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[2269] 珠代への罠G のりのり 投稿日:2007/07/24 (火) 18:43
「提案ですか」
斉藤は荒い息で珠代の胸から顔をあげ、社長を見つめた。
「そうです。奥さんがまだその気にはなっていない。だから新しいゲームを始めませんか」
斉藤が興味深そうな顔で社長を見る。
「奥さんには斉藤さんを喜ばせる義務がある。しかし、だからといってこのやり方では、少しかわいそうですからな。時間を決めるんですよ、時間を」
「時間ですか?」
斉藤が訊く。珠代は肩で息をしてテーブルに手をついて無言で自分に覆いかぶさろうとしている斉藤の上半身を見つめている。
「10分間。お互いにアプローチをするんです」
「アプローチ?」
「そう。互いに攻め合うんですよ。ただし最後の一線、つまり挿入はしないこと。その条件で相手を頂点にまでいかしたらその人の勝ち。もし斉藤さんが勝てば、勝者として今夜は真の主役となります。しかし引き分け、或いは斉藤さんが負けた場合には、珠代さんの勝ち。今夜はここでお開きとしましょう」
「10分間、ですか。面白そうだな」
斉藤が少し笑みを浮かべてつぶやいた。
「いかがですか、珠代さん。このまま変な形で斉藤さんに抱かれてしまっても、いやな思いだけがあなたに残ってしまう。勿論、私はあなたが斉藤さんにある程度の償いをしなきゃならんと思う。でもレイプまがいなことは私もアレンジしたくはないんですよ」
どこまで本気なのかわからない発言を、社長は神妙な表情で珠代に言った。
激しい斉藤との口付けのせいで、少し汗ばんだ珠代は、テーブルからゆっくりと降りるとパンティーだけの姿のままで椅子に座った。
斉藤、そして社長の様子を踏まえると、このまま二人に犯されてもおかしくない。社長の提案が馬鹿げたものであることはわかってはいたが、自分の立場を考えると、不本意ながらそれを受け入れざるを得ない状況でもあった。自分はそんな女じゃない。社長はあの夜の経験で変なレッテルを貼ったのかもしれないが、そんな軽い女ではないことを今夜は証明しないといけない。
しかし、体のどこかで、目の前にいる斉藤のたくましい体に貫かれたい、と感じている自分もいた。
駄目、このままじゃ、私、どこまでも転落してしまう・・。何とかここで踏みとどまって、土地の件は今夜でクリアにしないことには・・・・。珠代は自らの肉体の欲望を否定しながら、必死にそう考えた。欲望に簡単に負けてはいけないわ、今夜は。
「斉藤さん、ほんとにそれで今回のことは水に流してもらえますか?」
珠代は斉藤を見つめてそう訊いた。
「勿論です、奥さん。私も今回のことは早く忘れてまた女房と早くやり直したいんです。奥さんに謝ってもらったことを女房に言えば、あいつもきっとわかってくれると思うんですよ」
斉藤はそう答えた。
これ以上自分が何と言おうと、ここから逃れられないことは珠代にはよくわかっていた。斉藤、社長の二人の男の今夜の真の目的がわかった今、彼らが自分を簡単にあきらめるはずはなかった。珠代は懸命に強い女を装いながら二人に言った。
「わかりました。これで終わりにしてください。これで一切土地のことは解決とする。その条件でその勝負に参加させていただきますわ、私」

「ここではなんだな。斉藤さん、寝室はどちらですか」
そういう社長に、斉藤は玄関脇の寝室に二人を案内した。珠代はブラをすばやくつけ、白いブラウスをはおると寝室に入っていた。決して広くはない部屋に、いっぱいに広がるダブルベッドがそこにはあった。ここで斉藤は妻と愛し合っているのだろうか。珠代はその妄想を必死に押しとどめようとする。
