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[28989] 魔性【番外編M】 樹氷 投稿日:2008/02/18 (月) 02:15
そのなまめかしい肢体を私の体に絡ませて悦に浸るしのさん…

ペトリと私に密着された、その形の良いバスト…
乳首が固く勃起しているのが皮膚を通して伝わっている…

しのさんの成熟された肢体からは、芳しく甘酸っぱいフェロモン臭が沸き立ち、私の鼻腔を強く刺激している…。

妻のリアクションが気が気で無い私は困り果てた表情を作りながら視線を妻に向けた。

妻は一見、平静を装ってはいたが、その私としのさんを見詰める目は明らかに温度が違っている…
妻自身、この瞬間に抱いている感情を理解出来ていないのではないだろうか?

その複雑な心境を…

妻には免疫が無いのだ。私が女性と絡む状況に。
自分の遊びに対しては夫の公認であるが為に…
夫婦で楽しむ為の材料と位置付けて、永く重ねている間に妻自身の罪悪感が希薄になってしまっているのだ…

しかし…その立場が代わり、私の事となれば…

【ジェラシーと怒り…
そして…いきなり高所に立ち、足場を外されたような怖さと不安感…】
そんな感情が妻を支配している筈だった。

一瞬…ほんの一瞬だが妻の視線と私の視線がクロスした。

そして、伏せるように視線を外してしまった妻。
私と妻の間に走った微妙な空気…
それは破壊力の計れない時限爆弾を起爆させるスイッチが押された瞬間でもあった。

その微妙な空気を私に密着させた肌で敏感に感じ取る、しのさん…

しのさんは嘲笑うように真紅のルージュで塗り込まれた唇を半開きにし、耳元で囁いた。

「さぁ…これからが本番やで…クスッ…」

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 樹氷 投稿日:2008/02/18 (月) 05:35
小さく燻り始めた火種。それを悪意を持って大火にしようとするしのさん。
しのさんの細く伸びた、しなやかな指が私の股間をまさぐり、舌先が乳首を刺激している。

しのさんの視線は妻を挑発している。

このラウンジ内の人々は勿論私達の事情など知る由も無く、盛り上がるゲームの一環として捉え、大いにこの状況を楽しんで刺激を受けていた。

やがて私の股間は、私の意思とは関係無く固く起立し始めてしまった。

しのさんは指に伝わるその感触に満足し呟いた。
「久しぶりやな…アンタのコレ…
本当ならウチのやったのに…」

妻に聞かれてはエライ事になると焦りながら、私は、その言葉に対する答えに窮して無言でいるしかなかった。
それに、乳首とペニスから伝わる快感を堪える事で精一杯であった。

[取り敢えず何としてもこの状況から脱したい!!]

私は妻から伝わる怒りにも似た刺すような視線と、巧みなしのさんの攻撃による快感に耐えながら、西島氏に救いの目を向けた。

西島氏は私の縋るような視線に、ただならぬ物を感じ取り

「よっしゃ。次行こう、次や、いやぁ凄かった、」

と助け舟を出してくれた。
冷やかすような歓声と拍手。

ようやくしのさんから解放された私は西島氏に軽く会釈し、助け舟を出してくれた事に感謝した。
この私としのさんの絡みをきっかけに【Z】のラウンジスペースは一気に盛り上がり、ヒートアップし始めた。

人数の関係で再び男同士が絡んでしまう事もあったが、それはそれで笑いと共にこの場を盛り上げた。
王様に選ばれた者の注文も、どんどん過激になりながらも、指名された者は隔絶された非現実的な空間の気安さなのか、一瞬の躊躇の後で次々と注文をこなして行った。

異様な熱気を引きずりながらゲームはどんどん進行して行った。

トップレス状態のままでTバック一枚の姿である、しのさんがくじを引き当てた声が響いた。

「ウチが王様や!!」

「なぁ、まだ当たってない女の子居るやんか?
当たってないのは、ゆきみさんだけや。
王様の権限で一人は、ゆきみさんでエェか?」

この雰囲気の中で異存がある者など居る筈も無く万雷の拍手と歓声がこだまして
「いいぞ!」「えぇよ!」

その場に居る全ての男性客の性欲が大きな塊のようになり、この空間を覆った。

「じゃあナ…相手もウチが決めてエェか?文句無しやデ…」

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 樹氷 投稿日:2008/02/18 (月) 06:55
「じゃあナ…相手もウチが決めてエェか?」

この場の雰囲気が王様ゲームのルールを覆す事すら違和感の無い物にしてしまっている。

男性客から当然のように
「エェよ!」「いいゾ!」の声と拍手が鳴り響いた。

この雰囲気に、さすがの妻も動揺している。

我が意を得たとばかりに子悪魔のように微笑んだしのさんは勿体振るようにラウンジを見回して

「相手は…そうやな、アンタや、アンタ」と

【りょう】と書いたネームプレートを下げた男性を指名した。

指名された【りょう】さんは人差し指で自らを指し
「俺?俺でエェの?」と大袈裟におどけている。
再び妻の顔色が変わった。

私も先程からの妻の【りょう】さんに対する不可思議なリアクションを思い不安が過ぎった。

彼がラウンジスペースに入って来た時の妻の驚き様…
私の心の中で激しく警報音が鳴り出している。

誰だったか?

【りょう?りょう?…】
私の頭の中でようやく点と線が繋がった!

[あっ!アイツや…何で咄嗟に思い出さなかったんや…。
妻を少女から女にした男。
そして妻のボロボロにして、妻の心深くに影を落とした相手。
ワシと出会う前の妻のツレや!! ]

しのさんは、いかなる方法で私と出会う前の妻の男を知り得たと言うのか!?

妻が動揺した表情で私を見ている。
しかしこの状況ではどうする事も出来ない。

しのさんは意地悪そうに私達夫婦の焦りを楽しむ如く言葉を続けた。

「もっと盛り上げなアカンな?
そうやろ?みんな?」

ラウンジスペースに沸き上がる熱気、歓声と拍手。
ラウンジスペースに居る人々の大多数を味方に引き入れてしまったしのさん。

否定する事も逃げ場すら無い状況…

まんまと嵌められたのだ。

時は熟したとばかりに悪戯っぽく口元を歪めた、しのさんは続けた。

「さぁ何してもらおかな?…」

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 桃子◆momoK2 投稿日:2008/02/18 (月) 10:43
 何かあるとは思っていましたが、これほどの事になるとは思ってもいませんでした。この投稿には習慣性があります。禁止薬物に指定されるかも?と思うほどです。続きお願いします。

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 いぃ☆ 投稿日:2008/02/18 (月) 12:56
なるほど・・・昔の・・巨根男ですか。。

これからしのさんの復習劇が始まるのですね!

どうなるんでしょうか? 楽しみです!

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 じゅん 投稿日:2008/02/18 (月) 13:26
女って怖いですよね〜
自分にも思い当たる節があるので、惹かれまくってます。
夜中が待ち遠しい。

[Res: 28989] 樹氷さんへ チャーリー 投稿日:2008/02/18 (月) 16:37
これからも頑張ってください。期待しています

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 shit 投稿日:2008/02/18 (月) 16:40
はじめまして。
樹氷さんの投稿は素晴らしいので、途中で辞めてほしくないと思い書き込みました。
是非これからも続けて欲しいです!!期待しております。

[Res: 28989] Re: 魔性【番外編M】 センス 投稿日:2008/02/18 (月) 21:03
樹氷さん、大変な労力をつかい投稿されているのに、心ないコメントに不愉快な思いをされていると思いますが、続けて欲しいと切に願っています。