ある日の美代子
9 Re: ある日の美代子
最後のティッシュ
2017/05/01 (月) 06:56
No.24585
ディルドとクリームの容器を籠に戻すと、ビデオの録画を一旦止めたテツヤはマリアを拘束台に残してソファーに戻った
上着の内ポケットから2錠1セットになった錠剤を取り出してメモ用紙に何かをしたためる
その内にはマリアへの愛が溢れているが、マリアには伝わっていない
 (何なのよ!早く外してよ!)
 (あの変態男、絶対に許さない!)
拘束されたままだがテツヤが離れ危険が遠ざかった事で上気し始めている
 (あ・・・ 熱い・・・)
マリアは身体の異変に気付いた、与えられた刺激は皆無だというのに乳首が勃起している
クリームを塗られた股間が熱い、クリトリスも肛門も下腹部の内側も
まるで火をつけられたような、まるで神経が剥き出しにされたような尋常ではない感覚
 (違う・・・ 違う・・・)
否定したが体内に灯った火が淫欲の液を分泌させる
塗られたクリームに代わりマリアの花弁を濡らしているのは湧き出てきた愛液だ
愛液は花弁から垂れ流れて肛門まで伝い、行き場を失うと床の上に滴り始めた
「そろそろかな」
ソファーの方から声が聞こえる
 (だめ、来ないで 今はダメ・・・)
マリアに近付くテツヤ、籠の前で一旦足を止めバイブを手にしたが思い直して別のバイブに持ち替えた
うねるバイブより強く振動するバイブの方が良いと判断したからだ
この判断が正解か不正解か、テツヤは心地の良い緊張で胸を躍らせながらビデオの録画を開始する
「さあ、始めようか」
振動音を轟かせ始めるバイブ
「お願い、許して・・・」
「許す?意味が分からないな、君は僕に何か悪い事をしたのか?」
振動するバイブの先が自由を奪われた股間に当てられ愛液で濡れた襞を震わせる
「いやっ・・・ いやっ・・・」
膣口を広げながら入ってくる振動、マリアは身体を硬直させた
「やだッ やだッ!」
テツヤは構わずにバイブを押し込み、奥まで押し込んだバイブが鈍感な膣内にある敏感な部分を振動で刺激し始める
「あぁうぅ うぐうぅ」
あまりにも強烈な快感にマリアは喘ぎとは思えない唸りのような声をあげた
テツヤの手は深く刺したバイブを押さえているだけ、マリアの性感帯を刺激する役目は振動に任せているが
マリアの悶えて捩る腰の微かな動きが、振動するバイブを膣壁に擦りつける
「いやあぁッ 動かさないでぇ!」
部屋中に響く懇願の叫び、拘束台の上で震える白い肌
「ぐうぅ うぐぅッ」
再び唸りはじめるマリア、バイブを挿入した後に聞き取れた言葉は「いや」と「動かさないで」の二言だけだ
「ぐううぅ・・・」
長めの唸りで咽喉を鳴らした後、マリアは失禁した
テツヤの手に向けて噴き出す小水は温かく、その温もりを感じながらテツヤは幸福の中にいる
マリアの体から出てきた物を汚いとは感じない、それどころか愛おしく感じている
「やだッ やだッ もうやめて!お願い!」
マリアは涙を流しながら懇願した
テツヤの前で失禁した恥ずかしさ、止まない振動に与えられる強烈な快感
気持ちと身体が別々の方向に向いていて気が変になりそうな感覚に襲われている
「いやぁーッ! いやッ いやッ」
今まで堪えていたが限界にきていた、急速に近付いてくる絶頂の気配を顔を振って追い払おうとするが
拘束された体と同じく、それから逃れる事はできない
「おぉうぐぅ・・・」
一際強い唸り声と身体の硬直、唸り声も聞こえなくなるとバイブの振動音だけが二人を包む
テツヤはマリアの身体が脱力するのを目を凝らしながら待っている
「はあぁッ ああぁ・・・」
枷で繋がれながらも突っ張っていた手足が落ちると
テツヤはバイブのスイッチを切ってマリアが絶頂から戻ってくるのを待った

マリアが正気に戻ると膣からバイブが抜かれる
テツヤは一旦マリアから離れ二本のバスタオルを持って戻ってきた
一つは拘束したマリアの体に掛け、もう一つのタオルで涙で濡れた顔を拭いて軽くキスをする
マリアがした粗相の後始末をするテツヤ、マリアはその様子を拘束台の上から黙って眺めていた
三脚に乗せられたビデオカメラは目に入っているが、録画されているという意識は頭の中から消えている
再び部屋に悦びの声が響いたのは二度目のキスの後だった
縛り付けられていた足は台から解放されているが、門型に組まれた柱に吊られている
Vの字に開いた脚の前に立ち腰を振るテツヤ、腰の動きに合わせ喘ぐマリア
マリアが何度目となるのか分からない絶頂を迎えた時、テツヤもマリアの中で果てる
膣から溢れ出た白い精液は肛門まで伝い流れ、その一部始終をビデオカメラは記録していた