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過去ログ[34]

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[26179] 通い妻 I 山人 投稿日:2007/11/30 (金) 11:05
私の膝枕に横たわる幸子の寝顔を見ながらKが口を開きました。

「幸子ちゃん、ホントにカワイイよなぁ。こんな事になって、自分の責任だからって介護や世話を申し出てくれて。かいがいしくて逆にこっちが申し訳ない。さっき、お前の帰宅前にキスしたって言ったのは、握手が出来ないから感謝の気持ちで頬っぺたにチュッてしただけなんだ。信じてくれるか解らんけど。まぁ、確かに今日、幸子ちゃんの厚意に対し、フェラまでさせてしまったのは行き過ぎだと思ってる。それは謝る。本当にスマン」

軽薄,C調なKがいつになく真顔で話し始めました。15年の付き合いになりますが、こんな真顔のKを見たのは初めてでした。
Kの言葉は続きました。

「幸子ちゃんみたいな女性、なかなか居ないよ。旦那のお前が羨ましいよ。まぁ、俺もこんな性格だからすぐにあちこちつまみ食いしちゃうんだけど、幸子ちゃんが奥さんだったら浮気しないかもな。お前が幸子ちゃん一途なのがよく解るよ。
......でさ、本題。実は結構前から感じてたんだけど、お前って、寝取られの気あるだろ?。今まで俺が一方的に自分の事話してて、こんなに長い付き合いなのにお前は自分の性癖とかあんま話さないだろ?。でも、ここ数日でお前が寝取られだと核心したんだよ。やり過ぎだと思ったけど、さっきのキスにしてもフェラにしても、お前の反応を見たかったからなんだ。だって、その気がなかったら介護やら性処理やらやらせないだろ。それに目の前で奥さんがキスされたら止めるだろ?。こんなやり方良くはないけど、お前の本心が知りたくて」

ズバリそのままでした。いつも本音をさらけ出すKとは逆に、これまで私は心の奥の扉は閉ざしたままでした。Kに対してだけでなく、幸子に対しても。それはかつて本心をぶつけた為に去っていった女性達の事があったからです。

3本目のワインボトルを開けながら、私はKの問いに答えました。寝取られや3Pの願望があること。その要因となった過去の経験までをも包み隠さず。

私の話しをストローを噛みながら聞いていたKが切り出しました。

「俺でよかったら寝取り役になるよ。まぁ、自分の知らないトコで見知らぬ相手に奥さんを寝取られるってのが寝取られの真意なんだろうけど、幸子ちゃんはそんな事しないからな。あ、マジで今日のフェラ以外、俺と幸子ちゃんは何もないから。だって、何かあったら幸子ちゃんの態度に出るだろ?今日みたいに」

確かに。何もないと信じつつ、猜疑心もあったのは事実です。何かあった方がこのサイト的に盛り上がるんでしょうが、現実はそうもならず。分かりやすい幸子の態度からKの言葉は本当なんだと思いました。

Kの言葉は更に続きます。

「でさ、幸子ちゃんって保健委員タイプだろ。真面目で献身的で。そこがカワイイんだけど、騙され易いってのもある。こういうコを手玉に取る輩も多い。都合のイイ女になるから。男はそれでいいけど、本人は後で傷つく。深く傷ついてトラウマになる。だから俺はこういうコには手は出さない。傷つけたくないから。俺がいつも口説くのは要領のイイ学級委員タイプ。勝ち気で簡単には落ちないと自信持っているコを落とすのが楽しみでもあり、そういうコは要領いいから割り切って"遊び"が出来る。でも幸子ちゃんみたいなコは"本気"になっちゃうんだよ。相手に対し情を持ってしまうとさ。だからお前が幸子ちゃんを他の男に寝取らせたいって考えてるんなら、相手をよく選ばないとさ。幸子ちゃんを本気にさせず、飽くまでも行為としての楽しみに留めさせられる相手をね。
で、俺がそこに名乗りをあげると。まぁ、俺らの間柄なら寝取り寝取られじゃなく、楽しみとしての3Pになるけどね」

えらく自信に満ちたK。これまでの女性経験は伊達じゃないなと思わされました。
でも、確かに幸子に私の願望を切り出せなかったのは、真面目すぎるが故に本気になった幸子がそこから抜け出せなくなる危険もあるとの思いからでした。

が、目の前にいるKはそれを理解しています。それに見ず知らずの男性よりは信用できるし、それ以前に人見知りの幸子が心を許している男でもあります。
私の願望を実現するならこの男だな。核心した私に更にKは続けました。

