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[10749] (妻)洋子 裕次郎 投稿日:2009/03/02 (月) 20:32
 智子さんとの再会(2)

”なぜならあなたが女の歓びを、いろいろ教えてくださったから。
どうしてもあなたと比較して、不満がつのるの”
”教えたなんて”
”何にも知らなかった私を、こんなふうにしたくせに”

”今でも智子さんは、セックスは面倒だと思っていられるのですか。
ご主人は、求められるでしょうに”
”夫が求めてきても(生理中)とか(疲れている)といって断るよ
うにしているの”
”でも男は、我慢できません”
”それでも(頭が痛い)とか(今日はそんな気になれない)といっ
て断るの。1週間位すると苛立ち強引に求めてくる。この前も、コ
ンコンと説教さたの”
”何といわれたの?”

”夫の言い分は、男が結婚するのは、求めたらいつでも受け入れて
くれる、安定した性の対象になってくれる、妻を得るために結婚す
るのだ。その妻が容易に受け入れてくれないのでは、結婚した意味
が無い、と叱られました。そのように言われて仕方なく受け入れた
のだけど、でもそんな状態だから、充足したセックスが得られるわ
けが無いでしょう。だからセックスしている途中に(痛いの)とか
(まだ?)とか言って、眉根を寄せてつらそうに顔をゆがましたり
するの。この前も、私のあそこに、キスしようとしたから(やめて)
と腰をひてしまったわ”

”智子さんはそこにキスされるのが、好きだったじゃないですか”
”最初あなたにされたとき、とてつもない深い未知の世界に、飛び
込むような悦びを得たわ。肉の歓びとでも言うのかしら”
”ーーー”

”それ以上にあなたは、私の身体のすみからスミまで研究材料にし
て、2人の身体を組み合わせ、いろんな体位を調べつくしたでしょ
う。私に聞くのででなく、言葉より身体から直接聞くといって、智
子の身体を実験台にして、私が感じるまで調べつくしたの覚えてい
るでしょう。でもあのことは感謝こそすれ、あなたを恨む気持ちは
ありません”
 と鼻を詰まらせ、泣き声になった。目頭に溜まったしずくをハン
カチに吸わせ、顔を引き締めまっすぐ私を見て

”女を生かすも殺しもしない程度の、寂しさがある事をあなたは知
っていますか。今までオナニーで思いっきり空想の世界で遊んだけ
ど、もうオナニーで身体をなぐさめるのはイヤ”
 どう返事をすればよいのか困ったが

”たった一度しか生きられないのです。自分に正直に振舞えばいい
のでは。お望みなら、いや私かからのお願いです。智子さんを抱き
たい”
”智子はあなたとしか、セックスの歓びは味わえないと今も思って
います。だから抱かれたら、1度や2度ではすまなくなりますわよ”

 顔では主人を裏切ることは出来ませんという表情を作り、心と身
体はそれを待ち望んで、私に抱かれる事を夢見ている。私は智子さ
んの額に掛かった前髪を、後ろに掻き分け静かに抱き寄せた。

 露骨な智子さんの求愛なだけに、匂い立つようなエロティシズム
が、セックスとは違った形で智子の身体から発散している。ワンピ
ース越しに伝わるぬくもりが心地よい。その感触に浸りながら唇を
重ねようとした。

”待って。紅がつくわ”
 抱きすくめられ、キスされそうになった智子さんは、形だけ顔を
背ける。
”あなたの口紅なら、大いに付けてもらいたい”
 いったんそむけた智子さんの顔を両手で挟み、白桃のように柔ら
かい唇をむさぼり味わう。

 舌が触れた。深く挿しいれると舌を絡ませてくる。その舌を強く
吸った。時計の針が、処女喪失のときに戻った。背中のファスナー
を下げると、ワンピースは腰に絡まりながら、ゆっくりと足元に落
ちた。

 抱き合ったまま寝室に進み、ベッドの上に倒れた。スリップの上
から乳房を撫で、脇腹を撫で、腰を撫でる。さらに手は太腿を撫で、
スリップの裾から入れた手が、パンティーに届いた。そこは熱がこ
もって生暖かい。秘部の上の部分が分泌物で湿っている。

”脱ぐわ。自分で”
 智子さんはスリップを脱ぎ、腰を浮かして膝を深く折った。パン
ティーとパンストを一緒に、クルクルと巻きながら足から脱ぐと、
それをベッドの横に落とした。

 仰向けに身体を開き、潤んだような瞳を私に向け
”何度もあなたに抱かれる夢を見たわ〜”
 ねっとりと吸い付くように、白い身体が私に絡み付いてきた。
 手で私の茂みを絡めるように撫で、さらに太腿を私の膝まですべ
らせ、みずみずしいしなやかな細い指で、まだ萎えている私のペニ
スをつかみ、遠慮しがちにしごきはじめた。

[Res: 10749] Re: (妻)洋子 宗家慎太郎 投稿日:2009/03/02 (月) 22:52
素晴らしい!
…けど洋子さん…

[Res: 10749] Re: (妻)洋子 裕次郎 投稿日:2009/03/04 (水) 22:12
 宗家慎太郎さんへ
 今、投稿されてることは、その時は知っていませんでした。洋子
が知った時のことは、これから主人が書くでしょうから洋子からは
お話し出来ません。この後の主人の投稿をお待ちなって下さい。
(なぜ?)
 の疑問にお答えします。
 主人が智子さんの処女を奪ったこと。子供を中絶したこと、のす
べてを話された時、夜も眠れなかったわ。
 でも男には、妻の他に女を求める本能がある事を知ったの。それ
が納得できたから、夫の進めた夫婦交換の世界に、気持ちを整理し
て仲間入りしたのですから。
 智子さんには感謝なぞしていませんけれど、うらんでもいません。
                        洋子

[Res: 10749] Re: (妻)洋子 宗家慎太郎 投稿日:2009/03/04 (水) 23:30
深くて重くて暖かいお話の予感がいたします。続きを待ちたいと思います。
男と女…二色しかないのに無限の世界が描けるのですねぇ。