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過去ログ[6]

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[4106] 絆-6 ヨコシマ ◆9bpgRg 投稿日:2005/01/04(Tue) 03:43
彼の唾液をたっぷりと胃の中に納め、何事も無かったように妻は帰って来ました。
私はガレージの自分の車の中で待機し、偶然を装って声を掛けました。
「お疲れー。俺も今着いたとこだ。」
そう言いながらエンジンを切ったばかりの妻の車の助手席に滑り込みました。
髪は乱れ、顔面は紅潮し、唇のまわりが少しピンク色にふやけています。
妻が焦っているのが伝わって来ましたがぜんぜん気付かないふりをしてキスしようとしました。
一瞬拒みましたが不自然さをさとられまいと応じてくれました。
私には狙いがありました。彼のテクニックが妻の唇に残っているうちに体験したかったのです。

「どうしたの?急に、、」
「いや、キスしたくなっちゃダメ?」
「別にいいけど、、」
「じゃあキスして、、心を込めて。」
遠慮がちな普通のキスです。
「違うだろ、いつものちょっとエッチなやつ!」
ふざけて甘えるように言うと安心したのか
「えー、違うかな?じゃぁ、、」

私はわざとキスをした事のない処女のように唇を閉じて目をつぶっていました。
すると、柔らかい妻の舌が私の下唇のさらに下側からぐるっと上唇の上を優しく2回転し、
次に唇の合わせ目を、今度は広い面積でべろ〜っと左右に舐めあげます。
それは生まれたばかりの子馬の羊水を舐め取る母馬のやり方のようでした。
唇がスースー冷たく感じましたが、その冷えた唇を温め直してくれるように再び数回転、
そして合わせ目を念入りに、舌の表と裏で交互に往ったり来たりさせます。
“いたわり”のキスでした。思わず声が漏れてしまいました。
「おお、、いいぞ、もっとして」
誉められた妻は少しづつ調子に乗って、つい先程まで彼に征服されていた唇で、
身体に染み付いた彼のテクニックを抑え切れずに私に浴びせて来ました。
結婚以来、明らかにこれまでには無かったキスでした。
(こんな事をされてきたのか、、、)

私は物凄く欲情し、久しぶりに股間が硬直しました。
「さや、、すごく、、愛を感じるよ。優しくてワイルドで、
ひさしぶりに抱きたい。今夜いいだろ?」
妻は微笑みましたが目だけは笑っていなかった。ギラつくその目は
恐ろしいくらいに何かを欲しがっていました。