妻の提案
10 妻の提案
麻糸
2021/05/05 (水) 23:11
No.28727
妻の提案「居酒屋@」

「この間の反応を吉田さんに伝えたんだけど・・・」
日曜日の昼下がり、駅前のイタリアンバルにてランチ中に敦子が切り出した。

我が家のサンプル抽出の前提は「夫婦円満であるが加齢により旦那の性欲が後退しSEXレス家庭になるケース」であるそうだ。
私ばっかりに原因があるみたいに感じ、反論しようかとも思ったが、続きの話を聞いてみた。

吉田さん曰く、写真を見た反応は大きく分けて二つ分かれるとの事。

一つ目の反応としては、何事もなかった様に受け流す。
写真を見ても動揺せずに大人のジョークとして受け入れ、あまり写真への執着もない。
この場合のSEXレス改善として、まずは二人の時間のさらなる共有、
時間をかけて二人で協力し改善を目指す。

二つ目の反応としは、写真を見た瞬間から動揺し妻に詳細を聞くパターン。
この時の動揺具合が多いほど妻への愛情が深いとの統計がでている。
この場合のSEXレス解消は精神的に刺激を与える事になる。
SMやコスプレ、寝取られなど夫の癖をくすぐるとことで、勃起力を回復させ自然解消につなげる。

バイアグラなどの勃起薬や精神を刺激する薬は極力使用しないで改善を目指しているそうだ。

「ふーん、なるほどね」
パスタを食べながら、まずは話にうなずいた。

「それで敦子はなんて報告したの?」

「写真を見ても大きな動揺は無かったが、食いいる様に暫く凝視していたと伝えたわ」

私は敦子の鋭い洞察力に同様した。

あの写真を見たとき心臓を鷲掴みにされた様な感覚であった。
なんとも表現しがたい複雑な心境になり、
どうリアクションを取っていいのか固まってしまったのが事実である。

写真を見た翌日の敦子が出勤後、家中探し例の写真を見つけた。
寝室のクローゼットの引き出しに無防備に置いてあったのだ。
前日ゆっくり見れなった写真を、あらためてじっくり鑑賞した。

見開きのアルバムを開けると
左側は純白のウエディングドレスに身を包み、カメラに微笑み浮かべる敦子と吉田の大きなツーショット写真。
右側には二人のスナップ写真が5枚。正面で抱き合う二人。見つめあう二人のアップ。腕を組む二人。敦子の上半身の写真、敦子の全身写真。

たまらない嫉妬が沸き上がりいつの間にか愚息を握ってしごいていた。
敦子と吉田の写真を見ながら寝取られ自慰に耽ってしまった。

家では敦子と一緒にいて平静を装っているが、翌日から2,3日は写真でオナニーを続けた。しかし数日後には写真を見ても衝撃が薄くなりオナニーもやめてしまった。

敦子は私の行動を見透かしたのように話し始めた。