続々 せ・ふ・れ

[8] Re: 続々 せ・ふ・れ  洋祐 :2024/04/05 (金) 20:57 ID:G8eMu3Do No.190998

けいさん、まつさん、レスありがとうございます。



午後9時半近くに、綾夏から連絡があり、彼女を駅まで迎えに行った。
綾夏と一緒に彼女の部屋に戻ったのは、10時過ぎだった。

「あー、本当に疲れたわ。」
「ごくろうさん。」
「今日は洋祐が来るから、いつもより少し早く上がったけど、
 それでもやっぱり、きつかったな。」
「この後、どうする?」
「シャワーを浴びてきたけど、やっぱりお風呂に入りたい。」

綾夏がそう言うので、俺が風呂の支度をして、二人で一緒に入った。

「先週、美穂を送って行って、どうだった?」

二人で湯船に浸かっているとき、綾夏が美穂のことを尋ねてきた。
綾夏は俺に背を向けているので、彼女の表情は俺にはわからない。

「どうだったじゃないよ。」
「何が?」
「あれほど二人だけにするなって言っておいたのに。」
「そうだったっけ?覚えてないわ。」

俺が文句を言っても、綾夏は全く意に介していない。

「それより、どうだった?」
「彼女からは何も聞いていないのか?」
「ううん、聞いたわよ。私が聞かなくても、美穂は自分から話してくれるから。」
「・・・・・・」
「そう言えば、美穂から洋くんって呼ばれているんだって?」

綾夏が可笑しそうに言った。

「何を笑っているんだよ。」
「別に…。私も洋くんって呼ぼうかな…」
「はっ?」
「って美穂に言ったら、洋くんと呼ぶのは私だけだから、絶対ダメだって。」
「・・・・・・」
「彼女、来月に洋祐と会う約束をしたって言って、喜んでいたわよ。」
「連絡するって言われただけで、会う約束はしていない。」
「洋祐と会うために連絡するんだから、同じことでしょ。」
「・・・・・・」
「私たちのこと、何か言っていた?」
「別に何も…」
「ふーん、そうなんだ。」
「俺のことは何か言っていた?」
「ふふふ、気になる?」
「別に…、ただ聞いてみただけだよ。」
「洋祐について、直接は何も言っていないけど…、
 面食いの綾夏にしては、珍しいわねって言われたわ。」
「どういう意味だよ。」
「知らないわよ。私の方こそ、面食いとか言われて心外なんだから…」

美穂は、当然Bのことを知っているはずだから、
Bの容姿から、綾夏が面食いと判断したのだろうか。
Aも容姿は良かったから、多分、美穂の指摘は正しいのかもしれない。

「それより、美穂のことどう思う?」
「どうって…、可愛い娘だと思うよ。」
「それだけ?」
「それだけって…、そんなに長い時間話しをしたわけではないから、
 それ以上はないよ。」
「なーんだ、つまらない。」
「つまらないじゃないだろ。どういうつもりだよ。」

俺は綾夏の胸をギュッと掴んで、少し声を荒げた。

「そんなに怒らなくてもいいでしょ。」
「別に怒っていないよ。」
「前にも言ったけど、洋祐は、女性と付き合うどころか、
 話しをする機会もないから、それじゃダメだなと思って、
 私以外にも、話しができる女性を紹介しただけよ。」
「・・・・・・」
「初めから美穂を紹介するつもりだったわけではないけど、
 偶々あんなことがあって、美穂もお礼がしたいって言うから…」
「・・・・・・」
「美穂は、彼氏いない歴=年齢だけど、人懐っこいし、話し好きだから、
 彼女なら洋祐の相手もできるんじゃないかなって…、そう思っただけ。」
「・・・・・・」
「洋祐と美穂が付き合うことを期待していたわけじゃないわ。」
「・・・・・・」
「それに、美穂は未だに洋祐が私の彼氏だと疑っているし…、
 洋祐だって、付き合うつもりはないって言っていたじゃない。」
「・・・・・・」
「だから、別に、洋祐と美穂を付き合わせようなんて思ってないから…」
「・・・・・・」
「それに、私は彼氏がいても、洋祐とこのまま続けられるけど、
 洋祐が美穂と付き合ったら、私とは続けられないでしょ。」

それは、俺にとっては理屈が全くの逆だ。
俺は、綾夏と続けられるから、他の女性と付き合うことなどできない。

「洋祐がどうのって言っているわけじゃなくて、普通はそうでしょ。
 私が人とは違う考えを持っているだけだから…」
「・・・・・・」
「でも、今そうなったら、私も困るし…」

綾夏の胸を強く握っていた俺の手から、力が抜けていった。

「これで、少しは機嫌を直してくれる?」
「別に機嫌が悪かったわけじゃないよ。」
「そうぉ、それならいいけど。」
「・・・・・・」
「さすがにジムの後では、激しいのは無理だから…、
 今日、洋祐に仕返しされたら敵わないわ。ふふふ。」

綾夏が身体を捩って俺の方を向いた。

「今日は優しくしてね。生理が終わったばかりだから、
 優しくしてさえくれれば、後は好きにしていいから…、ね。」

綾夏はそう言って、俺に抱きついた。

「優しくして…。お願い…」

二人でベッドに入った後、綾夏がもう一度小さい声で言った。
俺は、仰向けに寝た綾夏にキスをした後、
彼女の首筋から下に向かって、手と唇で愛撫していく。

綾夏の丸い乳輪と小さく突き出た乳首を、指先と舌で丹念に愛撫すると、
綾夏は「んんっ…」と小さく声を出し始めた。
俺は、暫く綾夏の胸の愛撫を続けた後、胸を右手で優しく揉みながら、
胸から下に向かって、左手と唇で愛撫していった。

綾夏のウエスト周りを愛撫していると、彼女は身体を左右に捩りながら、
「あぁっ…」と声を出して喘ぎ始める。
俺は、綾夏の臍から更に下に向かって愛撫を続け、
彼女の薄い恥毛を舌でなぞった。

そして、俺は、両手で綾夏の太腿を両手で掴み、股間をゆっくり開くと、
俺の目の前に、綾夏の美しい性器が露わになった。
細長く縦に割れた大陰唇、大陰唇の内側に収まった小陰唇、
小陰唇の上から顔を出すクリトリス、小陰唇の中に僅かに見える膣口、
その全てが俺には美しく思えた。

小陰唇の中はすでにしっとりと濡れている。
数か月前までは、この姿をBにも曝していたに違いない。
だが、今、この姿を眺めることができるのは俺だけだ。

ふと見上げると、綾夏は、両手で顔を覆っている。
俺は、綾夏の股間に顔を近づけ、彼女の性器を舌と唇で愛撫した。
すると、綾夏は、両手でベッドの両端を掴みながら、
身体を左右に大きく捩って喘ぎ続けた。

「ねぇ…、きて…」

暫くして、綾夏がそう呟いた。
俺は膝立ちし、ペニスを握って綾夏の股間にあてがうと、
彼女の膣の中にゆっくりと押し込んでいった。