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[28663] 魔性【番外編G】 樹氷 投稿日:2008/02/08 (金) 06:14
その異彩を放つボンデージに身を包み、佇む妻。

【しの】さんも、初老の男性も妻のボンデージ姿から視線を外せないでいる。

ママさんが私に耳打ちした。

「見せて欲しいって言う人がいっぱい居るんやけど… どうするん? 」

「う〜ん…見せてやりたいのは山々やけど…
あまりギャラリー多過ぎても…ウチのが緊張してまうんやないかい?
状況次第やね… 」

「そやね… 皆さんもウチのルールは分かってるから…大丈夫やよ。
ほなウチは戻るから楽しんでな。」

そう言うとママさんはSMルームから出て行った。
妻が一瞬、私の方をチラ見して、【しの】さんに少し緊張した面持ちで「宜しくお願いします…」と挨拶した。

【しの】さんもニッコリと微笑んで
「楽しくやりましょうね…」と答えた。

【しの】さんは手際良く初老の男性(この後から略して男とする)に目隠しをした。

そして様々な小道具の掛かる壁から縄を手に取り、妻に「ゆきみさん、コイツのパンツ剥いちゃって…」と促した。

妻は目隠しされ横たわる男のトランクスを躊躇無く剥ぎ取った。

男は期待と不安に身をよじらせながらも見事なまでの逸物を勃起させていた…

それを見詰める妻の目が妖しく潤んでいる。

「ソレ踏んじゃって!」
しのさんの言葉に[エッっ?!]っとした表情の妻。

しかしこの隔絶されたエロティックな空間のなせる技なのだろう、妻は男の前に立ち、右脚を男の固く勃起したペニスに置いた。

その瞬間から妻の目付きが変わった…平然と爪先に体重を乗せる妻の姿があった。

「うおぁ…あぁ…」

痛みに悶絶する男…

その悶絶する姿を上から私が初めて見るような酷薄な目で、男を見下しながら、更に爪先に体重を乗せる妻…

顔付きが変わり出している…

「ハァ…ハァ…ハァ…」
妻の吐息が粗くなり、右手は股間から生えた見事なペニスを掴んでいる…
まるで牡がマスターベーションをするが如くに…
[こいつマジにSなのか?単なるボンデージ好きの[なんちゃってS]では無かったのか?これに味をしめて矛先を私に向けられたら…エライこっちゃ!!たまったもんじゃないぞ… ]
しかしそんな私の思いなど、妻にも、しのさんにも伝わる筈もなく行為は続けられて行った。

やがて、しのさんは手にした縄を使い驚くべき手際で男を縛り上げて行った…
それは、感嘆に値する技だった。…

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 樹氷 投稿日:2008/02/08 (金) 06:56
しのさんの手によって縛り上げられた男は、更に口輪まで嵌められて、SM専門誌にあるグラビアのM男その物であった。
この手の事に免疫の無い私は、目の前で進み行く行為に、ただア然とするのみであった。

妻は、このシチュエーションに酔い知れ始めているのが見て取れる。

興奮のあまり妻はヴァギナを濡らし、ヴァギナから洩れる牝の匂いが室内を隈なく覆っていた。

その妻の姿を見て取ったしのさんが

「ゆきみさん…言葉で虐めてごらんなさい…
思ったままを口にすれば良いだけ…」

妻は、しのさんの方に振り返り[どうすれば?何を言えば良いの?]
と目で訴えた…

数秒の沈黙の後に…

「アンタ…イイ歳して…虐められたいのかい?
縛られて…ペニスを踏まれて…ペニスだけは立派やないの? ウチの好みやわ…ソレ踏みつけられたいんやろ?」

男は口輪を嵌められている為に、
[アウッ…ウグッアウッ…」と意味不明な返事を繰り返しながら身をよじっている。

「何をして欲しいんだい? アンタの汚いそのアナルに私のペニスを入れて犯して欲しいんじゃないのかい…」

「ウグッアウッ…ウグッ…」

「そんな返事じゃ分からないやろっ!!
どうなん?!!」

男は体をビクッとさせ、首を何度も縦に振った。
私は[コイツ何言ってるんや?太くて長いのを入れられるのが好きな奴が逆にソレを男なアナルに入れるんかい?まさか本当にはせんやろ…] そんな事を考えていた。
しかし結論としては私の認識は甘かった…
目の前に居る妻は、すでに覚醒し始めていたのだった。

傍らの西島氏が、私に肘で合図をして、小声で言った。
「こら覚悟しとかなアカン…アンタの嫁ハン底無しや…」

私は西島氏の言葉に気が遠くなる思いだった。
この生涯忘れ得ない、長い長い夜は、まだ始まったばかりであった…

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 樹氷 投稿日:2008/02/08 (金) 08:00
しのさんは妻の言葉を満足気に聞き、男に言い放った。

