空白の日々に
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Re: 空白の日々に
小田
2026/06/20 (土) 18:48
No.210038
仕事の処理をどのようにしているのか、非常に気になっているのですが、月曜日のこの時間
までに羽田からは何の連絡もありません。
何がしかの対応をしていなければ、私にその理由を聞いてくるのは間違いありません。
羽田の会社の中枢を担っているのですから、一分一秒でも彼女の不在は、致命的な事態に
なり兼ねないのです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、仕事のほとんどが楊さんの会社からですから、私の危惧も
理解出来ると思います。
そう考えれば、東京の会社も同じように、事前に対応は完了していたと推測しても間違っていない
と言えそうです。
羽田から何がしかの連絡があるまでは、こちらからのアクセスは控えることにします。
私が関連会社に出向したことは、お話ししていますが、定期的に本社工場で会議があります。
その日は水曜日なのですが、会議を終えて正門を出たところで、声を掛けられます。
「小田さん?小田さんでしょ?」
正門を出て東側の歩道を歩きだした時です。
車道に停めた商用車から降りて来たのは、喜多さんです。
「・・・あぁ、日曜日の・・・」
「喜多です・・・小田さんの会社ですか?」
「今は関連会社に出向ですね。それが?」
「いやね、正門を通っていたら、守衛さんが敬礼してたでしょ?誰彼なくしないですから、
ちょっと気になって。そしたら、小田さんが・・・顔パスでしょ?偉いさんですよね?」
「しがないサラリーマンですよ」
「それにしたら、高そうなスーツじゃないですか?まだまだ暑いのに大変ですね」
日曜日の夜よりもへりくだった話し方です。
「帰社する時は、作業服ですよ。この時間でしょ?直帰の予定だったのでね。ところで、当社と
取引きがあるとか・・・」
「お世話になっています。協力工場に認定して頂いています」
「そう肩肘張らずに、いいですか?」
「そう言われても・・・お世話になっているのは事実ですから」
「いいじゃないですか?知り合った場所が場所、フラットな関係ということで、それでいいで
しょ?」
「まぁ、そうですね・・・お帰りでしょ?送りますよ」
「歩くつもりだったのでね・・・」
「そう言わずに・・・どうぞ!」
後部座席のドアを開けます。
「じゃ、甘えますか・・・前でも?」
「いいですけど・・・汚れても知りませんよ、はははっ」
「はははっ、気にしてたら乗れないでしょ?」
「ごもっとも。小田さんって話せますね?」
JRの駅までと伝えて、助手席に乗り込みます。
正門から約5分程の乗車です。
「まぁ、発注先の車には幾度となく乗せてもらっていますからね。同じようなモノでしょ?」
「汚れるのが?」
「直球は苦手な方でね」
「カーブでしょ?・・・話を変えても?」
日曜日に戻ると言っている様です。