空白の日々に
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Re: 空白の日々に
小田
2026/08/02 (日) 14:33
No.210960
私を無視するような態度には、反吐が出ます。
それを言おうとした時、彼女が察知したようです。
「菊ちゃんね、小田様は何も聞かされていないでしょ?今ね、それを話していたの。
説明って必要でしょ?」
「いずみから話せよ・・・約束の場所までには打ち合せしたことも話せるだろ?」
私の顔を見るのですが、歩き出した彼に、
「ねぇ、名前を間違わないでよ」
「バカにするな・・・綾見だったな?」
「うふふっ、お願いね?」
「渡ったらくっ付くなよ」
「は〜い!・・・行きましょ?」
車は片側二車線の道路に東を向いて停めています。
目的は南側の公園だと思えるのは、彼が離れたところの横断歩道まで行かずに、通行する車を
確認して、急ぎ足で道路を渡ったからです。
手を繋いで道路を渡った私達ですが、昔を思い出したのか、
「懐かしいわ。何度かあったでしょ?楽しかった、思い出さない?」
「そうだね・・・思い出を話す場面じゃないだろ?」
「うん・・・また来たいわ、あなたと・・・いつか・・・」
先を歩いていた彼が振り返って、
「離れろよ。見られたら困るだろ?」
「は〜い!・・・」
彼に返事して、私と繋いでいた手をゆっくり放してから、距離を取って、
「・・・じゃ、お仕事に戻ります、うふっ・・・気になるでしょ?」
「綾見?」
「綾じゃないの。聞き間違いなんてあり得なかったから」
「今回も?」
「後でもいい?今夜のことを話しておかないと叱られるから、いいでしょ?」
「任せるよ」
「いいのね?・・・あのね、昔、いつかは知らないんだけど、航空会社のパック旅行とかあった
でしょ?」
「今もあるんじゃないか?」
「そうなの?タイとかで売春のために飛行機を利用するでしょ?それを称して”ヤルパック”って。
可笑しいでしょ?考えた人って天才だと思ったわ」
「越智から?」
「うん・・・関係者が居たみたいで、それでね、今夜は”ヤルパック”なの」
「タイじゃないだろ?逆だとしても・・・」
「国内の”ヤルパック”かな?」
「ん?・・・県外?」
「そうなの・・・だからウィッグ、いずみじゃないから・・・綾見の私なの。ねぇ、分からない?」