりマネージャーも吸うのかと思いました。」
「え?桜子が吸う??おかしいな?人違いじゃないのか?僕の妻はタバコ嫌いで吸うはずないんだが・・・」
「え?そうですか?マネージャーの奥さんって専務の秘書やってますよねぇ?最近結構派手ですけど、確かにあの人はマネージャーの奥さんでしたよ。私が出勤するときよく見かけるんですけど、奥さんは必ずスパスパ歩きタバコしてるし、昼食の時も喫煙席で食事後に2〜3本吸ってるから、かなりのヘビースモーカーだなーと思ってたんですけど・・・」
「なんだって?いつからなんだ?」
「うーん・・・そういえば、最初は気付かなかったですけど、そうだなあ、半年くらい前かな?それくらいのときに、奥さんが吸っているのに気が付いたんですよ。あれ?知らなかったんですか?」
「え、い、いや・・・そ、そんなことはないんだが・・・ははは、そうだ、禁煙してたハズなんだけどなあ。そうかーまた吸い始めちゃったのかーしょうがないなーはははは・・・・」
「ああ、奥さん禁煙してたんですか。あはは、まいったなーバラしちゃまずかったか。きっと奥さんマネージャーが日本にいないから吸い始めちゃったんですね。」
「あ、ああきっとそうだな・・・」
川端だ!!きっと川端が吸わせたに違いない!!なんてことだ、私の妻はそこまで変わってしまったのか・・・
何としても川端の不正を暴いてやる!!
私はそう決意しました。
それから2ヶ月後、無事に引き継ぎも終わり、オープニングスタッフと共に一旦帰国しました。
前もって帰国する日時は伝えてあったはずですが、他のスタッフが家族やら恋人が出迎えていましたが、私の家族は迎えには来ていませんでした。
帰国を連絡したときには専務の自宅から私たちの家に帰ると言っていましたので、私の家に一人で帰宅しました。

帰宅するとすごいタバコの匂いが染みついており、思わず咽せてしまいました。
「ただいま!今帰ったよ!桜子!百合華?」
返事がありません。
靴を脱いでリビングに行くと桜子はタバコを吸っていました。
「ああ、帰ってきたの。そう言えば今日だったわね。忘れてたわ。」
「帰ってきたのじゃないだろう。どうしたんだ桜子、タバコなんて吸って。」
「ええ、いいじゃない。あたし今まで間違ってたの。知らないくせにタバコを毛嫌いしてて。吸ってみると美味しいのよ。あなたも吸ってみる?」
そう言って私の顔にタバコの煙を吹きかけました。
咳き込みながら思わず桜子のタバコを奪い取り、吸い殻で山盛りになった灰皿に押しつけ火を消しました。
「おかしいぞ!桜子、いったいどうしたんだ?灰皿だってこんな山盛りになって。いったい何日捨ててないんだ。」
「なによ!人がせっかく吸っているのに、消さないでよね!もったいないなー。ちゃんと灰皿は毎日捨ててます!」
「じゃ、じゃあ一日でこんなに吸ったのか?」
「私一人の吸い殻じゃないわよ。」
「じゃ、じゃあ専務のだな。くそっ!うちに上がり込むなんて!」
「淳也はうちに上がったことはないわよ。もう一人分の吸い殻は百合華のよ。」
「な、な、なんだって!!!!???ゆ、百合華の??冗談だろう?だ、だって百合華はまだ小学四年生じゃないか!!」
「もーいいじゃない、何年生だろうが。あたしはタバコのすばらしさを百合華に教えてあげただけよ。」
「お、おかしい!せ、専務だ!専務が!川端が無理矢理桜子に吸わせたんだろう!」
「誠!淳也のことそんなふうに言わないで!!違うわよ!あたしが自分から吸い出したの!」
「なんだって!!!???」
すると、2階から誰かが降りてきました。百合華です。
「うるさいー!どうしたの?あ、パパ!久しぶり、おみやげある?」
何と百合華はタバコを吸いながら階段を降りてきました。その百合華の姿を見てまた驚きました。しばらく見ない間に背は高くなり、髪の長さはストレートで変わらないのですが金髪になっていて、耳にはいくつもピアスをして鼻と唇にもピアスが光っていました。そして大人っぽいキャミソールから出ている肩には蝶々の絵が描かれていました。
「ゆ、百合華!どうしたんだ!その格好は!」
「えへへーいいでしょ。カワイイ?」
「か、かわいいじゃない!まさか、百合華も自分から?」
「うん!あたしもママみたいに綺麗になりたいからさ。ねーパパぁおみやげないのぉ?」
そして私は百合華のそばに行き、ハンカチで百合華の肩の絵をゴシゴシと拭きました。
「きゃはは。パパくすぐったいよ。なにやってんの?落ちるわけないじゃん。これタトゥなんだから。」
