遅かった出会い
35 Re: 遅かった出会い
東風
2021/08/30 (月) 15:17
No.29197
香の身体を知ってしまった山田は、セックスを覚え始めた高校生の頃か?また、それ以上の湧き上がる性欲に苦しんだ。
 山田の初めての女は、高校の1年先輩。上級生の女がいること、彼女は下級生の可愛い彼氏がいることで、互いに優越感を感じ、盛りの付いた猿のように暇さえあれば、セックスをしていた。
 大学生の時の相手は、互いに一人暮らしと言うこともあり、半同棲。何時でもできる環境から、毎日セックスをしていたが、さほど強い性欲には苦しまずに済んだ。
 就職してからは、数人の行きずりと今の妻、結婚後もなくはなかったが、続けようと思う女はいなかった。
 学生時代の彼女が人生で一番長く付き合った女。4年付き合えって半同棲をしていると、良い部分も悪い部分も見えてくる。
相手は、山田に未練があったようだが、遠距離もあり、山田の方から別れを切り出した。胸は大きく、顔だちも良かったが、4年も一緒にいると飽きる。
 妻は、学生時代の彼女とは正反対の性格と身体。全体に均整の取れた身体であったが、胸はやや小さい方。
 香は、高校時代、大学時代、そして、妻の何れの中間というか、そのどれにも似たところのない女であった。
 仕事上の付き合いは深く、互いに総合職でありながら、会社ではちょっと専門的な部門に携わり、他部署との折衝や業務の進行には互いの協力が必要で、二人の連携には、上司も部下も一目を置いていた。
 そんな二人が、会社において仲良くしていることも何ら不思議はなく、行動を共にする機会は多かったが、二人にとって、それまで見えていた職場の景色は一転した。山田は、香を直視するとそこには、先日の初めてセックスの時の艶めかしい裸が目に浮かび、顔は快感に喘ぐ顔が思い出された。
 ちょっとした隙に、山田は香の身体に触り、それを呼ぶように香も山田に身体を近づけた。しかし、香には家庭があり、夫がおり、何もより、母として、仕事と子育ての両立は、多忙を極めた。まだ、下の子は4歳、母親の愛を求める時期である。幸い、自分の両親と同居するいわゆる「サザエさん一家」、家事や育児の多くを実母・実父に助けてもらい、安定した生活をしていた。
 夫は、学生時代、香や山田と同じ分野にいたが、将来性に疑問を感じたのか?努力が足らなかったのか?全く別の分野の営業職となっていた。
結婚当初は、夫の方が羽振りは良かったが、派手ではないが安定した業績が見込まれる香と山田の分野は、安定した成長が続いていた。
 そして、二人は手応えを感じ、香は夫の会社の業績と将来性に不安を感じていたが、「何かあれば自分が何とかできる」とも思っていた。