人妻菜穂子の人生
15 Re: 人妻菜穂子の人生
霧積謙
2022/07/29 (金) 05:54
No.30095


●そして数年が経過した



菜穂子は必死に勉強し、資格も取り、本格的に投資家の仕事を始めた。
成果は目覚ましく、あっと言う間に菜穂子は投資部門のトップになっていた。
片桐の秘書役は別の女性に引き継いだが、
朝、菜穂子が細かく指示していた、片桐の重要な顧客は菜穂子も同行するが、
今や不動産部門より、投資コンサル部門が稼ぎ頭だ。
不動産の重要顧客は、皆菜穂子のファンで投資家になっており、
多額のファンドマネーが集まっている。
「菜穂子投資銘柄、」
「菜穂子投資ファンド、」
最近はこう呼ばれて、最高のプレミアムだ。

「社長、凄いですね菜穂子さんは、奥さんじゃ無ければ、引き抜かれてますね、
 年収1億くらいで(笑)。なにしろ抜群の眼力です、
 菜穂子さんが駄目といった会社は殆ど駄目で、
 投資した会社は皆急成長、お蔭で、含み益は100億を超えました。
 社長、来年上場する会社の株だけで、軽く50億は固いですよ、
 菜穂子さんと喧嘩するとこの会社の儲けが吹き飛びますよ、離婚なんかしたら、
 社員が皆辞めちゃいますから、気を付けて下さいよ、」
「おいおい、脅かすなよ、仲がいいから大丈夫だよ、」
「それなら良いですけど、実はスカウトの話が何件か来ていて、
 社長に内緒の案件もきてます、菜穂子さんは相手にしていませんけど、
 私なら行こうかと思うような好条件もあったりして(笑)、
 心配しておいた方が良いですよ。」
「ああ、解った。」
「それから、アメリカからきた外資のファンドマネージャが菜穂子さんに
 惚れちゃった見たいで、猛烈にアタックしています、
 こいつは、仕事じゃなくて菜穂子さんに惚れたようで、
 恋人になってくれって、言ってるらしいですよ、」
「菜穂子さんから聞いてますか?」
「いや、聞いてないけど、」
「まだ30代ですが、若くてハンサムで超ヤリ手ですから、
 気を付けて下さい、なんたってアイラブユー攻撃ですから、」
「ありがとう、聞いてみる、」

片桐は、ドキッとした。
思えば菜穂子を奪ったのは、
片桐だが、正雄とはレベルの差があったから、上手くいったが、
逆のパターンがないとも限らない。
片桐がもっていた漠然とした不安、
それは、菜穂子の恋敵が現れる事だった。
片桐がそうだったように、人妻だろうが独身だろうが、
そんな事は関係ないのだから、・・・
アメリカ人の若いファンドマネージャ、
しかもハンサムで熱烈だと言う。
菜穂子はそんな男にぐらつくか?最近の菜穂子は以前とも違うので、
どんな心境か、解らなかった。
とにかく、聞いて見よう、菜穂子に、・・・

その夜、
片桐は、外で夕食を食べながら、菜穂子に聞いた、
「菜穂子、最近菜穂子にお熱のやつがいるらしいな?」
「ふふ、聞いたの?」
「若くてハンサムで優秀で、金持ちで申し分ないわ(笑)、」
「いったい菜穂子はどうするつもりなんだ?」
「そうね、あなたに嫌われた時のスペアにとっておこうかと思ってるの、
 どう、心配になる?」
「なるさ、心臓に悪いよ、」
「馬鹿ね、天才経営者がそんな弱気じゃ、私取られちゃうかも、ふふふ、」
「おいおい、そんな事いうなよ、」
「仕事にならないから、」
「もう、大丈夫に決まってるでしょ、でもあなたのライバルが一人くらい、
 居てもいいと思わない?」
「思わない、」
「駄目か、じゃやめとく、」
「ふふふ、」
最近の菜穂子は、言動も大胆だ。



●菜穂子の評判



菜穂子の評判は、益々大きくなっていった、
投資家として、バフェットの再来かと言われる程で、
外資のファンドマネージャが会いにくる程だった。
当然、片桐の所には菜穂子と一緒に仕事をしたい、という申し込みが相次いだ、
中には、菜穂子が片桐の妻だと知らないで、
菜穂子さんと付き合いたい、といってくる投資家もいた。