「と、ここまでは飽くまでお前の願望とそこに乗る俺の話し。一番の問題は幸子ちゃん本人の気持ち。本人が嫌がるならヤメた方がいい。さっきも言った様に傷つくから。俺もレイプや暴力的な行為には楽しさは感じないし、お前達夫婦の間柄や俺達の友人関係を壊してまでする事じゃない。その3者の関係の活性化として楽しめないなら実行するべきじゃないから。俺の考える3Pは関係の活性化だから。で、話しは前後しちゃうけど、お前の反応も勿論、幸子ちゃんの方の探りも兼ねてフェラを頼んでみた訳。結果としては完全に脈ありだと思うね。嫌なら絶対に断るだろ?。だから、あとは旦那のお前が正直に切り出して、本人の答えを貰うしかない。
今この場で2人で寝込みを襲うって手もある。幸子ちゃんって場の雰囲気に流される部分もあるから。酔った勢いでこのまま3Pもいけると思う。けど、後々の事考えたら、それだと各自に罪悪感残るじゃん?そしたら楽しめないからさ」

Kの口が上手いのか、私はそのいちいちに納得し、そこまで考えているこの男にただただ感嘆の想いでした。

私は幸子を愛しています。その一方で幸子が他の男性に抱かれる姿を見たい。一見、相反する気持ち。このサイトを見ている多くの方々も奥様や彼女に対し、同じ様な気持ちを抱かれているのでしょう。
その想い、実現の為の協力者が見つかりました。あとは幸子本人の気持ち。

私の膝の上で寝息を立てている幸子の顔を上向きにすると、その柔らかい唇に私は自分の唇を重ねました。

「じゃ、俺、先に寝るわ。お休み」

ギプスで固められた腕でL字ドアノブを押し、Kがリビングから出ていきました。

2人きりになったリビングで私達は愛し合いました。まだ酔いが回っている幸子でしたが、2回戦目には自ら上になって腰を動かし、その間ずっと私達は唇を重ね合っていました。

「...あなた......愛してる.........」

何度も呟く幸子に本題を切り出したのは3回戦が終わった後でした。
セックスの余韻と残ったアルコールで顔を赤らめながらも幸子は私の願望をじっと聞いていました。

それから暫く、私の腕の中で押し黙った様に動かなくなった幸子。

「...少し...考えさせて......」

私は最悪の結末をも予感しながら幸子の答えを待つことにしました。

[Res: 26179] 通い妻 J 山人 投稿日:2007/11/30 (金) 15:48
それから3日、4日と経ちましたが、幸子からの返答はありませんでした。
酔いが残っていたから覚えていないのかなと思いましたが、あれ以降、Kに対しても夫の私に対しても薄い壁を作っている様な印象。いえ、壁というほど強固なものではなく、ホントに薄いフィルムの様なものですが、明らかに一枚隔たりがありました。
それを見ると、私の申し出を聞いてキチンと考えているんだなと納得。同時に戸惑っているんだなとも。

無理もありません。夫の私から突然「Kを交えて3Pをしたい」「他の男に抱かれる幸子の姿が見たい」などと言われれば。
免疫のない幸子にとっては戸惑って当然。官能小説の様に事は上手く進みません。
が、それが我が家の現実であり、そこですぐ「うん。いいよ」と言わない幸子が私は好きなのです。

日は進み、7日、8日と経ちました。その間、Kに対しての性処理も2日に1度行っていましたが、極めて事務的処理だった様です。Kの方も初日の様なおイタは一切せず、幸子にプレッシャーを掛けまいとしていたみたいです。
そして私。私とのセックスも拒む事なく受け入れてくれましたが、やはり内心からの喜びの行為とは少し違うものでした。


Kとの共同生活が始まって10日目、幸子がKを入院先から紹介された整形外科に連れていきました。我が家とK宅の中間辺りの開業医です。
診断の結果は、損傷の少なかった左腕は数日中にギプスが取れるらしいのですが、損傷の大きかった右腕はまだまだ固定が必要との事。

ここでKの帰宅問題になりました。左腕が動く様になればある程度の生活が出来るから、Kは自宅に帰ると言います。私達夫婦は両腕が完治するまで我が家にいる事を薦めましたが、本人が「迷惑になるから」と意見を通し、左腕のギプスが外れたら帰宅という運びになりました。


それから4日後、Kの左腕のギプスが外されました。が、無理は出来ません。それに固定され続けだった為か、まだ思う様には動きませんが、取り敢えず自分でトイレには行けます。
自分の所為だと責任を感じていた幸子も安堵の様子。
その日は金曜で、翌土日は休みなので、我が家でKのお別れパーティーをする事に。
数日、壁を作っていた幸子の顔にも素直な笑みが浮かんでいました。幸子を思い悩ませてしまっていた私自身もその笑顔に安堵でした。

