掲示板に戻る / 戻る
過去ログ[35]

過去ログ:
ワード検索: 条件: 表示:
※探している投稿記事が見つからない場合は「過去ログ」のページを変更して再度検索してみてください
検索結果:17件 [次の10件]


[26570] 親友と妻をダマシテ−23(後半) 知能犯 投稿日:2007/12/10 (月) 06:32
寝室に戻ると、妻の存在感が部屋中に満ち満ちていて、相変わらずの躊躇があるものの、
思い切って妻の頭が隠れる掛け布団に手をかけました。
そっと布団を剥いでいくと、妻は胸を抱くようにして、横を向いていました。
妻は動きませんでした。
まるで人の妻を見るような錯覚に戸惑いながらも、妻の布団に体を入れていくと、
妻の熱気に圧倒されながらも、いつも仕事に疲れて帰る私を包み込んでくれるような、
いつもの優しい妻にようやくたどり着いたような安堵感が生まれてきて、
意外にも自然に妻を背後から抱くことができました。

たびたび気付く自分の愚かさと妻の賢さが、今夜はせつないほどに胸を
締め付けてきて、すまない気持ちが妻を抱く力を強めました。

「どうしたの・・」
妻がかすれたような声でささやきました。
「いや・・なんかさ・・」
「いいの」
「ん?」
「しかたないじゃない・・始まっちゃったんだから・・でしょ・・」
「ああ、そうだよな」
妻はクスッと笑い、
「しっかりして・・私を守らなきゃだめじゃない」
「ああ、そうだよな」
妻はいきなり私の方を向きました。
「どうやって守ってくれるの?・・」
「どうやってって言われたって・・」
「いいから言ってみて・・何でもいいから言ってみて、」
私はいつもの解釈不能の女性の(妻の?)思考に戸惑いました。
妻は私の目から視線を離さず、まるで子供のように、私の右の目と、左の目を
交互に見ながら私の心を探るようなしぐさに、私がプロポーズした時や初体験の直前を
思い出しました。
返答できない私に妻はしがみつくようにして耳元でささやきました。

「好きになったらどうするの?・・」
「なに、誰を」
「なに言ってるのよー」
「ああ、だって好きになるなんて言うからさ」
「・・だって抱かれちゃうのよ?わからないじゃない」
「いや・・」
「考えてなかったでしょー」
「ああ、いやちょっとは考えた・・かな」
「ちょっとって・・」
「いや、でもさ、今までだって本当に愛してたけどさ、もっともっと
  大事に思うさ、俺のために抱かれてくれるようなものだからさ」
「ようなものじゃなくて・・もうー・・」
妻は、もう私が興奮のために頼んでいる事は薄々気付いていた様に思います。
妻も、もう自分の中に、卑猥な興奮が目覚め初めた事に気付いていたと思います。
私よりも、もっと深い深い奥底に秘めていたために、気付かなかった底知れぬ
女の性欲が、妻の下腹に、秘めている様な気がしてなりませんでした。

恋愛の危険は私も相当に悩みました。
寝取らせ願望とはいえ、私の場合は恋愛感情は相変わらず受け入れられない
ワガママ願望でしたから、山神との友情を守る理由以外にも、余計にこの変則的な
プレイ形式は変えられませんでした。

翌週、いつもならどん底仕事のやる気のない月曜日から、異常なほどに疲れを
感じない日が続きました。皆がとる休憩時間も平気でスルーして、
熱でもあるんじゃないかとからかわれるほどに、テンションが下がらない
日が続きました。まるで、生まれて初めて生き甲斐を見つけたような気さえしました。

妻は日に日に美しく、魅力的になっていきました。
家に帰るたびに妻の美しさにハッとし、動く妻の体は肉感的な魅力に溢れてきました。

前日は、何か極度に大事な儀式の前日のように、家に帰ると、妻からもピンと
張り詰めた空気が漂ってきて、おそらくはケンカした時を除けば、一番会話
の少ない夜でした。

どちらも翌日については語ることができなくて、よく体験談で読んだような
興奮で何度も交わるような事も出来なくて、妻を正面から抱きながら、
どちらからともなく、恋愛時代の思い出話を途切れ途切れに話し合っていました。

天使のように美しく思えた女性と、デートできる幸せと、結婚式で男泣きした
事や、子供を授かって、試行錯誤で育ててきた事を思い出すとは、
思いもしませんでした。

いつの間にか抱き合ったまま、当日の朝が来てしまいました。
前日からの雲が、分厚く空を覆っていて、何故か快晴の日をいつも想像していた
自分には、つくずくも、迎える現実の違いを教えられる思いでした。


22で、レスをいただいたFUCKMANさん、ギャンさん、ひろしさん、でっぱ石塚さん、
マグロさん、コタロウさん、けせんさん、エビスさん、でーさん、温かい励ましを、
ありがたく頂戴いたしました!ありがとうございます!
 papaさん、ミドさん、帝さん、カメ吉さん、はじめまして!
大変励まされました。これからも宜しくお願いいたします!
 それから疲さん、疲れさせて本当にごめんなさい。自分でもこれ程ノロイ
とは思いませんでした。なんとか、スルーして勘弁してください。
 
今回の(3分の1)でレスいただいた、
 カメ吉さん、ミドさん、コタロウさん,FUCKMANさん、ひろしさん、
早速レスいただき、また事情を受け入れて下さって、ありがとうございます。
これからも宜しくお願いいたします!

