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[2140] 珠代への罠A のりのり 投稿日:2007/07/13 (金) 18:33
その日夕方、珠代は子供たちを近所の自分の実家に預け、自宅で不動産屋の社長の迎えを一人待っていた。社長と会うのはあの日以来だった。
珠代はあの夜以降、何度もそれを思い出しながら、自らを慰めた。あの夜のあとから、なぜかそれまで以上に積極的に迫ってくるようになった夫、浩介との営みを意図的に避け、珠代は初めて知ったセックスの快楽を繰り返し楽しむかのように、1人での行為にふけった。和室に閉じこもり、目を閉じれば、それだけで秘所が潤ってくるのだった。そしていざ行為を始めてしまうと、珠代は簡単に達することができた。
35歳になって、初めて知った性の悦び。セックスには内気であったはずの自分が、あの夜、自ら狂ったように男を求めるといった、あんな淫らな態度をとるとは、珠代には未だに信じられなかった。あの夜の記憶。社長に与えられたものは浩介からは決して得ることがない、全てが経験したことのない快感で、珠代にはどうしてもそれを体から消し去ることができなかった。

珠代は再会する社長のことを考えると、もたげてきた妄想をとめることができなかった。鏡台の前に座り、脚をわずかに開く。スカートのホックを外すと、すそからしなやかな手をパンティーの中に忍び込ませ、既に秘所が濡れていることを確認する。そして目を閉じ、ゆっくりと指を動かす。
「ああっ・・」
社長のあの太い肉棒で貫かれている自分を想像する。全裸で汗ばんだ自分が社長のたくましい体にまたがり、いやらしく腰を動かし続けている。その肉棒の存在感に、珠代は自分が支配されていることを感じ取る。
「ああっ・・、はあんっ・・」
少しずつ喘ぎ声をあげながら、目をわずかに開け、目の前の鏡の中を覗き込む。スカートに手を突っ込み、自らを慰めている人妻がそこにいた。その姿に珠代の興奮は更に高められた。淫らな自分を眺め続けながら、指の動きを早めていく。
「ああっ・・、社長さん・・・、駄目っ・・」
目を閉じると、今度は珠代は立ったままバックから激しく社長に犯されていた。いやらしく尻を突き出した自分に、社長のたくましい肉棒が荒々しく出入りする。珠代は自らの指をくわえ、その攻撃に悶え続ける。
「ああんっ、・・・・こんなの、いやっ・・・」
目を閉じたまま、珠代は既に足を大きく広げ、右手は秘所をたっぷりと濡らし続け、左手は口に入れてその指をいやらしく舌でなめている。
「ああんっ・・・・もっと・・もっと激しくしてっ・・」
珠代は自ら腰を動かし、社長の動きを増長させる。立ったまま壁におしつけられ、激しく犯される自分。中に入った社長のものを締め付けながら、珠代は自分が快感に浸っていることを示した。そこには知らないところで自らが探し続けていた官能の世界が確かにあった。
社長が自分の腰をつかみ激しく前後に動く。体をそらし、珠代が両手を壁につく。限界が近づいていることを知った珠代は、しかし、不意に夫、浩介の存在に気づき、罪悪感に襲われる。
「あなた・・・・」
浩介は和室の外から、ふすまをわずかに開け、そっと部屋の中を覗いていた。珠代は背後から肉棒を貫かれながら、後ろを振り返り、浩介の存在に気づく。
「社長さん、駄目です・・・、主人が・・、主人が・・」
喘ぎながら必死に懇願する珠代に、社長は
「わかってます。見せてあげましょう、私たちの愛し合っているところをご主人に」
と言い、いやらしく腰をぐるぐるとまわし始めた。そして背後から強引に珠代にキスをすると、両方の乳房を下から優しくもみ始めた。
「いや・・・いやです・・・はあんっ!」
巨大な罪悪感がいいようのない快感に変わるのに時間はかからなかった。
「あなた、ごめんなさい・・・。でもわたし、わたし、もう・・・」
珠代はそう感じながら、社長の言われるがままに、浩介に自らの乱れる姿を見せつけようと思った。
「あんっ! あんっ! あんっ!」
短い嬌声が繰り返すようになり、頂点が近いことを示した。
そして珠代は達した。
「はあんっ!・・・イクっ・・・・イクっ!」
体をわずかにけいれんさせ、乱れた呼吸のまま、目を閉じた珠代はそのまま寝そべるようにいすに座り込んだ。

