ある日の美代子
8 Re: ある日の美代子
最後のティッシュ
2017/05/01 (月) 06:55
No.24584
肩の上辺りに繋がれた手は僅かだが自由が残されている
足首にも枷は掛けられているが足の先には気持ちばかりの自由はある
だが、そのささやかな自由は無いに等しい、腹と腿に掛けられたベルトに下腹部の自由は奪われている
マリアはテツヤの言葉と無防備に陰部を晒している事に少しの焦りを感じた
「もういいでしょ 外して」
「駄目だ、君はまだ僕の物になっていない」
「ねぇ、お願いだから」
「駄目だと言っただろ 二度言わせるな」
「お願い」
「それより、今の気持ちはどうだ?緊張か期待かどっちかな」
「外せって言ってんのよ!バカ! 変な事したら訴えるわよ!」
テツヤの内は喜びで満たされた、彼の前でマリアが本性を現したからだ
「バカ」「変態」「クソ野郎」
マリアは自分の言葉に煽られ罵倒の言葉がエスカレートしてゆき
ふくよかな白い肌を揺らしながら掛けられたベルトを肉に食い込ませるが
どんなに怒鳴ろうが抗おうがマリア自身の意思で体が自由になる事はない
その滑稽な姿を目の前にしてテツヤは気持ちを高揚させていく

罵倒の声を背に受けながら部屋に添え付けられた電話の受話器を持つ
「いつものやつを それと特別に用意したやつもだ」
二言発しただけで受話器を置くとマリアの声が止んだ
一方的に要求だけを伝える様子を見てマリアは察した、この男は初めてではない
それどころか、このホテルにとってテツヤは特別な存在であり現状から逃れるのは困難だという事を
「ごめんなさい」
「どうした?」
「怒鳴ったりして・・・」
「いいよ 気にしてない」
「今日は用事があって早く帰らないといけないの」
「それで?」
「時間が無いから今日は止めて次に会った時にしない?」
「男か?」
「え?」
「帰す訳にはいかないな」
「違う・・・」
「忘れたか 僕の物にすると言っただろ、他の男に会うなんて以ての外だ」
「違う、そうじゃなくて・・・」
「今は他の男の事は忘れろ」
「だから違うって言ってんのよ! 聞け!バカ!」
「いいね、君には似つかわしくない汚い言葉 それは僕だけに見せてくれる顔かな?」
 (こいつ頭おかしい ヤバイ 絶対ヤバイ)

二人の言葉が止まり静かになった部屋にドアが開く音が響いた
姿を現したのは両手を広げて大きな籠を持つ受付をしていた女、歳の頃は六十手前と言ったところだろうか
勝手に入ってきたことから察するに部屋の鍵は掛けてなかったようだ
テツヤと二人きりだった部屋に三人目が現れた
「助けて!この人変なんです!」
藁にもすがる思いで発した自分の言葉に恥ずかしさを覚える
この女もテツヤの仲間だ、助けてくれるはずがない
女はテツヤとマリアに向かって軽く会釈をすると、持っていた籠を置き何かを取り出した
手に持っているのは三脚だ、三脚の脚を伸ばしマリアの前に置くとビデオカメラを取り付け始める
「うそでしょ・・・ やだ・・・」
まだ録画は開始されていないがマリアは向けられたカメラから顔を背けた
事を済ませた女は部屋から出て行く、ドアに鍵がかかる音はしない
テツヤがカメラの画面を覗きながら録画を開始しする
「新しい二人の始まりを記録するよ こっちを向いて」
マリアは顔を横に向けたままだ
「横を向いたままでいいのか? 今から何をされるか見れないだろ」
カメラから離れたテツヤが床に置かれた籠に手を入れる
取り出したのはハンドクリームのような容器、その蓋を開けると次に黒色のディルドを取り出した
「これはマリアの為に用意したんだ」
テツヤは手に持った容器を眺めている、ディルドの事では無さそうだ
 (それ何なのよ・・・)
「これが何か分かるかい?」
「お願い、変なもの使わないで」
「変なものじゃないよ、君の身体に合えば気に入って貰えるはずだ」
ディルドの先が容器のクリームを掬い取る
黒いディルドの先に付いた白い塊、それが何所に向けられるのかは考えなくても答えを出すのは容易な事だ
ディルドを握りしめ近付いてくるテツヤ、マリアは逃れられる事の出来ない未知の恐怖に声を震わせた
「お願い・・・ やめて・・・」
テツヤが見下ろしているのは無防備な黒い花弁
左右に大きく開いた白い脚は拘束されている中でも僅かな自由を見つけて抵抗の動きを見せ
狙われている陰部も脚に伴う動きの中で最後の抵抗を見せている
細やかだが抵抗する陰部に向かって近付いてくるディルド
「いやっ だめッ」
ディルドの先に乗っていた白いクリームの塊が黒い花弁に押し潰された
「やめてッ」
ディルドの先がクリームを擦り込むように花弁を割りながら上下に動く
「お願い、お願いだから・・・」
ディルドは陰部から一旦離れるが容器からクリームを掬うと股間に戻ってくる、戻ってきた先はクリトリスだ
「いやぁッ」
ディルドの先がクリトリスを捏ね回した後、再び襞を撫でながら下がってきたが
クリームを蓄えたディルドの先は止まらずにそのまま肛門まで滑り下りて行った
「いやだ いやっ やめて、お願い」
まだマリアはクリームが付着したディルドの先で股間を弄られているという感覚しか感じていない
再びディルドがクリームを容器から掬い取るが今までとは様子が違う
開いた股間に突きたてられたディルドの先が膣口を開きながらマリアの体内に侵入していく
「お願い それだけはやめて、お願い・・・」
得体の知れない物が体内に入ってくる恐怖、膣内を掻き回し一旦は外に出るが
おののくマリアを余所に二度三度とクリームを掬い取りディルドは膣内に戻される
「お願い・・・ お願いだから・・・」
「怖がらなくていい、天国に行く準備はできたよ」
テツヤは膣からディルドを抜くとクリームで艶々と輝く花弁を眺め満足そうな笑みを浮かべた