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[28307] 【第2章】妻が…D マキト 投稿日:2008/01/25 (金) 18:46

離婚したばかりの美樹に佐伯は執拗に迫ってきたと云う。

ワンルームだがマンションを用意され、美樹が夜、仕事が休みの時は必ずそこへ来たと云う。

俺は美樹と妻がダブって見えていた。
今、まさに妻がそのような状況になりつつあるからだ。

俺『…じゃ、久美はその頃から藤村と肉体関係があったのか…?』

俺は恐る恐る、美樹に尋ねた。

美樹『…たぶん、無いと思う…。久美はヤッたらヤッたって必ずアタシに報告するヤツだし…。アタシもそう…久美には教えてたから…』

なるほど…。

俺は今更だが、妻と美樹がどんな女だったのかが分かってきた。

どちらかが寝た男とは寝ない。お互いそういう駆け引きがあったのだろう。

そして何故、今こうして俺に昔の事をぺらぺらと喋るのかも何となく気づいた。

美樹は、妻が佐伯の車で出掛けた事に不信感を覚えてるに違いない。

俺『ねぇ。さっき、その佐伯ってヤツと何話してたの?』

美樹『えッ…? 久しぶりだな!って言われて…世間話くらいかな…。』

俺『久美のことは??聞かなかったの??』

美樹『…聞いた。でも知らないって言われた…。』

俺は美樹の態度を見ていて感じた。
美樹は佐伯の事がまだ気になるのか、それとも久美が佐伯と陰でコソコソしている事が面白くないのか。
何れにしても美樹は動揺を隠しきれないでいる。

俺はコイツらが馬鹿馬鹿しく思えてきた。

妻は藤村に抱かれた女。
美樹は佐伯に抱かれた女。妻はもしかして今頃、佐伯にも抱かれてるかもしれない。
美樹は既に藤村ともヤッてるかもしれない。

俺の中の妻への『想い』は消え去っていた…。

そして目の前には美樹がいる…。

[Res: 28307] Re: 【第2章】妻が…D ユウキ 投稿日:2008/01/25 (金) 20:54
類い希な文章に引き込まれるように読んでしまいました。まるでドラマみたいですね。首を長くして続き待っています。

[Res: 28307] Re: 【第2章】妻が…D める 投稿日:2008/01/25 (金) 21:55
何か奥さん涙があっただけにがっかりですね。
て、美樹に走るんですか?