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[2656] サクラチル−2章−2 藤島誠◆FIRAuA 投稿日:2007/12/03 (月) 01:19
■2−2

そして二人はニューヨークへ飛び立った・・・・
ニューヨークに到着するとすぐに川端は取引先の会社に赴き、会議を始めた。
川端は得意の英語を駆使して、相手にプレゼンを行っていた。英語の得意でない桜子はその姿を見て、ただただ関心すると同時に尊敬の念が強くなっていた。
川端は精力的に現地施設の視察や会議や資料作成などをこなし、桜子もそれに付いていった。
そして毎晩桜子を激しく抱いていた。桜子は川端の底なしのバイタリティに尊敬から憧れそして愛情に変わっていくのを感じていた。

ある晩、川端は桜子を抱いた後、生まれた姿のまま二人でホテルの部屋から見える夜景を見ながらウィスキーを飲んでいた。桜子は毎晩のように川端と一緒に飲んでいたため、今ではすっかり酒が強くなり、川端と同じくらいの量を飲むようになっていた。
「淳也・・・夜景がきれいね・・・」
「ああ、でも桜子には負けるよ。」
「まあ、上手ね。そんなこと言っても何も出ませんよ。」
川端が軽いキス
「ここには世界が集まる。東京もここには及ばない。。。桜子、俺はここで成功してみせる。」
そう言って川端はタバコを深く吸った。
「淳也がそう言うと大げさに聞こえないから不思議ね・・・」
酒のせいであろうか、桜子は自分で川端に対してこんなことを言うなんて信じられなかった。
桜子は川端のタバコ姿を見つめていた。それに気が付いた川端は桜子に聞いた。
「ん?なんだ?俺の顔に何か付いているか?」
「ううん、淳也って本当に美味しそうにタバコを吸うのね・・・。」
「ああ、集中しているとき、仕事がうまくいったとき、うまい飯を食ったとき吸うと格別だ。しかし、一番うまいタバコは桜子を抱いているときに吸うタバコだ。どうだ?桜子も吸ってみるか?」
「ええっ、あたし吸ったことないしムリよ・・・」
「俺のタバコの煙をいつも吸っているんだったら平気だろう。一本試しに吸ってみろ。ムリだったらもう吸わなくてイイし、俺もおまえを抱くときにタバコはやめる。」
「じゃ、じゃあ吸ってみようかな。。。」
そう言って桜子はタバコに火をつけ煙を深く吸い込んだ。
「ふぅーー。なんだか頭がクラクラするわ・・・でも美味しいわね。病み付きになっちゃうかも。ふふふ、これであたしも淳也と一緒ね。」
「タバコはうまいだろう。ほれ、一箱やろう。」
「ありがとう。誠君が知ったら驚くかな??」
「どうかな?愛想尽かされるかもしれないぞ。」
「いやだ、誠君はそんなに心狭くありませんよーだ。でも、いきなり見せるのはやっぱり驚くだろうから誠君の前で吸うのはやめておくわ。ふーーっ・あら、もう一本なくなっちゃった。もう一本吸っちゃおっと。」
「おいおい、今日生まれて初めて吸ったのにもう慣れたのか?さすが桜子は適応が早いな。火をつける姿ももう一人前じゃないか」
「ふーーっ・・・おいしっ。そう?淳也の吸っているところをずっと見ていたからよ。」
「はははっ。そうだ、桜子、明日から二日間は久しぶりの休日だ。良いところに連れて行ってやる。」
「え?どこどこ?何処に連れて行ってくれるの?」
「それは朝になってからのお楽しみだ。じゃあ、もう一回するか。」
そう言って二人は手にタバコを持ったままニューヨークの夜景を前にしてキスを始めた。


朝になり、川端が起きると既に桜子はセクシーな服に着替えてタバコを吸っていたいた。ニューヨークに来てから桜子のワードローブは二倍に増えていた。どれもこれも扇情的な色っぽい服ばかりだった。しかし、ショーツは一枚も増えていない。桜子は川端にショーツを穿くことを禁じられていたからだ。

「あら、淳也おはよう。うふふ、昨日も激しかったわね。シャワー浴びたら?」
「ああ、そうさせてもらう。朝起きてからのタバコもイイもんだろう?」
「ええ、なんだかスッキリする感じ。」
桜子はベッドから体を起こした川端の隣に座りキスをした。
「すぐにシャワーを浴びて着替えるから、出る準備しとけよ。」
「ええ、わかったわ。なんだか楽しみ。」