しばらく時間が経過し、
片桐はアメリカのファンドマネージャの件は、忘れていたが、
菜穂子から相談があった、
「ねえ、あなた、」
「なんだい、」
「以前話した若くてハンサムなファンドマネージャだけど、断ってもしつこくて、
 何度も何度もくるの、彼、来月ユーヨークに戻るらしいんだけど、
 一緒に行こうってしつこいの、どうしても行けないといったら、
 びっくりするような事を言ってきたの、」
「なんて?」
「プレミアム菜穂子のパワーを貰いたい、
 セックスしてエッセンスを身体に浸みこませるのが一番良いんだけど、
 駄目なら、菜穂子の履いた下着を買いたい、
 それを身体に浸みこませると、言ってきたの、」
「こいつ、ただの変態かと思ったんだけど、しつこくて、」
「だから1億円なら売ってやるって行ったの、」
「そしたら?」
「泣きだしそうだったわ、そんなに払えないって、」
「馬鹿でしょ、」
「それで話は終わりなの?」
「彼また別の事を提案してくるかも知れないわ、」
「陰毛を10万円で売れとか?」
「馬鹿な事考えそうだから、」
「要求がきたらまた相談する、」
「1億円用意してきたら?もちろん売るわよ、考えるまでもないわ、」
「セックスする訳じゃないし、」
「貞淑な妻でしょ、ふふふ、」
片桐は思った、菜穂子はこんな際どい会話も心底楽しんでいる。
余裕があるのだ、と。



菜穂子は、47歳になった。
益々若返り、その美貌は評判だ、
年々若くなっていく美魔女、菜穂子の事だ。
本人も自覚しているし、謙遜してるが本音は、
どう?、という感じが見え隠れしている。

どう見ても30代にしか、見えない。
女優のような透明感には磨きがかかり、圧倒的だ。
この人は奇跡なんじゃないだろうか、社員の間では評判になっていた、
またその内片桐も捨てられちゃうんじゃないか、
過去の経過を考えると、その可能性がかなりあると噂していた。

始めての投資家は、
菜穂子に会うと大抵驚き、こんな若い人ですか?といぶかる。
そして、この人が噂のプレミアム菜穂子さん?
といって感激する、
実際菜穂子が普通のワンピース姿でいると、どう見ても女優に見える、
それ程のオーラだ。
菜穂子は、自身に溢れている、
投資して設けたお金も、菜穂子の口座に数億円ある、
もう片桐に食わして貰わなくても、充分に食っていけるし、引き抜きも多数きている、

実は、菜穂子は
例のアメリカ人(マーク)とは、際どい所まで実際にいったのだった。
食事にいって、キスもしたし、ペッテイングらしきものもした。
服の上から乳房を揉まれ、パンティに中に手を入れられている。
大胆に、そこまで許したのだ、・・ただ、セックスまではしていない、
かろうじて踏みとどまった。
その時の興奮、ドキドキ感は、片桐と始めて不倫した時と同じ高揚感だった。
興奮したマークは、菜穂子を欲しがった、
菜穂子を妻にしたい、だから夫と別れてくいれ、
ニューヨークで一緒に暮らそうと哀願してきた。

菜穂子は、正直少し悩んだ、
当時は片桐の束縛が少し嫌になりかけていて、刺激が欲しかったのだが、
相手が夢中になってしまった。
菜穂子の陰部まで触って、菜穂子の匂いを嗅いだから余計だ。
アメリカ人にはない、濃厚で勃起させる匂い、しかも上品なのだ。
マークは、ワンダフルだ、菜穂子、
と言い続け、路上で菜穂子の身体を離さなかったのだ。
困った菜穂子は、
(セックスは出来ないが、下着をプレゼントする、)
こういってなだめた。
マークはしぶしぶ納得し、その場で脱いだパンティを貰った。
(私の分身だから、大事にしろ、)
(ツキが訪れるはずから)
こう菜穂子が言うと、ようやく納得して帰ったのだった、

菜穂子は、男の生理を甘くみて危うく強姦されそうな雰囲気だった、
そして、この一件は菜穂子をさらに成長させていった。