空白の日々に
52
Re: 空白の日々に
小田
2026/07/05 (日) 16:02
No.210282
「主人とご主人様とは何年も前から知り合いだったの。詳しくは知らないのよ、遊び仲間だった
のね。いずみちゃんと関係を持つようになったあくる年の4月末、いずみちゃんの誕生日に・・・
そうでしょ?」
「そうだが・・・」
「彼女の都合で・・・理由は分からないんだけど、5月初めの土曜日、連休の終わった最初の
土曜日に誕生日祝いをすることになったの」
「土日以外、ウィークディは会っていなかったんだね?」
「お仕事優先みたいな・・・何だかおかしいのよ、あれだけ積極的にセックスを楽しむのに、
土日以外はダメなのね。勘繰ったのよ、他に男がいるんじゃないかって・・・調べたんじゃない
けど、そこまでする必要もないと思ったのはね、主人のオンナになっていたからなの。
それは、ご主人様に犯されるまでのことだけど」
「同意は?」
「無理矢理かな?・・・でも、直ぐに喘いでいたからそうとも言えないわね」
仕事と性行為は、彼女の中では使い分けしていたと推測できます。
平野さんのご主人との関係性も、平野さんの理解とは少し乖離していたと思えるのです。
それは、仕事の壁を乗り越えられるだけの魅力を感じていなかったのが、理由だと言えそうです。
ところが、越智との関係性となると、無条件で彼に従っているとしか思えないのです。
仕事を1ヶ月も止めるだけの理由、そのエネルギーの源は、越智の性機能にひれ伏していると、
平野さんの説明からも、見せつけられた越智との濃密な関係性からも、そのように理解するしか
ないようです。
私の認識が間違っているとしたら、微かに感じるモノがハッキリ見えるようになる、そう判断でき
る時なのです。それまでに期限が来ない事を願うしかありません。
気になるのは数年前の状況なのですが、今と変わらないとしたら、仕事を休んでいたことになり
ますが、流石にそれは無理があるでしょうし、帰国後にそのような話は聞かれなかったことからも、
土日以外のウィークディは仮に会っていたとしても、数える程しかなかったと推測出来そうです。
「誕生日に?」
「騙したことは後で謝ったわ。虚ろな瞳で、”プレゼントなの?”って、ご主人様に抱き付くのよ。
謝る必要もない程、彼女は虜になったと思ったわ」
「経緯が見えないが・・・計画的だね?」
「借金のこと話したでしょ?ご主人様から借りていたの。主人から聞いていたから知っていたのね。
二人の関係だけど、主人とご主人様ね、年齢は一歳違いなんだけど、主人が子分みたいな主従関係
が確立されてるの。
ご主人様の仕事は一言で言えないかな?かなりヤバいことをしてるって主人から聞いていたの。
闇金が本業みたいだけど、主人と一緒で無類の女好きなの。主人と違うのは、ネトラレの性癖が
ある事ね」
「いいかな?」
「えっ?・・・いいけど・・・」
「平野さんも愛人も借金返済のために、風俗勤めだろ?いずみは?」
「それなの。私に隠れてデートしてたって話したでしょ?」
「入れ込んでたとか?」
「それしかないでしょ?いずみちゃんは特別扱いなの。自分以外の男には抱かせない、俺のオンナ
なのよ」
「いずみも?」
「謝ってくれたけど、それに乗っかてるんだから、薄ぺらな謝罪にしか聞こえなかったけど、
それしか言えないのも仕方ないと思ったの。
愛人なんて、私と顔を合わせても見て見ぬ振りだから、いずみちゃんの方がどれだけ気遣ってるか
分るわね」
「借金返済に風俗だろ?ご主人と離れられない理由が・・・話せない領域かな?」
「一言で言うとね、ダメ亭主でも、そうだからかな?見捨てられないの。愛人もそうだと思うわ。
二人して売春までして借金返済に充てるのよ、普通じゃないわね」