朝食を済ませホテルを出ると、川端はタクシーを拾い、ある場所に向かっていった。
着いた先、それは病院だった・・・
桜子は不安になり、川端に尋ねた。
「こ、ここで何をするの?」
「今のおまえには似合わないその小さな胸を大きくしてやる。」
「えっ、そんな、あたしこのままでいい。それに怖いわ。」
「なに、手術は1時間ほどで終わる。痛みもあまりない。それに前に胸の小ささで悩んでいると言っていたじゃないか。」
「それはそうだけど。。。」
「じゃあ、決まりだな。ほら、予約時間はもうすぐなんだ。金も既に払っているから覚悟を決めろ。」
「もーーー、いつも強引なんだからぁぁ。」
そうして受付を済ますと、すぐに着替えて診察して手術室に連れて行かれた。
手術室に入ると桜子は全身麻酔をされた。通常、豊胸手術は部分麻酔にのみなのだが、川端はあえて全身麻酔をするように依頼していた。理由は麻酔から覚めた後、桜子自身すぐに知ることとなる。


手術後3時間ほどして桜子は病院のベッドで目が覚めた。
ベッドから起き上がり自分の胸元を見るとすぐに変化がわかった。Aカップしかなかった胸がDカップほどに大きくなっているのだ。少し痛みがあるが何とか我慢できる程度だった。
桜子は思わず自分で胸を触ってみた。
「大きいわね・・・あたしの胸じゃないみたい・・・あれっ?」
胸をまさぐっていて違和感を感じた。おそるおそる胸をめくってみると、乳首に金属状の棒が貫通していた。そう、ピアスである。豊胸手術と一緒に乳首にピアスも通されてしまったのだ。そして、さらに別の場所にも違和感を感じた。へそにもピアスがされていたのである。すぐに服を脱いで病室にある姿見に自分の姿を映してみた。手術痕は少し痛々しいが、今までの自分とは見違えるほど色っぽい姿をしていた。今まではよく言えばスレンダーだが、はっきり言って幼児体型といって良いほどだった。それが、年相応の魅力的な女性に見え、さらにピアスが隠微な雰囲気を醸し出していた。
以前の桜子なら毛嫌いしたような姿だったが、今では自分の姿を見てうっとりしていた。
鏡でポーズを変えながら見ている時、川端は病室に入ってきた。
「おおっすばらしい・・・桜子、ますますきれいになったな・・・見とれてしまうよ。それに、おまえもその姿が気に入ったようだな。」
「あっ、淳也!すごいわね!ビックリしちゃった。正直かなり不安だったけどすごく気に入ったわ。ありがとう!淳也、大好きよ!」
「気に入ってくれて嬉しいよ。それに、桜子、始めて俺のこと"好き"と言ってくれたな。俺にとってそっちの方が嬉しいぞ。」
「あっ・・・は、初めてだったかしら・・・あたしどうかしてるわね・・・なんか恥ずかしいわ・・・」
桜子は思わず発した"好き"という言葉に驚いていた。無意識に素直な気持ちで出た言葉だけにその重みは桜子自身が十分理解していた・・・

