空白の日々に
90 Re: 空白の日々に
小田
2026/08/01 (土) 12:05
No.210898


続きです。




「ケツの穴まで知っていても分らないぞ、はははっ」
「もう!イヤらしいことばかりね。外見の事なのにどうしてそこに持っていくのよ」
「いずみだろ?」
「だから?」
「いずみだからだ」
「意味不明ね?菊ちゃんは言語障害じゃないの?」
「言うなよ、いずみで分るだろ?」
「うふふっ、美人の代名詞ってことね?」
「おっ?!・・・それはそうだが。いずみだろ?」

戻さないと訳の分からない大海に放り出されそうです。

「はははっ、もういいだろ?変身の意味するところは?」
「ほんとだ!菊ちゃん、時間じゃないの?」
「そうだな。車を出してくるから前で待ってろよ」
「うん・・・5分くらいでいい?」
「直ぐだからな・・・」

歩き出して、彼女を呼びます。

「・・・いずみ、いいか?」

階段の踊り場で、何やら話していますが、全く聞き取れません。
戻って来て、先程のように私の隣に座ります。

「おかしいでしょ?感性が違うのね」
「環境じゃないか?」
「育った?」
「じゃないか?」

菊本さんに呼ばれた理由は話しません。

「そうよね、環境は大事ね。人間性を育む大事な時期ってあるでしょ?・・・」

私にウインクして、テーブルの下に手を伸ばし、菊本さんが座っていた椅子の前辺りを探って
いるようです。

「・・・まぁ、そうだが・・・本人が選べる訳でもないからね」
「・・・そうでしょ?だから・・・」

テーブルの下から取り出したものは、小型のマイクのように見えます。
チラッと見せて、立ち上がります。

「・・・環境は大事ってことね?」

トートバッグを取って、それを入れます。

「そうだね・・・」
「行きましょうか?」

立ち上がって通路に出た私に抱き付いてきます。

「どこかな?」
「夢の島・・・欲望の島かも?うふっ」
「はははっ、楽しそうじゃないか?」
「きっとね、そうだと思うわ」

私の左腕に右手を廻し、耳元に唇を付けて、

「見守ってね?愛してるわ」

キスをしないのは、この後のプランに関係するのかもしれませんが、菊本さんとのアナルセックス
の名残は避けたかったのだと思いたくなります。

私の左腕を強く握り、悪戯っぽい笑顔見せて、ひときわ大きな声で、

「あっ?!・・・階段のところで待っててくれる?忘れ物なの」
「ん?・・・あぁ、いいよ」