人妻菜穂子の人生
11 Re: 人妻菜穂子の人生
霧積謙
2022/07/25 (月) 04:30
No.30089


●新婚旅行



片桐は一週間の休暇をとった。
菜穂子と新婚旅行だ、
ファーストクラスでいくタヒチ、天国に一番近い島、
菜穂子にとって人生が変わった事を実感する瞬間だ。
飛行機の中も快適だ、
サービスもよいし、なにより広々としていて気持ちが良い。
「ファーストクラス広くて素敵ね、」
「いいだろ、菜穂子と戯れも出来る、」
「戯れたいの?」
「ああ、」
「ふふふ、厭らしいわね、」
「いいわよ、して、」
「いや、やめとく、」
「ほらみて、」、スカートめくる
「おいおい、」、うろたえる片桐
そんなたわいのない会話が、ひと際楽しい、・・・
食事して、会話して、寝る、快適な飛行機の旅だ。
タヒチのホテルについて荷物を下ろした、
熱風のような気候、さすがタヒチか。

「夕方まで寝るの?」
「時差ボケ解消にはセックスが一番、」
「そうなの、したいの?」
「ああ、したい、」
「せっかく菜穂子がそばにいるんだから、でも寄る所があるから行こう、」
「もう、出かけるの?」
「さあ、ラフでいいから支度して、」
急いでタクシーで向かった所は教会の中の控室、
「あなた、これって、」
「そう、結婚式だよ、私たちの、」
「そっ、そんな事まで、」
絶句する菜穂子、現地の人に促されウエディングドレスに着替える。
町の小さな教会で、文字通り二人だけの結婚式。
祝福するのは、着付けを手伝う人、讃美歌を歌う人、神父、
ホテルから派遣されたカメラマン。
それだけ、・・・・・
片桐は目の前の菜穂子のウエディングドレス姿に見とれる、
スレンダーな菜穂子、身長もそんなに低くないのでドレスがとても似合う。
「綺麗だ、菜穂子、」
「ありがとう、あなた、」
皆が菜穂子の美しい姿を褒める、女優のように美しく、
本当にビーナスのようだ、・・・
人間の心は姿形に現れるというが、菜穂子が真にそうだった。

神父による儀式が始まる、
菜穂子は。なんじはこの夫を一生愛する事を誓うか?
と聞かれた時、この人と一生を過ごすために、
離婚までしたの、と叫びたい程の感動が菜穂子を包んだ。
涙の結婚式、片桐も泣いていた、・・・・・・




●ホテルの部屋に戻る



「あなた、本当にありがとう、」
「忘れられない結婚式、」
「嬉しくて涙が止まらないわ、」
「菜穂子、お礼を言うのは私の方だよ、」
「離婚してまで私に嫁いできてくれて、」
「感謝の言葉が出ない程感動しているよ、」
「あなた、・・・・・・」

二人が本当に夫婦になった瞬間だ。
二人で涙を流した後、ホテルの周りはまだ熱いので、
部屋でうたたね、幸せな時間が過ぎていった、・・・

目がさめると日はまだあるが、
もう夕方の時間、大きなベッドで寝ている菜穂子、
白のノースリーブ、柔らかなそうな生地のブルーのミニスカート。
スカートから太腿が見えていて片桐は襲い掛りたいような欲望を覚えた、・・・
人妻だった菜穂子、無理やり奪って妻にした片桐。
征服感、達成感、色んなものが混じりながら、
この瞬間を迎えた事に、最高の幸せを感じていた。

いまここで無理に抱かなくても、時間はたっぷり有る。
まだ初日だ、タヒチでは今迄出来なかった事もしよう、
シャワーを浴びていない菜穂子の女性器の匂いも嗅ぎたい。
きっと濃厚な女の匂いがするだろう、
でも、菜穂子は慎み深いから、抵抗するだろうな、
オシッコする姿も見てみたいな、それこそ変態扱いされ、
嫌われるかな?、片桐の思いは尽きなかった。





●菜穂子の正夢



ようやく菜穂子が目をさました、傍で菜穂子をじっと見ていた片桐。
「目がさめたかい、」
「今何時?」
「だいたい夕方、」
「そろそろディナーに行こうか?」
「はい、じゃ着替えるわ、」
「見てていいかな?」
「いいけど恥かしいわ、」
「裸を見られるより、」
「そうなのか、」
「そうよ、」