そんな自身に後悔しつつ、調子に乗ったKがまたエロい言葉を発した時でした。

「.........あのぉ...あのね......あの話し...なんだけど.........」

俯き加減の幸子が顔を赤らめながら切り出しました。

「え!?」

私とKがハモるかの様に声を揃えて幸子を見ると、幸子はその表情を見られまいと益々顔を下げました。
そして、少し間を置いて、

「......あなたにあの話しされて...ずっと...考えていたの......。......それでね......色んな方向からも...考えて.........あなたがそう言うなら......それと......相手が......Kさんなら.........イイよ.........。......だから今夜..........」

幸子がやっとの想いで振り絞ったその言葉を聞き終わらぬうちに、私とKは歓声を上げていました。

「そうと決まったら3人で風呂に入ろうぜ。勿論水着無しで!」

私はバスルームへ直行し、タブに湯をはりました。
積年の想いが実現します。期待のドキドキと興奮で既に下半身は大勃起です。
これまた官能小説の様な淫猥な空気とはやや異なりましたが、私はこれから展開される事柄にただただ興奮していました。

[Res: 26179] Re: 通い妻 I スネオ 投稿日:2007/11/30 (金) 19:01
続きが気になりますので、是非お願いします!

[Res: 26179] Re: 通い妻 I FUCKMAN 投稿日:2007/11/30 (金) 19:27
こういう展開だったか・・・。もしこれまでの経緯が事実だったとしたら、思ったより大人しい顛末でしたね(ココまでは)。奥様の言われるとおり、意外とK氏が紳士的だったり、奥様も奥ゆかしくて・・・。本当に奥様とK氏の間にはいわゆる男女の関係というのが無くてある意味ホッとする展開ではあります。ただし読者としてはちょっとつまらない展開というのも正直なところですが(ごめんなさい)。今まで変な詮索したり、余計な先読みして山人さんや奥様、K氏には申し訳ありませんでした。
でも、あのS.A.での15分間はやっぱり疑問です。それと、この後の3Pがすご〜く気になります、というかとても期待しています。ワクワクしています。奥様がどんな風に乱れちゃうのか、あのK氏のことだからどんな風に奥様を料理しちゃうのか、さらに山人さんがこの二人に混じって奥様をどんな風にしちゃうのか、とってもとっても期待しちゃいます。長い間散々逡巡したであろう奥様、最後の最後で決断して・・・かわいいですね。そんな奥様を他の男に貫かせたいだなんて、山人さん、悪い人ですねぇ。
さあ、この後の3Pの模様、じっくり、ゆっくりと丁寧に描写してくださいね。すごく楽しみにしていますから。

[Res: 26179] Re: 通い妻 I masa 投稿日:2007/12/01 (土) 00:45
奥さんついに秘めた思いを口にしてしまいましたね。
もっと早くKに抱かれたかったのに言い出せない女心がいじらしいです。
でもKが帰宅してしまうと思うともう我慢できなくなってしまったんですね。
フェラチオまでさせられてしまったし、毎日ペニスを触って世話していれば
抱かれたいと思うのは当然でしょう。
でもこの先3Pに展開していくのでしょうが本当に奥さんはKに寝取られてしまうかも?
今まで介護しながら奥さんの心の奥にあった抱かれたいと言う思いが叶い
貫かれてしまったらご主人よりKの方が良くなってしまうのではないでしょうか?
ご主人の目の前で恥らいながらも何度もイカサレテしまう奥さん・・・・
いずれご主人に内緒でKと二人きりで逢って愛し合うようになってしまうかも知れませんよ。
それに3人でお風呂に入るより奥さんを一晩Kに貸してあげて欲しいです。
朝まで何度も何度も絡み合う二人を想像してしまいます。

[Res: 26179] Re: 通い妻 I 山人 投稿日:2007/12/01 (土) 17:18
>スネオさん、FUCKMANさん、masaさん

レス&いつもご支援ありがとうございます!
ようやくスタート地点に立ちました。私にとっては積年の想いですが、幸子に限っては意外と早い決断だったかもしれませんね。それはもともと幸子の深層心理にあったからなのか、ただ単に雰囲気に流されただけなのか、当時は私にも解りませんでした。これから先で明らかになっていくでしょう。
そして、ご指摘通りのここまでの展開がいささか刺激不足だったのは自分でも痛感しております。エロく脚色する事も出来ましたが、敢えてそれはせず、事実のままに書かせていただたきました。その分、皆様のレスには本当に助けられました!。私の本文に足りないエロさが皆様の興奮溢れるレスによってどれだけ助けられた事か。大感謝です!m(__)m
ここから先は皆様のご期待にそぐわぬ事のなき様に頑張ります。
続きはできるだけ早くUPしますのでよろしくお願いします!