桜子自身、自分の心の天秤が大きく揺らいでいるのを感じていた・・・

豊胸手術をしてから1週間ほどは胸への刺激は控えなくてはならなかったため、あまり激しいことはできないが、毎日欠かさずセックスはしていた。
今までは全て川端から桜子を抱いており、桜子は川端の言いなりで全て受け身の状態であったが、あの手術以降、文字通り人が変わったように桜子の方から川端を誘うようになっていた。
桜子は常に発情しているような状態になり、二人で街を歩いているときも周りに人がいなそうな場所を探しては川端を誘っていた。
「ねえ、淳也、あたししたくなっちゃった・・・ねぇ・・・しよっ?」
川端は桜子の言葉を聞いて周囲を見回し、人のいなそうなトイレに桜子を連れ込んだ。
トイレの個室に入るや否や桜子は川端の股間をまさぐり、ズボンを脱がしてペニスを口に含み大きくさせた。
「はぁ、いつ見ても大きい・・・たくましいわ・・・これが大好きなの・・・」
「おいおい、桜子が好きなのはペニスだけか?」
「ふふふっ、もちろんあなたも好きよ。ちゅっ」
「ほらぁ、みてぇ、あたしのおまんこ、こんなになってるのぉ」
そう言ってスカートをまくり上げ尻を突き出して両手でスリットを広げて誘った。
そこはもうしたたるほど濡れて光っていた。
「桜子は淫乱だな・・・もうこんなになってるじゃないか。」
川端はスリットを指で広げ、クリトリスを触った。
「いやぁん、こんな体にしたのは淳也よ・・・責任をとってね・・・ああんっもういいから早く入れてぇぇ」
「はははっ、今入れてやるぞ、んっ」
ずずずっ
「はぁぁんきっもちいいいい・・・はぁぁぁ・・・ねぇキスしてぇ。」
桜子は後ろから入れられながら顔を川端の方に向けキスをねだった。
激しいキスをしながら川端はペニスを突いていった。そのため、大きくなった桜子の乳房は激しく揺れていた。
「ああん、乳首がこすれていいのぉぉぉ。」
「桜子、すごい締め付けだ。。。おまえの旦那とどっちが良い!」
「あんっあんっあんっ・・・淳也のよぉぉ淳也が一番なの!!きゃふっ大きくて気持ちいいのぉぉ。もっと突いて、突いて激しく突いてぇぇぇ!!」
「こうかっほらっ気持ちいいか!ほれっ・・・っくそろそろイキそうだ!」
「中よ!中に出してぇ淳也のがほしいのよおおお。子宮に精液飲ませてええ。イクっイクっイクぅぅぅぅ」」
「ああ、中に出すぞっ!桜子のお望みの精液だっ・・・うっ」
ビュッビューーードクッドクッ
「あああ・・・入ってくる・・・淳也のあったかい、、、あたし幸せよ・・・あんっまたイクっあたしビクビクしてる・・・淳也、愛してるわ・・・」
「俺も愛してる。桜子、もう離さないぞ。」
「あん、淳也のが垂れてくる・・・ちょっと待っててね」
桜子は垂れてくる川端の精液をすくい取って口に含んだ。
「垂れないようにしなくちゃ・・・」
そう言って桜子はバッグの中から大きなディルドーを取りだし、自分自身に挿入して栓代わりにした。桜子は外ですることが多くなったので、精液が垂れないようにと行為の後はディルドーを挿入するようになったのだ。
その結果、抜け落ちないようにと常に股間に力を入れているようになったので、桜子の膣内はすばらしい名器に育っていた。
「いかん、次の会議が始まるぞ。桜子君、準備は良いか?」
「はい、専務。次の会議はあと30分で始まります。資料等の準備は問題ありません。」
川端が桜子のことを"桜子君"と呼ぶと男と女の関係はそこで終わり、本来の上司と部下の関係に戻る。

桜子はニューヨークの生活により、今までほとんどできなかった英会話もかなり上達し、コミュニケーションするには支障がなくなるほどになった。
川端のサポートも期待以上の動きをして見せ、特に会話をしなくても的確な対応をすることが出来るようになっていた。その姿はまるで何十年も寄り添った夫婦のような手際の良さだった。
川端は、現地スタッフには秘書 兼 妻であると説明しており、仕事ぶりと容姿の美しさから現地スタッフからも高い評価を受けていた。

桜子はタバコを吸う量も増えていき、帰国が迫る時期には、一日に3箱程も吸うようなヘビースモーカーになっていた。
そして、タバコの量が増えるに従い、自分の夫である誠のことを考えなくなっていった。