 それから、もう時間が経ち過ぎてしまった様で、今更ながらですが、
一応、お断りしないとまずいかと思いますので、
今、超人気の民夫さん、私ではとのご指摘もあったようですが、民夫さんが
おっしゃる通り、民夫さんは私ではなく、私は民夫さんではありません。
私のような貸し出しさえ出来ない器の見えないほど小さい者には、
あのような凄い体験は無理!口から泡吹いて卒倒起こしてワニ君達に
介抱されてしまいます(^^)
発見が今日になって何か間抜けな話になってしまいました。
それでは又!

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) カメ吉 投稿日:2007/12/10 (月) 07:06

知能犯さん おはようございます。

展開速度についての僕の感想は、読み手的には焦らされてるように感じるとは思いますが、
知能犯さんにとっては その過程が大切であって、その描写、心理の告白が重要なんだと
受け取っています。
それを理解すると、僕もドキドキしながら 読み進んでおります。
そして遂に話しはクライマックスですね。
ここは 知能犯さんの告白の場。 思う存分 心の奥底に秘めた青い炎を告白して下さい。
これからも楽しみに お待ちしております。

しかし 知能犯さんの理性有る素敵な奥様が 乱れてしまう姿・・・・。
正直見てみたいと思います。
関西地区お住まいなら お会いして、お互い見ず知らずの者同士、
お互いの隠された性癖を 遠慮無く語り合いたいですね。
そして奥様にもお会いしたい。(笑)

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) マグロ 投稿日:2007/12/10 (月) 09:34
興奮とそれに相反する心理的な葛藤・・・いいですね。
こういった落ち着いた展開もあるから、盛り上がった時の
爆発力が上がるんだと個人的には思います。

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) ひろし 投稿日:2007/12/10 (月) 09:53
知能犯さん、お疲れ様です。
一日に2つも作品が読めて嬉しい限りです。
やはり、知能犯さんの感情描写が物語の厚みが増し、
読みごたえが有りますね。
エロ描写以外読みたくない方はスルーで、
知能犯さんの好きな様に進めて下さいね。

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) コタロウ 投稿日:2007/12/10 (月) 14:03
情景が思い浮かび、リアルに感情移入してしまいます。
興奮します! 感謝!

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) ミド 投稿日:2007/12/10 (月) 18:16
いよいよ当日を迎えたんですねー。夫と妻それぞれの複雑な心境が垣間見えて、なんとなくホノボノしてしまいましたが…
奥さまはプレイと割り切って楽しむタイプではなく、気持ちが入らないとエンジンがかからないタイプのようですね。
果たして当日はどうだったのでしょうか?次回が楽しみです。

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) FUCKMAN 投稿日:2007/12/10 (月) 23:21
今晩は、知能犯さん。ひどいレス入れる人がいますねぇ。まぁ、人間十人十色ですからいろんな人がいて当然なんですけど、なにももうくんななんて書くこと無いですよねぇ。気に入らなければそのまま通り過ぎて読まなければいいだけなんですから、あまり厭味なこと書く必要ないのにねぇ。私が心配するのは、そんな書き込みを知能犯さんが気にされて、この先書くのが嫌になってしまうっていうことです。私をはじめ多くの人が知能犯さんのファンだと思うんです。だからスレが多いわけで、書きたいやつには好きに書かせて、これまで通り知能犯さんのペースで続けてください。いつも私が書いているように、知能犯さんの描写はまるで私がその現場を見ているような細かい描写をされていますし、知能犯さんをはじめ奥様の心情まで表現されていて読んでいてじわじわと「その時」が来る気持ちの高揚を感じるんです。これがいいんです。だからこのまま続けてくださいね。で、いよいよ「その時」が目前になりましたね。わくわく、どきどきです。今まで通り、じっくりと丁寧な細かい描写、お願いしますね。とっても楽しみにしています。長くなって申し訳ありません。

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) ギャン 投稿日:2007/12/11 (火) 09:58
知能犯さんお久しぶりです。忙しいみたいですが無理はなさらないで下さいね(^-^*)
それに、話のいきさつも理解せずに、イキたいだけで「期待外れだ」とコメントしているような輩はスルーしちゃって下さい!

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) にゃんころ 投稿日:2007/12/11 (火) 10:22
知能犯さん、お久しぶりです。
書き込みはしていませんが、いつも一番楽しみにしています。
心理などを含めて詳細を書いていただけると、膨らみが出てとても読みごたえを感じます。
じっくりを味わえる文章なので、官能の文章として最上のものだといつも感服しています。
余韻と葛藤こそが官能の真髄だと改めて感じた次第です。
これからも宜しくお願いいたします。

[Res: 26570] Re: 親友と妻をダマシテ−23(後半) ぽむ 投稿日:2007/12/12 (水) 11:07
続きを楽しみにしてます!!