仲良しのお母さんと
2 仲良しのお母さんと・・・2
もとき
2024/04/16 (火) 16:47
No.191264
その笑顔は可愛いというより綺麗だったので、我慢できなくて、強く抱きしめて激しいキスを求めた。力を入れて抵抗されたが、徐々に力が抜けて、舌を絡ませた。
どれくらいキスをしていただろうか?
キスを終えると、彼女は数歩前に出て、景色に目をやった。その背中は肩で息をしていた。
肩で息をしている彼女の小さい背中を私もドキドキしながら眺めていたが、とても愛おしく感じた。私は後ろから彼女の肩を強く抱きしめて
「好きだ」
と耳元で囁いた。彼女の髪の毛のいい匂いは、シャンプーリンスの匂いとは違う女性らしいいい匂いがして、春の爽やかな風の匂いとともに私の胸の中に流れた。
「あなた、お母さん達の中で人気なの知ってた?」
「え?」
「私はその話題に入って行けなかったけど、行事の時にあなたを目で追ってたのよ。気が付かなかった?」
「え?」
戸惑う私に彼女は肩を少し震わせて笑っているであろうと思われた。
 お互いに緊張の時間から、恋人同士のようなリラックスした雰囲気になった。