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[60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/13 (木) 16:29
僕達夫婦は、結婚2年目です。
妻芳子29僕27です。取引先(両社共に対等な関係)の経理課に芳子は勤めていました。
月に1〜2回、経理課に出入りして居ましたが、芳子さんは僕には憧れの年上女性でした。
すらりとした美人でメガネも魅力的でした。
話すのは事務的な事ばかりですが、熱い視線で、ドギマギしていました。課長も気付いてたらしく、当時、25の僕に、「年上は良いよ!芳子さんも27だし、仕事一筋みたいだから、もし、君が真剣に付き合うなら、僕が取り持っても、良いよ」
と、言ってくれ、一つ返事で、「お願いします。」でした。
トントン拍子で、交際が始まり、全てにおいて僕をリードしてくれる芳子さんに酔いしれました。
課長がお墨付きの結婚が前提の付き合いでしたが、僕のセックスは、下手くそと言うか、早いし、芳子さんを満足させていない事は、明らかですが、全然、気にしなくて、「なおちゃん、可愛い!大好きよ!」等と、言ってくれ、僕は、身も心も、芳子さんに付いて行きました。
愛でたく、結婚でき、小さなマンションで、新婚生活を初めたのです。
夫婦共働きです。帰る時間は、大体一緒ですが、芳子は経理課なので、月末近くになると残業になります。また総務部の下に何課かあるので、結構掛け持ちの仕事のため、週1位で残業になるのです。やはり、芳子は出来る女性、キャリアなんだと、感心してます。残業の日は、前から決まってるので、僕の好みから、前日にカレーを作ってくれます。それを温めて、芳子の帰りを首を長くして待ちます。
帰宅時間はまちまちですが、夜10時から11時になってしまいます。週末に残業が多いのですが、翌日休みなので、お互いに、安心して、残業を満喫しています。
何故なら、残業の翌日が、僕達には最高の日になります。残業の日は、やはり疲れるらしく帰ると直ぐに、お風呂に入りベッドに一直線です。でも翌日が休みなら、朝から僕を抱くのです。休みでない翌日は夜になります。僕が抱かれると言う表現が、ぴったりなのです。残業カレーの日は僕には最高の幸せ!芳子さんに抱かれる前夜祭です。結婚半年の頃に、芳子さんは、僕に
「先に寝ててね」と言いました。もちろん従います。ベッドで翌日の妄想で逞しく 勃起させながら眠りにつくのです。

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/13 (木) 17:18
そんな楽しい生活が続いたのですが、数ヶ月前の事でした。
その日は週末の残業です。僕はいつものカレーを温め、食べていました。
8時頃、妻の実家から電話があり、芳子の父親が、脳梗塞で突然倒れ、病院との事。
僕は慌てました。
電話の母親には、芳子が、残業でまだ会社であること、直ぐに連絡して、車で病院まで行きます。と告げました。母親は無理しなくても?と言いましたが、明日は休みだし、芳子が一番心配するから、病院に向かいます。と話して電話を切りました。
直ぐに、芳子の携帯に電話しました。
が、電源が入ってないのメッセージです。最初は、仕事中は私用電話は無しの厳しい会社だろうから、切ってあると思いました。何回かけても、やはり通じません。
(そう言えば、今までに残業日に電話した事なかった!1人納得します)
このままでは?と思い、我が家の電話帳から、経理課の芳子の直通番号を探して電話します。
でも誰も出ないのです。(そんな馬鹿な事あるはずがない。残業なら、誰かしら出て言いはず!しかもまだ8時過ぎ!)
(何なの?芳子!)
心で叫びました。
不安で一杯になります。ただ、その時には、義理の父親が倒れ、直ぐにも芳子と一緒に病院に行く事しか考えられなかったので、芳子への不信感は無かったと思います。
ふと、電話帳を見ると、同じ課の恵子さんの番号がありました。(先輩に当たり、公私に渡り面倒見てもらってる)と芳子が話してくれたのを思い出します。直ぐに恵子さんの携帯に電話しました。
家の電話からなので、直ぐに、僕だと分かってくれ、(芳子の残業、電話が通じない事、父親の脳梗塞、直ぐにでも病院に行く事)を話しました。でも、恵子さんは、しばらく沈黙したまま、やがて、
「なおきさん、病院の住所とか教えてください。なおきさんは、直ぐに病院に向かってください。私に心当たりがあるんで、芳子さんに必ず伝わるようにするから。先に行って、お母様には、残業で少し遅れると言ってください。」こんな事を言われました。やはり残業なのか?と思いながら、
「恵子さん、芳子に通じたら、直ぐに連絡ください。僕は車で病院に行きます。」と告げ、僕の携帯番号を教えました。
急いで、メモを芳子に残して、2時間ほど掛かる、芳子の実家近くの病院に向かいました。

[Res: 60110] Re: 残業カレー 監査人 投稿日:2011/01/13 (木) 18:33
なるほど。課長の愛人だったんですね。
バレた時の奥様の反応に期待です。
あとどこまで深い関係なのかも興味ありです。
続きを待ってます。

[Res: 60110] Re: 残業カレー ブラリ 投稿日:2011/01/13 (木) 18:36
こんなの大好きです。
続きお願いいたします!

