非常識な妻は露出狂で好奇心の塊 その2
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健太
2024/02/24 (土) 16:23
No.53801
 博多駅に着くと薄暗くなっていました。駅の時計は丁度5時半でした。
先にホテルで荷物を下ろして夕ご飯を食べに行くことになってタクシーでホテルに行きました。
博多は大きな街でした。

 ホテルはでっかいホテルでした。部屋に入ると妻が言った通りツインの部屋で大きなベッドが二つ並べて置いて有りました。窓からは博多の夜景が見えました。

 ホテルを出てお寿司を食べに行くことになりました。
妻と私は辺りを見ながら「博多って大きな街じゃねえ」と話してる時に風体の悪い男がドンと妻に突き当たってそのまま通り過ぎようとしました。
その時舞子さんが男の胸ぐらを掴むと「あんた!ちょっと待ちなさいよ!女にぶちあっといて黙って行くなんて、あんた、男の風上にも置けないわ!ちゃんとこの人にに謝んなさいよ」
男は気色ばんで拳を振り上げて「なにお!この婆あ!」
舞子さんは一歩前に足を踏み出した男のすれすれに顔を近づけると「あんた!その手で私を殴る気!
いいわよ、どうぞどうぞ」
大勢の人だかりができていましたが、その中から2、3人から「パチパチ」と拍手が起きました。
洋二さんが慌てて「まあまあ、こらえちゃれえや」と岡山弁で言って舞子さんの肩を掴んで止めに入りました。
男は舞子さんの剣幕に驚いて「くそ!謝まりゃいいんだろうが」と言って妻に向かって「ごめんよ」謝ると後ろも見ずに雑踏の中に消えていきました。
その時、また拍手がぱらぱらと鳴っていました。
「利佳ちゃん、大丈夫か、怪我は無いか」
「うん、うちは大丈夫じゃけど、あんた〜〜〜、うち、怖かったよう」
舞子さんんも駆け寄ってきて「利佳、ああいうやつは、ちいと性根を入れんちゃらんとのう」
とまるでやくざのような口調でした。
まあ、偶然でしたが私たちをビビらせるのに十分効果的でした。

 それからお寿司をご馳走になって、洋二さんが連れて行ってくれたところは「○○姫」という看板がかかったナイトクラブのようなところでした。
中にはソファーがたくさんあって、大勢の男女で賑わっていました。
ホステスさんはみんな若い女の人たちでした。
みんなフワフワの短いスカートを穿いていてまるで大きなメイド喫茶のようでした。
私達もソファーに案内されて注文をしている時に洋二さんが「健太さん、この子、喉仏が有るでしょう」
見ると確かに大きな喉仏が見えました。
「この子たちはみんな男の子なんですよ、ヘヘヘヘ」
舞子さんはその店に何度も来ていたようで平気な顔をしていました。
私と妻はびっくり仰天!顔を見合わせて「うっそう!」
ロリータのような服を着た人は20人ぐらいいました。
注文が終ると、そのなんというか、ロリータのような服を着た女の子というか、男の子というかが私達の前に4人来て「いらっしゃいませ〜〜〜」と甲高い声で叫んで椅子に座って水割りなどを作り始めました。
彼らが座った椅子は私たちのソファーよりも10センチほど低くて、短いスカートを穿いていたので少しでも脚を広げると股間が丸見えになりました。
彼らは一様に赤いパンティーやピンクのパンティーを穿いていました。
股間はみんなこんもりと盛り上がっていました。
私は彼らがわざと股間を見せているように思えました。

 10時過ぎになると天井の照明が少し暗転して音楽もロック調の賑やかな音楽になって、彼らは一斉に中央のロビーで踊り始めました。
一斉に手を振り、足を踏み鳴らして踊っていました。
彼らの踊りは見事で一糸乱れることなく揃っていました。
時々声を合わせて「よいしょ!どっこい!」などと甲高い声で掛け声を掛け合っていました。
中には時々間違える子もいましたが、口元を押さえて女の仕草で「間違えちゃった」といった顔も愛嬌が有りました。
妻は「あんた、すごい!可愛い!頑張って〜〜!」などと声援を飛ばしていました。
私には到底女としか見えませんでした。
洋二さんが私に「ね、この子たち、可愛いでしょう」

 11時になって洋二さんが「そろそろほかの店に行きませんか」
その○○姫を後にして歩いていると洋二さんが「さっきの店は観光用でしてね、まあ、いわば物見遊山のようなところでしてね、アハハハハ」と笑っていました。

 二件目の店はビルの3階に有りました。
エレベーターを降りると通路の一番奥の目立たない所に有りました。
入口のすぐ横に小さい看板が有って、そこには「夜の動物園」と書いて有りました。
入口の上には「会員制」と書いて有り、看板のすぐ下に「入れ墨の方と暴力団関係者の方はお断り」と書いて有りました。

 洋二さんが入口の横のベルを押すとドアの小さい扉がが開いて二つの眼が覗きました。
それからすぐに重たそうなドアが開いて「あんら、まあ、お久〜〜〜、洋ちゃんじゃないの〜〜〜」
その女の人は大きな人で目の廻りはアイシャドーで黒々とマスカラまでしていて、鼻は鉤鼻で派手なドレスを着ていました。
店の中を振り向くと甲高い大きな声で「ママ〜〜〜、洋ちゃん、来たわよ〜〜〜」と叫びました。
私達はその間に店の中に入りました。

 右側にカウンターが有ってその中から和服を着た女の人が出てきて「きゃ〜〜〜、洋ちゃんじゃないの〜〜と言って洋二さんを抱きしめて「あなた〜〜、またどこかで浮気をしてたんでしょう、う〜〜ん、もう〜〜、悔しい〜〜〜」と言って洋二さんの股間を握りました。
洋二さんは「あたたたた、もう勘弁してくれよ〜〜」と笑いながら言っていました。
その女の人も鼻が大きくて厚化粧していました。

 今度はママと呼ばれた人が舞子さんを見て「キャッ舞子さんまで!」
舞子さんはニコニコ笑いながら「ママ、久しぶりだわね」
ママと呼ばれた人が大きな体をゆすりながら「うっれしい〜〜〜!」と甲高い声で言っていました。
店の奥にソファーが2脚置いて有って、中年の男性が酒を呑んでいましたが、そこにも厚化粧の女の人が座って男性たちの相手をしていました。

 私達が奥のソファーに座るとママと呼ばれた人とさっきの女の人が私たちの席に着きました。
洋二さんが私に「ここの女の人はみんな男なんだよ」と耳打ちをしました。
それから洋二さんが私と妻をその人たちに「この人は上田健太さんと言ってね会計事務所の偉い人でね、この女の人は上田さんお奥さんだよ」と紹介しました。
「まあ、まあ、ようこそ、こんな小汚いところまで足を運んでいただいて」と言っている喉仏は大きく動いていました。

 その間に先ほどまでのお客さんたちは帰っていきました。
するとお客さんたちの相手をしていた人たちも私たちの席に着きました。
私達が4人で店の人たちは5人でした。
私と妻はソファーに並んで座り、私の隣にさっきの鉤鼻の人が座ると妻の隣に30歳ぐらいの若い人が座っていました。
向かい側のソファーに舞子さんと麻衣子さんが座っていましたが、間にママが座って舞子さんと洋二さんの隣にも中年の人が座っていました。