「ねえ、」
「さっき私を見てたでしょ、」
「ああ、どうして解った?」
「あなたが、私のあそこを舐めてる夢をみたの、」
「えっ、それで、」
「それが、シャワーを浴びていないあそこなの、」
「猛烈に抵抗して、」
「厭ぁぁぁ、って叫んで」
「で、その後は、」
「そこでおしまい、」
「ふー、」
「君は本当に凄いな、」
「実はさっき君を見ながら、」
「スカートから覗く太腿をみて、」
「このまま菜穂子のあそこを舐めたいな、」
「菜穂子は嫌がるだろうな?」
「そんな事を思っていたんだよ、」
「信じられないだろうけど」、
「君は霊感もあるのかな?」
「いや、そんな体験ないからないわよ、」
「あなたの気持ちが見えるのかも?」
「そ、そうだな、」
「じゃ、菜穂子の濃厚な匂いを後で嗅がせてくれる?」
「いやよ、」
「そんな恥かしい事、あなたに嫌われたくないし、」
「そうか駄目か、」
「もう、そんなにがっかりしないの、」
「食事に行きましょう、」
「ああ、」
菜穂子の慎み深さを破るのは、時間がかかりそうだ。



●ディナー


二人は、まだ時差ボケが残っていたが元気に食事をした。
ビールが喉を潤し、香辛料の効いた食事が食欲を誘った。
「美味しいわね、」
「ああ、美味しいね、生き返るようだ、」
「きょう結婚式もすませたので、後はフリータイムだ、」
「嬉しいわ、こんなに長い休暇、」
「いつも忙しいからな、」
「これからはあんまりがつがつしないで、旅行でも楽しむようにしたいね、」
「あなたはいいけど、私はまだ駆け出しだから、」
「しばらく忙しいのは覚悟してる、」
「そうだね、じゃ忙しい君の暇を見つけて襲う事にしようか、」
「ふふふ、襲いたいの?」
「いや、そういうわけじゃないけど、」
「いいのよ、あなたの希望はなるべく聞いてあげるわ、」
「まだ慣れないし経験がないから、少しずつ、」
「菜穂子が嫌がる事はしないさ、」
「私は菜穂子の虜だから、」
「ありがと、あなた、私もあなたの虜よ、」
息のあった二人の会話、長い間の夫婦のような、落ち着いた雰囲気が流れている。
満ち足りた食事の後は、バーにいって少しだけカクテルを飲む。
夜になると気温がさがりとても快適になる、
肩を寄せ合うカップルばかり、ここは天国に一番近い島、タヒチ。
心地よい時間が過ぎて行く、バーを出て海辺を散歩する。
道行くカップルは皆抱きあっている、
キスしてるカップル、
肩を寄せ合っているカップル、
中には交わっているのでは?というカップルも、皆、凄いのだ、・・・
二人も抱きあいキス、誰も気にする人はいない特別な場所。
解放感が二人のキスを応援する、菜穂子の甘い舌を味わう片桐、
キスだけでも素晴らしい女なのだ、
唇を離す。
「もう、こんな所で、・・・」
「新婚はどこで何もしてもいいんだ、」
「もう、・・・」
廻りはもっと凄い、ビーチチェアは、ベッドのような作りになっていて、
適当な感覚に並んでいる。
暗くてよく見えないが、皆セックスしているようだ、
抱きあって動かないカップル、下半身が動いているカップル。
「凄いわね、あなた、」
「ああ、セックスしてるよ、」
「プライベートビーチで許された場所のようだね、」
「菜穂子、してみようと、ここで、」
「ええ、本当にするの?」
「いやかい?」
「いいけど、外でなんて、・・・・・」
ビーチチェアの傍にきて、素早くパンティを脱がす。
「お願いだから舐めたりしないでね、」
「解ってるよ、」
菜穂子は恥かしがり屋だ、
チェアは広くて簡易ベッドのようだ、すかさず口を塞ぐ、
抗議ができないように。
「うっ・・・・・・・」
菜穂子の陰部を触る、そこはもうしっとり濡れている、
キスをしながら、服の上から左手で乳房を愛撫し、右手で陰部を愛撫する。
羞恥心が菜穂子を襲っているだろう、
塞がれた口の中でいやいやをしている、硬く勃起しているペニスを、
うむを言わせずずぶずぶと埋め込んでいく。
唇を重ねたままだ。
この方が菜穂子には都合が良い、顔がいやいやをしている、
(こんな所で、と・・・・・)
こねるように動かすと、観念したように静かになる、
快楽が菜穂子の羞恥心を吹き飛ばす。
そして、しがみついてくる、
小刻みに下半身を震わしながら、ドクドクと射精する。
「ゥ、・・・・・・・・・・」
腰を突出しながら、菜穂子も逝く、・・・・・・