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[54410] 続出張先の妻は 最終章 飯坂 投稿日:2010/07/18 (日) 13:48 その日まだ夕食を済ませていなかった僕はその後一人で風呂に入ってから、妻の作ってくれた夕食をとった。 「で、君が見ていいと言ってからその後どうなったの?」 夕食が終わり、妻の家事もひと段落してから僕は再びさっきの話の続きを聞こうとした。 「すぐに何かあったわではないわ、しばらく洋服の話とかしてたかな」 酒井と服の話だなんて、だいたいファッションなんかからは一番遠い人種だと思ってた僕は、以外な話に興味を持った。 「どんな話?」 「いろいろよ・・・そう、酒井さんが、女の人はスカートを穿く時に、下着が見えたりすることを気にするのかって聞いてきたわ」 なんだ、そう言うことか、結局僕がこの前選んだスカートはホント正解だったと思った。 「うん、なんて答えたの?」 「もちろん、気にするって答えたわ。このスカートだって、立っていたらたいして短く見えないのにこうやって座るとミニスカートになるでしょ。そういうことは女の子はわかってるから気をつけてるのよって言ったの」 「そっか」 その後しばらくは当たり障りのない会話が続いたらしい。 その間にも酒井が妻の下着を覗き込んでいることはわかったようだったが、妻は無理に隠そうとはしなかったという。そうすることで、酒井の表情がだんだん変わっていくのが良くわかったと言っていた。 そして話が尽きて、しばらくの沈黙の後に酒井が突然妻に言ってきた。 またキスさせて欲しいと。 最初から覚悟を決めていた妻は、それには答えず「シャワーを浴びさせて欲しい」とだけ答えたそうだ。酒井の部屋のシャワーを借りた妻はバスタオルを巻いたままの格好で部屋に出てきた。当然ベッドの上に散乱していた食べ物はきれいに片付けられていて、妻はそのまま真新しい白いシーツが敷かれたベッドの上に寝かされた。顔を近づけてきた酒井に「キスだけはしないで」と伝えたという。バスタオルを取られると時間をかけて酒井に全身を愛撫されたと言う。行為の流れで、何度か酒井は妻に口づけをしようとしてきたが、今回の妻はそれだけ拒否したそうだ。それは今回妻が酒井に抱かれるのは僕のためと決めていたからだと思った。酒井はその日コンドームも用意していて、念願の想いを果たした。僕はベッドの上で妻を抱きながら酒井との行為の一部始終を聞いた。 「酒井さんとのセックスは気持ちよくなかったのか?」 「・・・・もちろん何度も逝かされたわ・・・でも、あなたとのエッチが一番いいの・・」 妻はそう言って僕にしがみついてきた。 「また、酒井さんと出張することになったら、どうする?」 「あなたはどうして欲しいの?」 「さあ・・」 こうして僕たちの新しい夫婦の形がスタートした。 こんな壊れやすい関係がいつまで続くのか僕にはわからない。 他人から見たらありえない、ばかげた夫婦だと思うだろう。 そんなことは充分に僕も妻もわかっている。 けど、走り出した汽車を止めることは難しい。 暴走し脱線するまで加速し続けるのか、あるいは途中で失速してしまうのか、自分の事ながら全く予想が出来ない。 ただ、僕の心の奥にはまだまだ満たされない想いが渦巻いているのも事実である。 僕はもっともっと妻が進化していくのを見ていきたい。 僕は実際にこの目でそしてこの耳で、妻が他人に抱かれる姿を見てみたい、そしてどんな風によがり声を出すか聞いてみたいと思うようになっていた。 第二部 完 [Res: 54410] Re: 続出張先の妻は 最終章 ひげおやじ 投稿日:2010/07/18 (日) 17:36 腹のmusi^^(笑)
[Res: 54410] Re: 続出張先の妻は 最終章 さど 投稿日:2010/07/18 (日) 17:52 こんにちは。
話に引き込まれるような展開ですね。 飯坂さんと奥さんの少しずつ動いていく気持ちの葛藤が興奮を誘いますね。 今すぐにでも続きを聞きたいですが、現在進行形でしょうから新しい展開へ進み、第三部が始まることを期待してます。 [Res: 54410] Re: 続出張先の妻は 最終章 ベヘモス 投稿日:2010/07/18 (日) 18:35 お疲れ様でした。
決して短くもなく素晴らしいラストでした。 いくら長編で書かれても奥様が可愛そうになるような内容だったら楽しめませんからね。 [Res: 54410] Re: 続出張先の妻は 最終章 短針不妊 投稿日:2010/07/22 (木) 01:02 官能させて頂きました。
きっと奥様は、ご主人の思っている以上に進化しているのではないでしょうか。 4年間の男性遍歴の中で決してあってはならないことも・・・。 私自身は、ご主人の進化する姿を楽しみにしています。 |