淫習
19 Re: 淫習
武井
2019/02/09 (土) 16:03
No.26693
ぼっきんこさん、ありがとうございます。
夜這い、寝居屋で、荒廃を防ぐ、先人の知恵です。


端午の節句の日の前日。

装いの傾美な妻を見送る。
泊にしては、荷物が少な過ぎる・。
「実家に全部有るからイイのよ・。 それに・・。」
「それに・・ん?」
「衣装が、あるの・。」
「衣装・?」

「そう・。」

「ちゃんと宿題やるのよ!」
「分かってるよ・。」
「煩いなぁ・。」
「あ〜ぁ、行っちゃった・。」
母親の前では強がっていた兄妹も、いなくなると元気が無くなった。
母親が家庭で伏せる、ごけめ役の、ちぎりとこを憂く思いが、不変的な振舞いの端から漏れていたのを、気にしていたのか・?
自分たちを孕むに及んだ行為を、違うDNAが、継承する神事の中で行う危機感を・。
前泊の(嘘)は、見え透いた過ぎたか・。

パーティー風に焼き肉をして気を紛らわす。
ワイワイしたものの、盛り上がりに欠けて、食べ終えれば、片付けが静かに残り・・。

夕暮れになった・。
妻が神社に行く時間が気になった。

晩御飯は残り物で・・。
明日は早く家を出て、(妻の田舎の神社の)子ども神輿に参加するから・。
理由を付けて、納得させて、子ども達を部屋へ、、早く寝る様に・。

日が落ちた・。

19時30分・。
氏子衆に囲まれている・?
か・?

私には或る思いが有った・。

ちぎりとこを確かめよう・
!・。

静かに家を出て、車を飛ばした・。

妻の田舎に・。