「本当に変態だねぇ…アナルにあんな極太なペニスを欲しがるなんて…」
しのさんは男の体を裏返し、足を開かせた。

そして汚い物でも覗き見るように男のアナルを確認して

「何なん?アンタいつもアナル使ってるやろ?
締まりの無いケツしてるワ…」

そう言いながら、しのさんは、手にはめていたビロード地の手袋を外し、変わりにゴム手袋をはめた。

そしてローションの入った小瓶を手に取り、男のアナルに[タラリ…タラタラ…]とローションを垂らした。

「ヒィッ…ウグッ…グムッ… 」

縛られて身動きの利かない体をくねらせる男。

しのさんはゴム手袋をはめた右手で男のアナルに垂らしたローションを掬い上げながらゆっくりと一本…二本…そして三本と指を入れて掻き回している。

「ウゴッ…グムム…ウグッウグッ…」

SMルームに響き渡る快楽に咽ぶ男の呻き声。

それを見る妻は欲情し、目を妖しく潤ませ、自らの股間に生えた逞しいペニスを両手で支え腰を引き気味にして引き締まったヒップを突き出している。

しのさんがゴム手袋の動きを止めて、妻の股間から生えた本物と見紛うようなペニスを見て言った。
「あの立派なペニスはアンタの汚いアナルにはもったいないわ…」

しのさんは、そう言うと右手のゴム手袋を外して立ち上がり、妻の方へ向き直った…

しのさんの左手が妻の股間に伸びて、5本の指がペニスに纏わり付いて行った…

妻は一瞬、我に返ったようにビクッと体を動かしたが、やがて吐息を荒々しく吐き…その疑似ペニスにまるで神経が通っているが如く喘ぎ出した…

「あぁ…あ…あん…」

しのさんは妻のその姿を尻目に私の方を横目で挑発的な視線を送って来た。

次の瞬間…しのさんは膝まづき、妻の股間から生える黒々としたペニスを音を立ててしゃぶり始めたのだ。

その光景に固まる、私と西島氏。

「ジュルッ…ジュルッ…ジュルッル… 」

しのさんの唾液が黒いペニスをヌラヌラと光らせて行く…

妻は眼下の倒錯的な光景にドップリと浸かり、酔いしれ、しのさんの髪の毛を両手で抱えるようにしている。

「ジュルッ…ジュルッ…ジュルッ… 」

二人のボンデージを着た美女の倒錯的な絡みを、目の当りにし、私は興奮のあまり目が眩むようだった…私は為す術も無くただ股間を固くするだけだった… 。

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 樹氷 投稿日:2008/02/08 (金) 10:27
SMルームの中は、絵になる二人のヴァギナから溢れ出る淫臭でむせ返るようであった。

「チュルッ…チュパッ…ジュルッジュルッ…」

いつの間にか立っていた妻は膝をついていた。

しのさんも四つん這いになり一心不乱に妻の股間から生えた巨大な疑似ペニスをしゃぶり続けている…

突き出した、しのさんの形の良いヒップは私と西島氏の側に向けられていた。

黒いTバックは濡れてメコ筋がクッキリと浮かび上がっている。

意図的なのかどうかは分かりようが無いのだが、しのさんは少しづつ我々に近寄っている。

距離にして約1メートル。

その事によって、別人のような表情になっている妻の、細やかな心理の変化、体温までが伝わるような距離だった。

黒いボンデージから生える黒々としたリアルなペニス…

西島氏が例のルートでアメリカから取り寄せた物だ。

妻の姿は、さながら性を司る神に造り出されたアンドロイドの様であった…

一心不乱に、その黒々と逞しいペニスをしゃぶり続ける、しのさんも欲情がピークに近付いているのであろう‥突き出されたヒップの割れ目…メコ筋部分が変色するぐらいに濡れている…

「フンッ…フンッ…」と
鼻を鳴らし身をよじらせる度に、ヴァギナから妻とは違った淫臭が溢れ出て、至近距離の私の鼻腔を強く刺激する…

[この匂いは…この匂いには覚えがあった…]

先程もカウンターで、しのさんが椅子から立ち上がった時に私の鼻腔を刺激した匂い。

記憶がリアルな匂いによって、より鮮明に思い出される…
認めたくない…信じたくは無いが、まるで複雑なジグソーパズルのように重なり合う匂い…
この匂いは、あの送りつけられて来た、[牝の印しが濃厚に染み着いた]黒色の高級そうな刺繍をあしらったイタリア製のショーツと匂いが同じなのだ…

あの無人の事務所で、自慰に耽り、背徳感の中で感じた快感…射精感…

私の体が、見紛う事無くこの匂いを覚えていた。

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 桃子 投稿日:2008/02/08 (金) 17:04
 すごすぎる展開なのですが。。。

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 イク 投稿日:2008/02/08 (金) 17:37
「驚天動地」・・・「モーゼの十戒」みたいに「割れてるおま○こ」みたいです^^

この展開は・・・予測不可能。。。 「

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 カメ吉◆Y9dFJs 投稿日:2008/02/08 (金) 21:09

スロットル全開。 人間崩壊か・・・・。

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 じゅん 投稿日:2008/02/09 (土) 01:27
すごい描写力!!
その場に居合わせてるような気さえしてきます。
読み損ねた3話一気に読んで1度ぬきました。
この回をよんで再び勃起してます。
自分もMなのでしょうか・・・この展開、自分の事のようにはまってます。
今夜は寝れませんw

[Res: 28663] Re: 魔性(最終話) ふぁん 投稿日:2008/02/09 (土) 03:24
団鬼六を彷佛させる綺麗な文章。。。
たまりません!

[Res: 28663] Re: 魔性【番外編G】 いぃ☆ 投稿日:2008/02/09 (土) 08:27
ただただ・・読みいってしまいます。

この女性は・・やっぱり昔の女なんでしょうか・・・

早く続きを。。。