昔の話2
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Re: 昔の話2
シン
2024/09/18 (水) 15:01
No.31724
「あと、裕二に言っとくけど、シャワーでの会話、聞こえたというか、聞いていたからね。ルミ子には言っていないけど」
「ええっ〜!嘘〜!が〜ん・・・そうなんだ申し訳ない」
「裕二、ルミ子に愛しているとか言ってたな?ルミ子にも言わしていたし」
「あああっ!それは・・・申し訳ない。その場の雰囲気、流れでつい・・・」
「本音か?」
「いや、本音というか、言ってみたかったのもある。もしかして、怒ったか?それだったら、悪かった。謝る。」
「いいよ。怒っていないから、別に気にするなよ。なんだかんだ言っても聞こえてきたし、聞いてみたくなったのもあるしな。そうしたら、ドキッとした会話で焦ったのは事実だよ。まぁ、ルミ子にはそのまま普通に接していてくれよ。後で自分から言ってくるまで聞かないつもりだからさ」
「そうか、わかった。でも、なんか不思議というか、お前の考えがわからないわ」
「アハハ、そうか〜自分で言うのもなんだけど、確かに訳わかんないかもね。俺の性癖が変態過ぎるからな。まぁ、お前もそのうち分かるんじゃないか?俺と同じ中身は変態だから」
「アハハ、確かに。それは否定出来ないな」
裕二にコンビニの袋を半分手渡して部屋に入りました。
ルミ子はまだ部屋にはいませんでした。裕二とコンビニの袋からテーブルに出して、ブランチの準備をしました。すると、ルミ子が戻ってきました。
「あっ、お帰り〜お使いありがとう」
「ああ、いいよ。お留守番どうだった?」
「全然、私は問題なかったわよ。逆に裕二に迷惑かけちゃった」
「迷惑だなんて、そんな事ないよ」
裕二はルミ子の言葉にそう返しました。私は気にしないふりをして普段と変わらず喋り掛けました。
「買って来たから食べようよ。俺こっちで食べるから、ルミ子は裕二の脇に座って食べてよ!」