「タ、タトゥだって??」
私の娘が、こんな姿になるなんて・・・ガックリと肩を落とした視線の先にはキャミソールの胸元から覗く蝶々のタトゥが見えました。
「こ、こんなところにも!」
そう言って胸のタトゥを触ろうとしました。
「やだもー、パパのエッチ!そんなところ触らないでよ。」
「え、エッチって・・・この前まで一緒にお風呂に入ってたじゃないか。それに、そんなところにも入れ墨を入れて・・・」
「入れ墨じゃなくってタトゥだよ。他にもほら、ここに入れてるよ。」
そう言って百合華はミニスカートをめくり、キャミソールをずらし、股間に近い太もものタトゥと臍のタトゥを見せた。
「そんなところににも!!」
「ふふふ、このピアスもカワイイでしょ。お気に入りなんだ。あ、パパ興奮しちゃった?キャハハッカワイイ!パパ勃起してるよ〜ふふふっそんなパパにもうサービス、乳首にもピアスしてるし、お尻にもタトゥしてるんだよ。ほら」
今度はブラをずらし、乳首を見せ、ショーツを下げお尻のところを私に見せつけてきました。
「あ、パパのおちんちんビクってなってる!!かーわいい。」
そう言いながらまたタバコを吸って私の顔に煙を吹きかけ、私のズボンの上から股間をなで上げました。私は娘の姿を見て恥ずかしながら勃起してしまっていたのです。
「百合華!そ、そんな格好はやめなさい!それにタバコなんて吸うな!子供がそんなもの吸っちゃダメだ!桜子!君がいながらなんで、百合華まで!」
「パパぁ、あたしもう子供じゃないよ?そんなとこ膨らませて言っても説得力ないよ。それにね、彼氏だってちゃーんといるんだから。ほら、かっこいいでしょ?」
百合華は携帯電話を開き、待ち受け画面を私に見せました。その待ち受け画面は軽薄そうな大学生くらいの金髪の色黒男が百合華の胸を揉みながらがキスをしている姿でした。
「さ、桜子!百合華はまだ小学生だぞ!!こ、こんなこと許していいのか!!!」
「もー誠はうるさいわねーーいいじゃない。彼氏の一人や二人。」
「ねーママいいじゃんねー?あ、もう一人の彼氏も見る?元彼の写真もまだあったと思うけど・・・見る?」
そう言って再び携帯をいじり始めて私に写真を見せました。
「この彼氏がね〜すっごくおちんちん大きくてねーあたし最初おまんこ壊れちゃうかと思ったの。でも今は慣れちゃったけどね〜〜慣れたらすっごい気持ちよくって。ああん、思い出しちゃった。あ、そうそう笑っちゃうのがこっちの男、格好いいんだけどさーおちんちん小さくてセックスも下手くそだから一回したら別れちゃった。」
そんなことを言いながら裸で抱き合っている写真やらキスをしている写真を見せました。5、6人ほど見せられると思わず私は涙が流れてしまいました。
「あ、パパ泣いてるぅーどうしたの?」
「な、なんでもない・・・も、もういいから・・・見せなくていいから!!」
「あ、そう?みんなかっこいいんだけどなあ。あ、そうそう、ママ〜?これから出かけていい?」
「また彼氏の所?いいけど、いつ帰ってくるの?」
「んー彼氏って言うか、今あたしが彼氏にしたいなって思っている男の所。この前一回セックスしたら、かなり気持ちよかったから彼氏にしたいなーと思ってさ。早ければ2〜3日で帰ってくると思うけど、長かったら1週間くらいかな?」
「わかったわ。百合華はもう生理あるんだからちゃんと避妊しなさいね?学校にはちゃんと行くのよ?勉強道具持った?」
「ちゃんとゴム持って行くからだいじょーぶよ。学校にももちろん行くわよ。あたし勉強好きだもん。休んだことないのママ知ってるでしょ?あ、そうだ明後日算数のテストがあったんだった。テスト勉強もしなきゃ。」
「いつも百合華はちゃんと勉強しててがんばっているわね。誠?百合華ねどんなテストもほとんど100点なのよ。すごいでしょ。誠?」
私は呆然としたまま自室にこもり、鍵をかけ泣いてしまいました。
家族が、家族がバラバラになってしまった。いや、私だけが孤立しているのか・・・私の家族は違う人種になってしまったようでした。
着替えもせずにずっと自室に引きこもっていましたが、桜子は全く呼びに来ませんでした。物音がしないのでリビングに行ってみると、日が暮れているのに真っ暗なままで桜子は何処にもいませんでした。
ダイニングに行くと、テーブルの上に置き手紙とカップラーメンが一個だけ置いてありました。
手紙には、「淳也の所に行ってきます。」とだけ書いてありました。
その日は食欲もなく、シャワーを浴びて寝てしまいました。