遅かった出会い
122 露天風呂
東風
2022/01/24 (月) 11:16
No.29781
ショッピングセンターを出た二人は、デイユースに予約してあった宿に向かった。
部屋には、和室の古びた宿で必要に応じて布団も使えるようになっている。
今までも、年に数回訪れていた。
初めてきたころは、世間にあまり知られていない混浴温泉で、落ち着いて日頃の疲れを癒すことができたが、
温泉ブーム、混浴ブームが広がり、年々所謂「ワニ」と呼ばれる男性客が増えてきた。
その為、この日も平日に休みを合わせて訪れた。
 明かなそれと思えるカップルは、最上階の端の部屋に案内された。
 少し寒かったが、窓を開けると、街場より少し遅れた桜の花が咲き始めていた。
 それを眺めながら、先程買ったサンドイッチとスイーツを食べた。暖かいお茶で体を温めたが、初春の風は、
直ぐに体を冷やした。
「じゃあ、様子を見てくるね」
と、山田は混浴の内風呂と露天風呂の様子を見に行った。
内風呂には、一人の男性が入っていたが、露天風呂には客はいなかった。
それを香に報告し、二人は浴衣に着替えて露天風呂に向かった。
香りが浴衣に着替えている間に、山田はA氏にその旨メールした。
 二人が露天風呂に到着すると、そこには初老のA氏が既に入っていた。
 香は一瞬躊躇した様です、山田の顔を見たが、山田は気が付かないふりをして、浴衣を脱いで、
香もそれに従った。
「ねえ、持ってて」
と、下着を外す間、浴衣を持つように山田に頼んだ、
しかし、湯船に入る時は、普通のタオルで前だけ隠して、A氏が陣取る湯船の反対側に向かった。
 湯船の中央に幅50センチ、水面から30センチほど飛び出た岩があったが、A氏の位置から、
移動する香の姿は確実に見て取れた。
山田は軽く会釈して、湯船につかった。
 
 露天風呂の淵にもたれかかり、二人は並んで浸かった。
泉質が無色透明であったため、春の日差しは、湯船の波をとおして香の白い脚を鮮やかに映し出した。
山田は、横に並ぶ香の太腿に手を走らせ、徐々に陰毛の奥に忍ばせた。
香は一瞬ピクッとしたものの、陰毛をかき分け、クリトリスに忍び寄る指を少し足を開いて受け入れた。
「気持ちいいよ」
と香は応え、目を閉じだた。
「あああ、困ってきちゃったよ・・・」
と、笑顔で答えた。
山田は湯船の中で、香の体を持ち上げ、自らの足の間に香を移した。
ペニスが香の腰と臀部の境目にあたった。
そして、両手で香の両方の乳房に掌で包んだ。
その姿は、A氏からは、半分は横目に見えたが、岩陰が全てを見ることを妨げた。
香の背部で、ペニスは勃起した。
「あーあ、大きくなっちゃって、お湯から出られないよ」
と香は笑った。そして、二人とも体が温まり、軽く額に汗をかいた
「ここに座って」
香は、A氏から見えない岩陰に山田に座るように指示した。
そして、勃起したペニスを口に含んだ
「美味しい・・・・」
そう言って、ペニスと陰嚢を口に含んだり、舐め上げた。
「出していいよ」
と香に促され、山田は上半身だけ、A氏の見えるところに移動し、香の口の中に射精した。
「すっごく出たね。美味しかった(笑)」
長く座っていたので、山田の体は冷えてしまい。再び湯船に浸かった。
「気持ちいいけど、日焼けしちゃうよ」
香の肌は、温泉に温かさと、日射しでピンクに染まっていた。
「内風呂に行くか」
「でも、男の人がいるよ」
「良いじゃないか、混浴温泉なんだから・・・」
「もう・・・」
恥ずかしそうにする香をおいて、山田は湯船からでて、香の手を引いた。
湯船から出た二人は、一旦露天風呂の脱衣所で体を拭いて、浴衣をまとい、少し離れた内風呂の混浴に向かった。
A氏は、湯船から出た香の体と浴衣を羽織る前の香りの全裸の後姿をしっかり凝視できた。