昔の話
20 Re: 昔の話
シン
2024/05/05 (日) 10:10
No.31331
当日はほとんど社用車での移動(ほとんど自家用車みたく使用している)なので、午前中は適当に会社に報告してから昼過ぎにと出掛けた。ルミ子は着替えとか持ち物を楽しそうに準備していた。仕事は1〜2件の取引先に顔を出して仕事の話を繋いで行く事だけで終わるようにした。前もって仕事は進めて置いたので、顔つなぎ程度で細かい話は後日として回した。夜を誘われたが今回は丁重にお断りして、これも次回ということにした。ルミ子には得意先から少し離れた場所に車を駐車して置き、車内で待っていてもらうようにした。ルミ子は遊ぶ事への準備なのか、車の中ではリラックスしていて、すぐに寝てしまっていた。私が車に戻って乗り込むと、半分寝ぼけまなこ顔で
「ご苦労様!早かったね。もう終わったの?」
「ただいま。後もう少し。この後は裕二とのパーティーだね」
「そうね、楽しみ〜」
と言ってくれた。その後も取引先を回ったら夕方になったので、会社に報告して裕二を迎えに行くことにした。当時裕二のアパートは仙台市内の外れにあり、勤務先は仙台市内ではなく隣町の高校だった。私等はいつも出張で泊めてもらうアパートまで車で向かい、そこで裕二を待つことにした。しばらくすると、裕二の車が帰って来た・今日は定時で帰って来れたようで、アパートの駐車場に車を入れ、止めてあった私等の車の方に歩いて来た。
「おう裕二お疲れ様、久しぶりだな〜」
「お疲れ様。シン久しぶり〜。今日は楽しみにしていたよ!」
「ところで、うちの車はアパートの駐車場に何時ものように入れていてもいいのか?」
「あ〜そうそう、あの1番はじの所でOKだ。許可貰ってあるから」
「ありがとう。じゃ、出掛けるから家に戻って準備してくれ」
「了解。ちょっと待ってて、直ぐに準備してくるから」
「おう、戻ったら後部座席に乗って来てよ、今回はルミ子が助手席だから」
「OK」
と言って裕二はアパートに入って行った。