スパと水着と友人Y
124 Re: スパと水着と友人Y
ジゼル トリックから改名
2023/12/04 (月) 05:21
No.187343
「ねー、ちゃんと彼女を好きでいてあげてね。こんなこと言うと怒られるけど、彼女といるアンタはちょっとだけカッコいいよ。しっかりと守ると言うか、エスコートしているのが。私も今の彼女と幸せだし、お互いに元の生活に戻ろうね。今日は、夢みたいなものね」とY
「夢の中か。…寂しいな」と答えてしまう。
「別にもう会わないって訳じゃないし。今まで通りに戻るだけよ。それに約束したじゃない」Yが私の上で向きを変える。
「あぁ、Yの前からいなくならないってやつか」なんとなくであったが、抱き締める。
「そっ。今までと変わらないよ。」とYも私の首に腕を回し、身体を密着させる。
どちらともなく見つめ合いキスをする。

お湯の中でYは私の上にかぶさり、お互いの身体を確認するように抱き合う。
そしてYがゆっくりと私の愚息を蜜壺に挿入し、しばらく中に入れたまま形を確かめるように蠢く。
私も動かず、中でゆっくりと勃起させ、Yを味わい、奥から降りてくる子宮のコリッとした入口にキスをする。
「あん!」と声を上げ、キュッと締め付け、ゆっくりと緩み、愚息を引き抜く。
「あがろうか」とYは私の上から立ち上がり、シャワーを浴びる。
肩から流れるシャワーからの水が背中、お尻、ふとももをつたう。
後ろからじっと見つめてしまう美しさがYにはあった。

「背中流してあげる」と振り向き手招きする。
シャワーをかけながら、Yの手が私の身体を摩る。
「はい、お終い」とシャワーを止め、私の前にまわり、キスをする。
「ホントに嬉しかったよ。告白してくれるとは思ってなかったし、こういう関係になると思ってなかったけどね。でも、後悔とか無いし、気持ちもいいと思ったし。うーんと?ありがとうかな?」
「俺のほうこそ。Yのことは好きなのは変わらないし、これからもずっと好きだよ。それにすごく色っぽいYを見せてくれたし、ありがとう」
「恥ずかしいから忘れてね」と真っ赤になるY。

内風呂から脱衣所に出てきて、バスタオルで身体を拭いていたが、バスタオルを巻いたYが部屋の方に出て行く。
「ねー、これ買ってみたんだけど」と可愛らしい花柄の紙袋から濃淡のブルーで彩られたYの上下セットの下着を取り出す。
「おぉ、よく似合ってる。カッコいいね」と感想を言うと
「ちょっといいなと思って、さっき買ったんだ。で、これねセットなの」とYが改めて言う。
?と思っていると中から同じ柄の何かを取り出し、
「はい」と私に渡す。
「えっ?…あ、ありがとう?」拡げてみるとトランクス。
今までYからは誕プレはあったがサプライズ的なプレゼントなど貰ったことがない。
「これ、貰っていいの?」
「うん。お揃いなんだけど、いや?」
「嬉しい…んだが、え?いつ買ったの?」
「今日だよ。荷物を車に置きに行ってくれたときに、ショップにあって気に入ったからだけど…ダメだったかな?」とYはパンティを履いて、ブラをつけようとバスタオルを外す手前で手を止めている。
「すげー嬉しい。やば、Yとお揃いとか。めちゃ嬉しい」と言うと、Yはアハハと笑う。
「喜んでくれたなら良かった」と手早くブラジャーを付ける。
脱衣所の鏡にお揃いの下着を付け、照れる二人が写る。
どちらともなく向かい合い、静かに抱きしめ、キスをする。
「好きよ」とYが囁く。
「多分、アンタ以外の男には無いと思う。けど、やっぱり私は無理だなぁ。女の子が可愛くて仕方ないもん」
何も言うまい。私の選択肢はないのだから。
「そうか」
「うん。アンタも彼女を大事にしてね。今までみたいに一緒に遊べる友達は変わらないから」
「約束だもんな」
そのあとは各々着替えを済ませ、ホテルをあとにした。

夕食を食べに行ったのち、Yの家に。
買い物の荷物を部屋に運び入れる。
「ありがとう。お茶でも飲む?」とY。
「おう。」と座る。
昨日からのこともあり、なんとなく落ち着かない。
かと言って、Yに迫るのもおかしい。そのくらいの礼義をもって接していきたい。

「どうしたの?」Yはいつも通りに戻っている。大した度胸である。
「いや、なんでもない」と答えるがいつも通りではないのは明らか。
プルループルルーとYの携帯が鳴り、通話を始める。
彼女からのようだ。楽しそうに会話している。
「じゃーね。明日、楽しみにしてる。ん、大好きよ」と言って切る。
「彼女?」と聞くと
「うん」と嬉しそうに頷くY
いつものと言うか、昔からのYに戻ったと感じた瞬間でした。

『終わったな』と思いながら、嫉妬心が湧いてきそうなので
「んじゃ、帰るわー」と立ち上がり、車の鍵や財布などを持って玄関へ。
「ん、ありがとう。なかなか買いに行けなくって助かった」
「おう、なんかあったら連絡よこせ」とYの顔を見ずにドアノブに手をかける。
するとYの手が私の手を掴む。
「ね、待って」とY。
振り向くべきなのだが、自分がどんな顔してるのかよくわからず、Yの顔を見れない。
「今日は、ありがと。今までで一番嬉しい告白だったよ。叶えられないけど…」ちょっと涙声?
意を決して振り返るとYが両手を開き、
「もう一度だけ、抱きしめてよ」
俺は何も言わずにギュっと抱きしめた。
「今まで通りになれるかな?」私的にはカッコつけたかったが疑問形になってしまった。
「ん、これからもよろしくね」とYは離れた。
「んじゃな」と俺は外に出る。

Yへの気持ち、未練その他いろいろな感情が入り乱れ、その日は終わっていった。

長々と書いていましたが、友人Yとの初めては、これで終わりとなります。

Yとは、このあと2回ほど男女の関係をもちました。また機会があれば書いていきたいと思います。