淫習
8 Re: 淫習
武井
2019/01/31 (木) 15:54
No.26642
子ども達の事は気にしつつ、妻の実家の面子を潰す分けにはいきません。

夕刻になって、村の真ん中に在る神社の、神殿の間に通された私達夫婦は、神殿の扉を開帳して、御神式をして、その前で交わるのです。
仕切り親役が、ごけめの女性器を神様に一度納めて、ちぎりとこをする相手の、童貞青年の代わりの魁に、云わばリハーサルのような事をするわけのようなのです。
それは村の、お祀りの始まりを告げる、合図の神事みたいものなのでしょうか・。

神社の広間に上がりました。
私も妻も、もの凄く緊張しています。
義父母の嘆きや、妻が神事の相手をする青年や、その家族の期待。
私達夫婦の意識だけでは、どうする事も出来ない様々な思いに揺れて、二人とも身体がガチガチに硬くなっていました。

「この度のお浄め、おめでとうございます。」
車座に座って、装束姿の数人の氏子衆に囲まれて、浄めの御酒を頂きました。
束の間の直会でしたが、氏子衆は口々に昔の話しをして、私達夫婦の緊張を解す様に努めて下さいました。
「私共も、まるで女っ気の無い時期、コレで男になれました・。」
「ココの野郎は、奥手ばかりで、ちぎりとこ無しには考えられない・。」
「有り難い制度です・。」
「凌が羨ましい、、こんな綺麗な人が相手で・。」
「俺ん時は、ばあちゃんだった・・。」
「旦那様、、決して悪気のある訳ではありません。」
「そうです。  どうか、村の若者の生来を思って、ご理解下さい・・。」

「時間も宜しい様で、どうか、恙無く・。」

神殿の間の戸を開けて、振り返った時には、氏子衆の居た蹟に、私達夫婦の靴が、お供え物と一緒に飾られていました。