「では早速始めましょう。先攻後攻、どうしますかな」
社長はベッド脇にある大きな鏡台の椅子にすわると、二人に聞いた。
「どうぞ、奥さんがお決めください」
珠代は考えたあげく、
「先にやらせてください」
と答えた。早く自分を安心させたかった。珠代には斉藤をいかせる自信があった。
斉藤と珠代はベッドにあがった。
「社長、照明はこのままでいいですね」
煌々と部屋を照らし出す蛍光灯を見上げながら、斉藤は言った。
「このままでいきましょう。珠代さん、いいですね」
珠代は小さく、
「ええ」
といった。
寝室の時計はちょうど10時を指している。
「では10分間ですね。私の時計で測りますよ。では、どうぞ」
社長があっけなくそう言った。

珠代は斉藤を見つめ、
「斎藤さん、仰向けに横になってください」
と言った。
そして斉藤のTシャツ、Gパン、トランクスを一気に脱がした。自らははおっていたブラウスを脱ぎ去り、ブラもとった。斉藤の股間にはやや首をもたげかけた竿があった。
パンティーを身につけただけの珠代は、無言で斉藤にまたがるとまず斉藤の口に舌を入れてキスを始めた。斉藤も舌を絡めてそれに答える。珠代は演技なのかやや激しい息遣いをしながら、少しずつ下のほうに顔をずらしていった。斉藤の両方の乳首で舌を転がした後、斉藤のわき腹をなめ回す。そしていつのまにか、右手ではしっかりと肉棒を握り締めていた。徐々にその肉棒は大きさを増していくようだった。
「奥さん、上手ですよ」
余裕なのか、そうつぶやく斉藤を無視して、珠代の右手の動きが上下に次第に激しくなっていった。そして体を下にずらすと、自らの胸の隆起のはざまに斉藤のそれを入れ、こぶりながら弾力性のありそうな乳房ではさみこみ、上下に動かし始めた。
「奥さん・・・・」
斉藤が目を閉じてつぶやく。斉藤のものは、しっかりと固く、巨大なものへと変貌していく。以前見たことのある社長の巨大なものに匹敵するようなものだった。しかしそこには若さがみなぎっていた。夫、浩介のものとは明らかに違う。
胸を動かしながら、珠代は色っぽい視線で斉藤を見つめる。
「どうなの?」
激しい息遣いで珠代は問いかける。
珠代はおもむろに動きを停止したかと思うと、目を閉じ、今度はその巨大なものを舌先でなめはじめた。先端から根元、袋まで、丁寧になめていく。そして十分に濡れたその先端にキスをすると、それをくわえ、少しずつ根元にまで口を進めた。
チュパ、チュパ、チュパ
淫靡な音が寝室に響く。斉藤はじっと目を閉じ、何かを懸命にこらえているかのような表情をうかべていた。肉棒の先端からは既に粘液がいやらしく珠代の唾液とからみあっている。
珠代の口の動きが激しくなる。口内では舌先も器用に動きまわっているようだ。舌を出してなめまわすその淫らな表情は、人妻の本性が発露したかのようであった。珠代は根元を手でしごきながら、激しく斉藤のものを攻め立てる。
「あと2分ですよ」
社長がそういうのが聞こえた。珠代は少し焦った。
もうイってもいいはずなのに。この人、全然そんなそぶりがない・・・・
結婚前の数少ない性体験、そして夫、浩一との経験。いずれも自分のテクニックであれば、いとも簡単にいかせることができた。しかし先日の社長との体験により、恐ろしく持続力のある男性自身の存在、というものを初めて知ってもいた。
珠代は棒をしゃぶりながら、
「ああんっ・・・・ ああんっ・・・・」
と、小さな喘ぎ声をあげた。それは演技というよりも、珠代自身が感じている証左であった。これ以上は無理というくらい、斉藤のものは固くなり、ぴくぴくとわずかに動いているようにも感じる。
もう少し、もう少しよ。私が感じては駄目・・・・・・。
自分に言い聞かせながら、珠代は最後の力を振り絞った。