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[44778] 家庭訪問・7 公務員 投稿日:2009/08/18 (火) 20:33
 車の音が聞こえる、妻が帰宅したようだ。妻は毎朝必ず、十時に開くスーパーへと車で買い物に行くのです。カーポートに駐車する音。玄関が開く音。妻が廊下を歩く気配。私には良くわかりました。しかし妻は、私がここに潜んでいるなど、微塵も思っていないでしょう。
 私は、二階の廊下の奥の押入れの天井裏に潜んでいたのです。そして、耳にはイヤホンをしていました。私は・・・我が家の居間に盗聴器を仕掛けたのです。私が日曜日にした主な準備をそれでした。潜む場所を検討する。電気屋が工事に来て屋根裏に上って行くところを覚えていたのです。そして、盗聴器は、この天井裏から出て行くタイミングを知るためには、どうしても必要でした。どうしても・・・そう、どうしても必要だったのです。どうしても。
 妻の私物や携帯を調べてみようかとも考えましたが、それだけは思いとどまりました。それをしてしまったら、本当に妻が、私から去っていくような気がしたのです。だいたい、妻の相手はわかっているのです。携帯の履歴を調べても今更・・・。

 私は木曜日に休暇をとるたてまえ、猛烈な仕事残業をし、上司に有無を言わせませんでした。そして木曜日、私は妻に見送られて家を出て・・・妻は必ず毎朝、私を笑顔で見送ってくれます。毎朝欠かさず・・・十時まで時間をつぶし、車が家のガレージにないのを確認すると、家に入り、この場所に潜んだのです。
 こんな事をしたら、さぞ惨めな気持ちになるのでは、と考えていました。何しろ私の家なのですから。しかし私は、異様なほどの興奮にくるまれていたのです。
 そんな事を考えている時でした。十一時半ぐらいでしたでしょうか。トントンと、階段を上がって来る音がしたのです。妻だ。こちらに向かってくる。まさか、気づいているというのか!?

 押入れの扉が開かれ、私は息を潜められていたでしょうか?震えていたかもしれません。ごそごそと音がし、また扉が閉まり。トントン・・・階段を下りていきます。妻は私に気づいていたのではない。ただ、ここに来た目的を知って、興奮が燃え上がりました。
 妻は、布団を持ち出して行ったのだ!何を考えているのだ!天井の板をずらして下を見ると、来客用の布団がなくなっているではないか。何に使うというのだ!しかもその時、なんとも言えぬいい香りがそこに残っていたのです。妻が残していったものでした。
 妻は、シャワーを浴びたのだ!妻の愛用の石鹸の香り!妻は、準備をしているというのか!?あの男をを迎える準備を!

 私はもうすでに勃起していました。妻の石鹸の香りに触発されたのか?それとも、その香りの持ち主が、これからどうなるかと想像してか?私のこの興奮はいったい何なんだ。なぜ私は、怒りが湧きでてこないのだ。いや怒りはあるが、それ以上の興奮で、消されてしまってるのか?だとしたら何の興奮だ!?

 ピンポーン・・・
 チャイムが鳴りました。鼓動が速鳴りました。
 ガチャン・・・
 玄関を開ける音。来たのか?あの男が。あの男が来たのか?時刻は、十二時半でした。イヤホンを、耳に押し付けました。
 聞こえてきた声は・・・あの男の声でした。



 「お母さん。いったいあれは、何のつもりですか?ひょっとして、今まで寝てらしたのかな?」
 「ち、違います」
 「長い教師生活で私は初めてですよ。家庭訪問に来たお宅の、通された部屋に、布団がしいてあるなんて。何を考えているんです?え?健太くんのお母さん」
 「そ、そんな・・・ひどいです、先生。先生は、どんなに私が抵抗しても、お望みのとおりにされるんでしょう。それならいっっそのことと、そう思って。前の家庭訪問の時は、私は、床で擦りむいた後や、痣ができたのですよ。あんなの、もし主人に気づかれたら・・・」

 「ふははははっ!」
 盗聴が必要ない程の、男の豪快な笑い声が響いてきました。

 「お母さん。今日はまた地味な格好ですねえ。ジーンズにそんな、長袖のシャツを着て。あの家庭訪問の時は、キャミソールにミニの短パンをはいて。むちむちの肌を露出して。飛びかかるなというほうが無理でしょう。いくら教師といえども。今日は何ですか?もう分かってるからですか?この後、何をするか。だからあんな風に、私を、教師を誘惑するような服を着ていないのですね」
 「ち、違います!あの時は、先生は約束の時間よりも一時間も早く来て、着替える間がなかった・・・ああんっ!」

 服が擦れ合う音。荒い鼻息。抵抗の声。階下のドスンという響く音。私は、天井裏から降りました。

 「離してっ、くださいっ、先生っ」
 「いい香りだあ、お母さん。シャワーを浴びてくれているのですね。さあ、今日はあまり時間がないのです。ホームルームを副担任の女教師に頼んでおいたのだが。急に用事があると言って。くそ・・・あのバカ女め。せっかくの家庭訪問の日に。だから、さあ、お母さん。さあ、せっかくひいてくれたあの布団で、始めましょうか。家庭訪問をっ。健太くんのお母さんっ」

 階段をしのび足で降りる私の耳に、いや、廊下に響き始めました。妻の、むせぶ声が。
 
 「あ・・・あは・・・あはあ・・・く・・・くふう・・・」
 
 

 
 

[Res: 44778] Re: 家庭訪問・7 もっこりん 投稿日:2009/08/18 (火) 21:21
くそームカつく先公!
負けるな公務員さん〜!

[Res: 44778] Re: 家庭訪問・7 ちゃららん 投稿日:2009/08/18 (火) 22:35
くそ教師を天井裏から…必殺の三味線の糸で吊り上げてやって下さい。ピーン…ギギ…ブインと!頑張れ公務員さん!

[Res: 44778] Re: 家庭訪問・7 レスポ 投稿日:2009/08/19 (水) 08:42
これほど自分の感情が入って読めるスレも珍しい。
ホント他人事じゃない。

主様の苛立ちと奇妙な興奮、奥様の抵抗出来ない悲しい女のサガ。
クソッタレ教師の征服感(俺なら半殺しにしますよ!)

どう展開していくのか見守っていきます。

[Res: 44778] Re: 家庭訪問・7 かいじ 投稿日:2009/08/19 (水) 12:03
クサレ教師ムカつきますね。ボコボコにしたいですね。公務員さん頑張って下さい。

[Res: 44778] Re: 家庭訪問・7 チョロ 投稿日:2009/08/21 (金) 20:10
期待して続編の掲載を待っています。
公務員さんの奥様の描写がとてもお上手で清楚で色っぽい人妻、そして何よりいいお母さんに思えます。多分、実物が実際、そうなんでしょう。ですから余計に興奮するのです。
まだ現在進行形で奥様とそのがっしりした剣道の先生との関係がどんどん進んでいるのでしょうか。