遅かった出会い
47 芽生え
東風
2021/09/09 (木) 21:20
No.29243
2021/09/09(木) 17:07

 その日以来、二人の関係に変化が生まれた。
 山田は、敢えて香の言い訳を聞こうとはしなかった。真実は、どうあれ香に対する信頼は一気に崩れた。山田から香にメールをすることはなくなり、香からのメールも
”明日あってもらえますか?”
と変わっていった。
 山田も香に対する愛情よりも、性欲が勝り、性のはけ口としてセックスに応じた。
香は、山田に抱かれながら
「まだ、あの話を信じているの?そう思われる行動をした私が悪かったわ、許してぇ・・・」
と悶えながら、詫びた。
「許すも許さないもない、最初から我々もそういう関係じゃない、所詮不倫でしょ。本気になっちゃダメだと言ったのはあんたでしょ」
「そそ、それは、あなたの家庭を壊したくないから・・・ぁぁぁ」
「ありがと、だからいいじゃん、あんたがそんなことしてないと言っても、俺には確かめる術はない。周りに疑われる行動だって、あんたが好きでやったことでしょ、あんたにとって、楽しいと思えることを好きにすればいい。俺は干渉しないよ」
「ううん、干渉してほしいの、あなたが嫌な思いをしたこと、辛い時間を過ごしたことは痛いほどわかった。何でもするから・・」
香は、ペニスを口に含みながら、訴えた。そんな香に対して山田は新たな欲望を感じ始め、更に香を追い詰めた。
「昔から言うじゃないか、敵を裏切ったものは、やがて自分も裏切るってね。一人裏切るも、二人裏切るも同じだよ。好きにすればいい」
「そんな女じゃない、確かに旦那を裏切った、でも、あなたは違う。あなたに会って今までにないものを感じたの・・・、分かって」
山田の体の上で腰を動かしながら、山田の胸板に手を這わせた。
「この身体じゃなきゃダメなの」
そう叫んで香は最初の絶頂を迎え、山田の胸に倒れ込んだ。しかし、しばらく休ませた後、今度は山田が身体を起こし、香の乳首を噛みながら、下から突き上げた。
「痛い―、でも、気持ちいぃぃぃ」
それを聞いて、山田は更に乳房を強く握りしめ、指の間で乳首を挟んだ。
「ギャー、痛い―けど、気持ちいい・・・」
山田が香のマゾに気が付いた瞬間だった。山田は、乳房を握りしめた指を立て、爪を乳房に食い込ませた。
「もっと痛くしてぇー、ダメ―、お腹の中が・・・、あそこが動いてる」
確かに、ペニスを包み込んだ膣癖と上から覆いかぶさった子宮がうごめくのが感じられた。
更に、乳房を握った手を腰に伸ばし、ウエストから子宮とにかけて、両手で掴み、爪を立てて握りしめた。
「ぎゃーっ、それはダメ―、刺激が強すぎるぅ」
香は、大きく状態をのけ反らし、後ろに倒れた。
山田も強い刺激と体力の使ったので、しばらく仰向けで体を休めた。そして、
「舐めろよ」
というと、香は、ペニスを頬張り、激しく口を上下させた。そして、何の前触れもなく、精子を放出した。
慌てて飲み込もうとするが、量が多く、飲み込めなかった精子が口からあふれ出た。
香は、溢れ出た精子を手で拭い、山田の胸に顔を埋めた
「信じて、あなただけなの、旦那とも最近は口もきいてない。目つきがだんだんとおかしくなり、1人で部屋に閉じこもってお酒を飲むようになって、子どもたちも近づけない状態なの。そんな旦那に求められるけど、気持ち悪くて・・・。あなたの家庭は壊さない。だから・・・。」
重たい雰囲気のままその日は分かれた。