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[49367] 芸術と猥褻のはざまでA 高畑 投稿日:2010/02/26 (金) 22:06 待ちに待った土曜日がやって来ました。朝早くから念入りに化粧を施し、いつになく髪型を気にしている妻を見ながら、展開によっては脱ぐところまで決意しているのかも知れないと思いました。
真嶋の家に到着し、インターホンを押すと、ほどなくして低い声とともにドアが開きました。 初めて目の当たりにした真嶋は、ワイルドな風貌に端正な顔立ち、背が高く引き締まった肉体、浅く日に焼けた肌と、私とは正反対の外見をしていました。 妻がこんな色男と一緒に過ごしていたのか…と考えるだけで身体の奥底からメラメラと嫉妬心が沸き上がってきました。 「初めまして、御主人。ようこそおいで下さいました。さあ、中にお入り下さい」 真嶋の私達を家の中に通しました。築が古そうな木造建てですが、敷地面積は広く、部屋もたくさんあります。彼が家事代行を頼むのも頷けました。 リビングのソファーに妻と並んで腰掛けると、真嶋が温かい珈琲を持って来ました。 「真嶋さん、すいません。言って下さればやりましたのに…」 妻が立ち上がって申し訳なさそうに会釈します。 「今日は御主人がお見えですから。さあ、これでも飲んで、まずはリラックスして下さい」 その後しばらく三人で身の上話をしました。そしてコーヒーカップが空になった頃、真嶋が妻に話しました。 「そろそろ…お願いできますか?その前にクローゼットに色々と服も揃えてますので、お好きなものに着替えてきて下さい」 「この服じゃダメですか?」 「色々お願いするのでシワになるかも知れません。それに御主人も来てますので、着飾って美しい姿を見せしましょうよ」 妻はハニカミながらうなずくと、部屋をあとにしました。すると、真嶋は書棚からアルバムを持って来てテーブルに置きました。 「待っている間、過去の作品でもどうぞ。写っている女性を奥さんに置き換えながらご覧になると、イメージも沸きますよ」 そんな真嶋の言葉に、逸る気持ちを抑えながら、ゆっくりと表紙をめくりました。 [Res: 49367] 芸術と猥褻のはざまでA 高畑 投稿日:2010/02/26 (金) 22:08 [Res: 49367] Re: 芸術と猥褻のはざまでA カイジゅん 投稿日:2010/02/27 (土) 00:08 [Res: 49367] Re: 芸術と猥褻のはざまでA ギンギン 投稿日:2010/02/27 (土) 17:42 [Res: 49367] Re: 芸術と猥褻のはざまでA ポポロ 投稿日:2010/02/27 (土) 19:40 |