ラノベ版「腐れ縁♪」
2 ラノベ版「腐れ縁♪」その2
琢己
2022/03/01 (火) 17:27
No.29888
◇Chapter2 俊哉先輩ぁい♪

俊哉さんの鬼畜ぶりは有名だった。
夏美の前に付き合っていたというカノジョはその過激さに深いトラウマを負い、その前のカノジョは行方をくらませた、らしいw
ナゼに夏美はそんな俊哉さんと付き合ったのか?
それは大いなる謎ではあるが一部囁かれていた噂…

同類なんじゃね?www

もちろん俺はそんな噂を信じてなかったし、実際夏美は慎ましく謙虚なオンナだ。
オンナ同士の軋轢や妬みも多分にあっただろうとは思う。
ただ…
ただそれじゃナゼ夏美は俊哉さんと??
俺はこんな堂々巡りに毎晩悩まされていたんだ。

「おぉーっす琢己w」
「あぁ」
授業が終わり校舎の中庭を歩いていると、目敏く俺を見つけた悪友wが小走りにやってきた。
「バイトは?」
「今日は無し」
「また夏美が来んのか?w」
「いや、特に…」
「何だよww 今夜はセックス無しかよwww」
「…」
安藤ぉは見てくれが悪いw
オンナにはまずモテないww
それにこのド変態臭ぅがエグいwww
にも関わらず意外と女子友は多くて、俺はそんなコイツを実は一目置いている。
「なぁなぁw」
「何だよ?」
「茶ぁ♪しよーぜ」
中庭の角には先輩達が集うカフェがあって、そんなとこなので大抵カップルが多い。
俺も夏美とよく来るココのいつも座る席に、コーヒーの食券を買い安藤ぉと座る。
「もしかしてお前ら最近上手く行ってねーんじゃね?」
コイツにしては最大限の深刻振った表情で、しかし間違いなくニヤけてるw
「何で?」
「まぁ…俺様の勘、かなww」
「んなことねーけど」
「ちゃんとヤってるよな?w」
「モチぃ♪」
「なら言うけどよww」
「ん?」
コイツらしからぬ仕草で小声で囁く。
「俊哉さん、かなり言いふらしてんぞw」
その目を凝視しそれが「どんな」コトなのか悟った俺は震えた…

まさか?
俺の耳にまたあの声が蘇る。

アイツさぁ?ど変態だからなぁwww

ブルブルっと身を震わせ邪念を振り払おうとした俺へ、この悪友は言い放ったんだ。
「好きな体位は騎上位だとよw」
「…」
冷や汗が出た。
「自分からケツ振るってwww パンパンさせるってwww」
呼吸が苦しい…
「フェラも最高ぉらしいwww」
「安藤ぉっ」
「あん?w」
「誰から?」
「誰ってナニが?ww」
「だからその話だよっ、誰が言ってたんだ??」
「俊哉さんと同じゼミ仲間の、後輩のそのまた知り合い、みたいなww」
「…」

意識が遠のく。
どんだけ末端から聞いてんだよ?それってもぉこの大学の「ほぼ」全員の男が知ってるみてーなもんじゃねぇか??

「いやww まさか本気にシてねーしww あの夏美嬢がそんなww 破廉恥なww」
クソぉっ、コイツ愉しんでやがるっ…
「だってお前言ってたじゃねーか?ww 夏美タンどぉもセックスは奥手っぽいとかw」
「…」
「フェラも苦手とかw」
「…」
「騎上位もバックもさせてくんねーとかww」
だからそれはだな。
「あんなヨダレもんのカラダしてんのに勿体ねぇー!って、その話聞いて俺泣けてきたしww」

安藤ぉ、よく聞け。
それは俺だからだよ…
俊哉さんと俺じゃ、夏美は違うんだって…(たぶん)

その夜は早めにベッドに横になり悶々とした時間を過ごした。
安藤ぉの言葉、それは紛れもない事実で。
だって俺はそれを俊哉先輩から直に聞いたんだ…
妬っ噛みでもなくましてや悔しさからの嘘偽りなんかじゃなく、それは紛れもない事実なんだと悟る。

あぁ…あれから安藤ぉは飽きもせずいろいろと喋りやがった。
頭から被った布団の中で俺は、俺は己れの欲情をもはやコントロールすることができなかった。
股間に血流が押し寄せる。煮えたぎる感情が赤裸々に己れの肉棒を肥大させるっ!

「夏美のヤツさぁ?言えばどこでも咥えるらしいぜwww」

ほとばしるカウパー液ぃっ!

「出たら口開けてよぉ? ちゃんと飲み込んだとこまで確認させられるらしいwww」

塊の如きマグマが下半身を焼き尽くさんと!

「お掃除フェラも得意とかwww」

あぁぁっ…

「ケツ振ってさぁwww 欲しくなったら自分から言うってwww」

はぁはぁっ!

「先輩ぁいっ、先輩のオチンポで夏美を掻き回してくださいっ、なんてマジかよwwwwwww」

ドクぅっっ!!!
はぁっ!はぁっ!はぁっ、はぁっ、はぁっ… はぁはぁっ

出っ出た…
超ぉ出やがった…

俊哉さんにっ、アイツに好き放題サれちまってる夏美を妄想ぉしながらっ…
俺の時とは全然違う、ハァハァしちまってる夏美を妄想ぉしながら扱くこの有り得ねー快楽ぅっ!

聞っ、聞きてぇ…
直にアイツから、俊哉さんから夏美のいろんな、いや全てを、全部聞き出したい!
なんなら見たいっ、夏美が俊哉さんと、ヤってるところを…

俺は携帯を握った。