都合のいい欲棒…
29 Re: 都合のいい欲棒…
さお
2024/02/12 (月) 07:41
No.53712
【2部第2話】
明美に引き合わされた人物は、年齢は明美と同じ40代半ばの女性。背は高めで太ってはいないがグラマラス。着ているスーツが似合う「デキる風」の女性であった。保険屋さんを職業にされてるとか。名前は早苗という。
「保険の勧誘?」と警戒した私だが、明美が早苗との話を語り出した。

早苗も結婚して夫がいるが、30代後半の頃に夫にそれとなくセックスを求めたら「いい歳してキモチ悪いオンナだな!」と言われ以降レスに。夫に不信感を抱くようになった。
早苗は5年前にフラワーアレンジメント教室で明美と知合い懇意となる。明美もご主人がED気味で性生活に悩みを抱えており、お互いの事情を語り合う仲に。一緒に気晴しで行った温泉旅行、最初は冗談だったレズごっこが心地よく、恋人のような関係に至ったという。

次に早苗が言うには、明美との蜜月関係を心の拠り所としていたのに、明美は私の知らないところで、ご主人公認でオトコとセックスしていたことが悲しかったし、明美を責めたとのこと。ただ明美も状況に流されただけであり許してはいるが、心に引っ掛かるものが有ると言う。

「私が早苗さんに謝罪すればコトは収まりますか?」と私が早苗さんに投げかけると…

早苗さんは、
「恥を忍んで申し上げます。確かに明美の浮気相手として、さおさんを排除したい気持ちはございます。ただ明美の旦那が仕込んだ状況は急には解消出来ないと思います。ならば潤滑材として貴方が明美、そして明美夫婦と関わったように、私と明美の共通の相手……う〜ん相手というか、共通のオモチャみたいになって欲しいのです。」
さらに早苗は続けた。
「さおさんは、○○周辺にお住まいですね?! 私の保険のお客さんも何人かいらっしゃいます。□□様とか△△様とかご存知?」

保険屋さんの交渉術に、なす術の無い私であった。

〜続く〜