空白の日々に
74 Re: 空白の日々に
小田
2026/07/20 (月) 22:44
No.210604



「いずみが作ったんだから、不味いことはないだろ?」
「でしょ?・・・美味しいのね?」
「もう少し待つかな?美味しくなるだろ?」
「うふふっ、ふやけても知らないわよ」

意味を成さない会話に聞こえますが、二人共通の何かがあるのでしょう。

「いずみ、口を開けろよ・・・はははっ、美味いか?」

スパゲティを食べさせます。
お互いの料理を食べさすのですから、仲の良いことをアピールしている様に見えます。

「付いてるわ・・・うふふっ・・・チュッ!・・・」

彼の口に付いたルーを舐め取る仕草は、恋人のようです。
菊本さんは彼女の腰に左手を廻して、時々、胸を触りますが、特に反応を示しませんから、
日常的な行為なのでしょう。
彼女といえば、左手でサンドイッチを持って口に運んでいるのは、彼に食べさせるためだと思って
いたのですが、右手は彼の股間に置かれています。
時々、不自然な動きを見せますから、軽く扱いているのかもしれません。

彼女の服装は、相変わらず露出を意識したものです。
フレアースカートもベアトップのブラウスも同じジャンルのモノですが、若い女性ならセクシー
感覚と受け止められそうですが、彼女の年齢ではエロに傾いていると言えそうです。
彼はさっきとは打って変わって、Tシャツと短パンのラフな服装です。
近くで見ると、いずみより若く見えますが、それでも30代半ばか後半かもしれません。

目の前に居る私は存在していないかの如くですから、ある意味、気楽に食せると言えます。
レストランではありませんから、テーブルも大きくはありません。
手を伸ばせば彼女に触れることが出来る距離ですから、二人の熱量も伝わって来ると思うのですが、
慣れた行為なのか、紅潮することもなく風景に溶け込んだ自然な行為のように見えます。
それでも、胸を揉む手の動きが早くなると、ウットリとした表情を見せますから、感じている
ことは、間違いありません。

何度もキスを交わしながら、食べ終って、

「小田様、如何でしたか?」
「ん?・・・食事?それとも?」
「タマゴサンド、私が作った・・・あれ?!私達のこと?」
「美味しかったよ。また呼んで頂きたいね」
「私達は?」
「やはりそれかい?」
「恥ずかしいでしょ?私から聞けないもの」
「前哨戦なら、そんなものじゃないか?」
「そんなものなのね?・・・じゃ、菊ちゃん、どうする?食べ残しはイヤでしょ?美味しいのは
最後なんでしょ?」
「何処で?見てもらうんだろ?」
「テーブルに乗る?」