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/13 (木) 21:20
とにかく急いで家を出ました。8:30を過ぎてたと思います。
ナビに病院の住所を入力し、高速に入り、ひたすら北に向かいます。
都心を出た頃、恵子さんから、電話が入りました。
「なおきさん、吉田恵子です。電話がつながらないので、メールで芳子さんに伝えるようにしたから、連絡入ると思います。とにかく、運転気を付けて行ってください。」
「あっ、メールがありましたね!気がつきませんでした。ありがとうございます。迷惑おかけします。」運転中なので、こんな内容だったと思います。メールには気がつかなかった。
と言うより、動転していたから、メールより電話優先は、当たり前です。
運転中だからメールなど出来ないし、それより、電話と思い、芳子に掛けます。しかし、相変わらず(電源が入っていない)掛かりません。
恵子さんは確か、メールで伝えるようにって言ってた?
誰かから、芳子に伝える?
会社に居ない?どこかに誰かと?
あとから考えると疑問だらけでした。
でも、今はひたすら、病院に向かいます。サービスエリアには寄らず、約2時間で病院に着きました。10:30頃でしょうか?集中治療室に、義理の母が居ました。
「お母さん、お父さんの具合はどうですか?」
「何とか大丈夫みたい。前にも兆候があったから、直ぐに救急車呼んだから、良かったのよ!なおきさん1人?芳子は?」
「今日は、残業で、でも、連絡ついたみたいなので、もう少しで、駆け付けると思います。」
「全く、実の娘なのに、仕事、仕事で!大事に至らなかったから良いようなもの!なおきさんにも迷惑掛けてるんでしょう?どっちが実の子供か分からないほどですよ」
僕は、お母さんに心配掛けないように気を付かいました。
田中家の家族と父親の敏夫の容態を見守りながら時間が過ぎて行きます。
やがて、顔面蒼白の芳子が病室にやって来ました。時間は12時を回っていたのです。僕にちらっと視線を投げ掛けましたが、母親や家族と父親の容態を聞き、安心したのか、椅子にどっと座りました。しかし、青白いままです。僕と目線を合わせません。新幹線の最終で来たようです。しかも、家には寄らず、出勤と同じ服装です。こんなに遅く、しかも僕には連絡無しで、駆け付けたのです。

[Res: 60110] Re: 残業カレー ジェリーリー 投稿日:2011/01/13 (木) 21:35
続きお願いしますI

[Res: 60110] Re: 残業カレー りょう 投稿日:2011/01/13 (木) 22:07
この後の展開が楽しみだなぁ。どっちに転ぶのかな。続きをお願いいたします!

[Res: 60110] Re: 残業カレー アホ 投稿日:2011/01/14 (金) 07:53
そのまま許しちゃうんでしょうね、ここはそういう板ですし。

[Res: 60110] Re: 残業カレー 汁太郎 投稿日:2011/01/14 (金) 10:02
きになる、気になる〜!!

続きをおねがい〜!!


投稿がばってね

[Res: 60110] 残業カレー なおき 投稿日:2011/01/14 (金) 11:26
父敏夫の容態は意識もしっかりしてきたので、仮眠しながら朝を待つ事になりました。
芳子と母の裕子が、付き添ってます。
僕は仮眠室で、休もうとした時、携帯のバイブがなりました
慌てて部屋を出ると、恵子さんからです。「お父さんの具合は、どうですか?」
「大した事なく、安心しました。芳子も来ました。恵子さんありがとうございます。」
「なおきさん、芳子の事、何が何だか分からないでしょう。連絡も無かったから?」
「はい、動転していたので、深く考えられなかったけど、いったいどうしてたんですか?」
「新幹線から、私に電話が、あったの。ずっと話してね。私から、なおきさんに連絡する事、二人で決めたの。お父さんの容態が心配ないなら、明日は芳子と二人で、ひとまず帰っ欲しいの。芳子が全て話すから。
例え、どんな話になっても、ひとまず受け入れて欲しいの。芳子を救えるのは、なおきさんだけなの!」
不信で一杯です。でも芳子を救う!が、気になって仕方ありません。
「分かりました。とにかく、芳子の話を聞きます。」
仮眠室に戻っても、今夜の事が、走馬灯のように浮かびあがり、寝付けません。
うとうとしながら朝を迎えました。
(芳子〜芳子〜遠ざかる背中を叫びながら!)はっと目が覚めました。
病室に入ると芳子は仮眠ベッドに寝ており、母親が、敏夫と話しながら付き添ってます。
「お父さん、元気になって良かったです。お母さん、ごめんなさい。すっかり寝てしまって!」
「ありがとう、なおきさん、おかげで元気になりました。もう大丈夫だから、着の身着のままでしょう。二人共。心配ないから、いったん帰って。」
「え、でも芳子は残った方が、良いのでは。」
「さっき、芳子とも話したから!」
そういう事になり、軽い朝食をみんなで済ませた後、二人で車に向かいました。
その間、芳子は目を合わさず、ほとんど無言のままです。
車に乗り、高速に入ったあたりで、芳子は重い口を開きました。
「あの、恵子さんから電話ありました?」
「うん、夜中にあった。」
「家に着いたら、話します。」
家に着くまで、その話題には触れず、ありきたりの会話のみ心に重くのし掛かるドライブが続きました。