「駄目よ、変なこと考えちゃ、私。どうかしてる・・・・」
珠代は自分に言い聞かせながら、服装を整え、鏡の前に立った。OL時代に来ていた薄いストライプの入ったグレーのスーツだ。わずかに肩に届く、クセ毛風のソフトウェーブがかかったミディアムレイヤーの髪がよく似合う。純白のブラウスの首元には、ハート型の銀のネックレスが光っていた。
身長は大学時代から変わらず163センチ。体重も子供を産んでからのダイエットを経てもとの40kg台に戻した。スカートのしたからすらりと伸びた足。6歳から高校まで続けたクラシックバレエの成果でもあった。決して細すぎず、男性を魅了する肉付きをしている。そして挑発するかのようにツンと上をむいたヒップ。タイトスカートには、くっきりとその見事なヒップラインが浮きあがっていた。35歳とは思えぬ引き締まったスリムな体形が珠代のひそかな自慢だ。Cカップにはわずかに満たないバストだが、その形のよさは主人の浩介も気に入るものだった。

社長が玄関のベルを鳴らし、アパートを出た珠代はそのまま社長の車に乗った。珠代には社長の目をみることはできなかった。
「奥さん、先日は誠に申し訳ないことをしてしまいました。つい酔ってしまって」
緊張で体を固くする珠代に対し、運転する前、意外にも社長は低姿勢で謝ってきた。
「何とおわびしていいやら。本当にすまんかったです」
真摯な態度で謝る社長に対し、助手席の珠代は少し安心した。
「い、いえ、いいんですよ、社長さん。ほんとうに二人とも少し酔ってしまいましたね、あの日は。いかがですか、あれはきれいに忘れませんか、社長さん」
いまだにあの感覚が忘れられない珠代であるが、努めて明るい調子でそう言った。
「いや、ほんとうに申し訳ないです、奥さん」

そのやりとりの後、二人はあの夜のことは一切触れず、雑談をしながら、訪問先へと向かった。都心から離れたエリアとはいえ、幹線道路は夕方のラッシュで混雑を見せていた。大型トラックが激しく行きかうなか、社長は車線変更を繰り返しながら車を進めていった。
「向こうは斎藤さんという方です。ご主人からお聞きかもしれませんが、お子さんが3人いらっしゃいます。お年はご主人と同じ40代前半でしょうかねえ」
珠代には視線を向けず、サイドミラーを覗き続ける社長が言った。
「とにかく謝ればいいんでしょうか、私は」
「斎藤さんは変な方じゃないですからね。楽しくお食事をすればそれでいいですよ。そうそう、今日は都合で斎藤さんのご家族がいらっしゃらないそうなんです」
「あら、ではご主人お1人?」
「そうです」
「そうですか・・・・」
珠代は「話が違うじゃない」と心の中で浩介を責めた。
「でも謝りに行くほうが食事を提供してもらうってのも何だか変な話ですわ」
珠代はハンドルを握る社長に聞いた。
「斎藤さんの奥さんが食事を用意してくれたみたいです。斎藤さんもお酒が好きみたいですから、帰りの心配がない自宅でゆっくりとお酒を楽しみたいそうですよ。どうか、奥さんが食事を盛り上げてやってくれればそれでいいと思いますけどな」
「わかりました。わたしでできることであれば、やってみますわ。何と言ってもこの土地の件では社長、そしてその斎藤さんにもご迷惑をおかけしましたから」
珠代はそういいながらも、また慣れぬアルコールを口にすることに、少し懸念が浮かんだ。あの夜以来、珠代は酒は一滴も口にしていない。
「そこの信号曲がったらすぐですな」
ゆっくりとした速度で交差点を左折した社長の車は、しばらく細い道を何度か曲がった後、4階建ての瀟洒なマンションの前に到着した。

[Res: 1639] Re: 留守中に 1 pp 投稿日:2006/10/30 (月) 00:01
もっと現実味のある内容の方がいいよ

[Res: 1466] Re: 夫の同僚(8) うどん 投稿日:2006/05/11 (木) 19:22
続きを至急お願いします