遅かった出会い
76 言い訳
東風
2021/10/20 (水) 15:38
No.29437
すっきりと香の中に射精した後、双方、連絡を取ることはなかった。
仕事上も接点はなかった。
そして、1週間を過ぎたころ、香からメールが来た。
その内容は概ね

『今回の事はごめんなさい。また、同じことであなたを傷つけてしまいました。最低の女です。でも、このままだと、あなたの思っていることを認めたこととなる。
それは、私の中で納得できない。確かに大宮君に精神的に頼っていた。あなたに相談したいことは一杯あったけど、あなたが凄く忙しく、仕事上追い詰められて
いいることは、誰よりも分かっていた。だからついつい、大宮君の好意が分かっていて、甘えてしまった。でも、あなたが思っているような関係はないです。
あの画像も、例のシステムの難関がほぼ解決して、二人とも深夜までの残業を覚悟して電車で通勤していたので、完成のお祝いをデスクでして、ついつい
飲みすぎて調子に乗った結果です。その時の記憶も定かでなくて・・・。自分の思いと、記憶を整理しています。メールでは上手く伝えられません。
私にはあなたが必要です。あなたに代わる人はいません。ちゃんと説明します、あなたのどんな疑問にも応えます。是非あってください。
あなたのセックスの処理だけでもいいです。私の話を聞いてください』
と言うような内容であった。

『俺の代わりが大宮で足りていたなら、良いじゃないか。今回のシステムの件がなかったと思えば別に良いじゃない』
と返信した。
『あなたの代わりなんている訳がない。あんたに単純に嫌われたなら仕方ありません。しかし、誤解されて別れるのは辛いです。
お願いですから、チャンスを下さい。何でもします。』
と香からメールが来た。