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[9467] (妻)洋子 裕次郎 投稿日:2008/10/02 (木) 13:33
 ともちゃんの告白は、私にとってまったくの寝耳に水の話しで、
あの山本の野郎がの思いである。
 山本さんが智子を押さえ込み、乱暴に腕をつかみ引き寄せて押
し倒して来たの。
”あぶない”
 と思ったら、素早くワンピースの背中のファスナーを引き下げ
られてしまった。

”いや”
 裾がぱっと捲くれ上がって、花柄のパンテーが覗いた。足の先
でこじ上げるようにワンピースを押し上げ、強引に山本さんに抜
き取られてしまった。さらに、あしらうように智子の手を伸ばさ
せ、ブラジャーの紐を肩から引き外されてしまった。それからは
係長に処女を奪われた時のことを思い出し、同じように動いたわ。
(智子は処女なのよ)
 と自分に言い聞かせ、抵抗するだけでなく態度や言葉にも最大
限に利用した。

”やめてください。イヤです。触らないでください。かんにんし
て〜。恥ずかしい”
 女が抵抗する時に使う、全ての言葉を吐いて抗った。
 ペニスが挿入されたときも、係長の時と同じように
”いたい”
 と訴え涙も流した。
”いたい?。処女だったんだね”
 感激の声を出し
”ありがとう、すぐ終わるからね”
 と言いながら身体を上下に動かし始められた。
”痛いから動かさないで”
”初めての時は少し痛むんだよ”
 と言いながら自分のペニスが出入りするのあかずに眺めている。
”痛いの。早く取ってください”
 痛いと言って泣きべそをかく智子の顔の表情をまるで悪びずに、
睥睨するように嬉しそうに堪能している。
 処女喪失の鮮血を見る事はなかったが、抗う姿から山本は桑原
智子の処女を奪ったと信じたのである。
 感激したのかどうかはわからないが、処女を与えてくれた女性
と結婚するのは当然と、両親に紹介し結婚準備を進めたのだった。

 ことがスムーズに運ぶのを見て、どうも智子の周到に考えた、
男狩りの用な気がするのだが、彼女の性格から考えると、やはり
とっさの思いつきと信じるべきなのかもしれない。
 
 全てがうまく事が運んだかに見えたのに、妊娠とは
 ともちゃんは私に
”この赤ちゃんは山本さんの子よ”
”どうして”
”あの日、排卵日だったの”
そんなことわかるの?”
”アンネのときと違って、右のほうからお腹の下にかけて、ちょっ
と痛いような引きつるような感じがしたの”
”それだけで、なぜそう思うの?”
”そう思うからよ。でも正直なところわからないわ”
”山本のときも、荻野式で避妊していたんだろう”
”山本さんと係長でしょう。2人に求められたら生理は狂うわ。
荻野式は正常な生理を基に、計算するのだから当てには出来ない
じゃないの”
”一度診察を受けて、確認しなければ”
”いやなの、産婦人科のあの診察台で、あんな格好を強制される
の、恥ずかしいもの”
”でも子宮の中は、あそこからしか中が見れないんだから仕方が
ないよ”
”実家のお母さんに、電話をしようかしら”
”お母さんに電話したってしょうがないじゃないか”
”だって、怖いんだもの。鼻からスイカが出るくらい痛いと友達
か教えてくれたわ”
”鼻じゃなくて、あそこから出る子供のことだろう”
 妊娠にたじろぐ未婚の母の、未知の恐怖におびえるさまがそこ
にあった。

”病院にいって、もし妊娠していると言われたらどうするの”
”中絶するしかないだろう。どっちの子供だかわからないんだから”
”そうね。じゃあ、明日病院へ行って来る”
 妊娠して、つらい目にあうのは女のほうである。気持ちを落ち
着かせようと
”じゃ、これから1発しようか”
”1発って”
”オマンコ”
”馬鹿ね。明日病院へ行くのにそんなことしたら、先生にわかって
しまうわよ”