帰国直前、川端から桜子にある事実が知らされる。
「桜子、俺はあと2週間ほどこっちにいなくてはならなくなった。しかし、来週早々には会社でここでの成果を報告しなければならん。悪いが、先に帰国して俺の代わりに報告してくれないか。既に報告資料は会社のサーバーに送ってある。君なら俺の代わりを十分にできるだろう。」
「そんな!あたし淳也と離れたくない!」
「わかってくれ。役員への報告が終わったら俺が日本に戻るまで休暇をやる。この2週間君の家族と十分に楽しんでくれ。その代わり帰ってきたら今まで以上に君と過ごすことを約束する。」
川端から"家族"という言葉を聞いて、桜子は我に返る。
「誠君、百合華・・・うん、わかったわ・・・先に日本で待ってる。報告なら任せて!淳也の成果を説明して役員連中を納得させるわよ。」
「桜子、頼もしくなったな・・・よろしく頼むよ」
「淳也、愛しているわ」
「俺もだ、桜子・・・」
そして翌日、川端は桜子を空港に送って行った。
桜子はセクシーな姿ではなく、今までのような少しゆったり目のフレアースカートのワンピースを着て化粧もナチュラルメイクにしていた。
その顔は既に妻、母に戻っていた。
久しぶりの日本、空港では家族が待っている。そう考えると嬉しい気持ちがあったが、川端と離れる不安も大きかった。
桜子は、機内で誠や百合華への思いを馳せていた。
(誠君、ちゃんと生活しているかしら・・・百合華はパパと仲良くできているかしら・・・この胸見たら誠君驚くかなあ・・・あ、ピアスは外しておかないと・・・タバコは家では吸えないわねえ・・・我慢できるかしら・・・ああ、淳也・・・・寂しいよぉ・・・ぐすっ)
桜子がいくら家族のことを考えていても最後には川端の事を考えてしまっていることに気が付いていなかった。それほどまで桜子の心は川端に対する割合が大きくなっていたのだった。

飛行機が空港に到着し、到着手続きを済ませ到着口から出るとそこには誠と百合華が待っていた。
「ママーっ!!」
一足飛びに駆け寄ってきたのは娘の百合華だった。よほど寂しかったのだろう、久しぶりの対面で百合華は桜子に抱きついていた。
「百合華、会いたかったわ!元気だった?パパと喧嘩してない?」
「うん、病気もしてないし元気だよ。パパとも仲良しだったし。パパが遊園地と動物園に連れて行ってくれたんだよ。」
「あら良かったわねえ。ほら、パパはちゃんと約束守ってくれるでしょ?」
「うん、でも、ママがいなかったから寂しかったよー」
そうして、百合華は桜子を強く抱きしめた。すると、百合華は自分の母親に抱きついて、違和感があることに気が付いた。
「あれぇ?ママ、おっぱいおおきくなった?」
「え、ええ、そうね、アメリカで流行っているおっぱいが大きくなる体操をしたらこんなに大きくなっちゃったの。いいでしょ。」
「あたしは前のおっぱいでも良かったんだけどなあ。まあ、いいやふわふわだし。うふふふ。ママだーいすき。今日は一緒に寝よーね。」
「ええ、そうしましょ。ママも百合華と一緒に寝たいわ。」
母親からそう言われて嬉しかったのか、安心して母親から離れてロビーにある売店をいろいろ見て回っていた。
百合華が離れるのを見て誠は近づいていった。

「さ、桜子・・・久しぶり・・・その・・元気だったかい?」
「誠君・・・会いたかったわ。誠君に会えなくて毎晩泣いていたわ。」
桜子は平気で嘘を吐いた。確かに泣いてはいたが、誠のために泣いていたのではない。正確には、川端との情事が感じすぎて泣いてしまっていたのである。
「ところで、その。。。川端専務は?」
「え、淳・・・いえ・・・専務?まだニューヨークで仕事があるらしくて、一人で残ったわ。向こうではかなり忙しそうにしてたから・・・だから、専務の代わりにあたしが役員への報告をするの。それでね、なんと専務が報告の後は2週間お休みしてもいいって!2週間はみんなとずっと一緒よ!前と同じ生活が出来るのよ。」
「そうか・・・よかった。しばらくは平穏な暮らしが出来るんだな。うれしいよ。で、そのちょっと気になるんだけど聞いてもいいかい?その胸はどうしたんだい?」
「ああ、これ?実は・・・豊胸手術したの・・・ごめんなさい、誠君に何の相談もなしで・・・専務が服にあった体型になれって言われて・・・で、でもほら似合うでしょ?あたし、きれいになったと思わない?。」
「あ、ああ・・・確かに綺麗になった・・・前とは見違えるよ・・・ただ・・・(変わりすぎだよ・・・ソコまで川端の言いなりになっているのかっ)」
「さあ、みんな夕飯はまだよね?おなか空いたでしょ?どこかに食べに行きましょ。」
「わーい!あたしハンバーグがいいなー」
「じゃあ、そうしましょうか。」
こうして一見藤島家に平穏が訪れたように見えたが、桜子はずっと川端のことを思っていた。