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｢それを見つけたのは家内なんだ…｣｢…………｣｢皆に渡す分を選別してる時にな、家内がその写真を見て難しそうな顔をしていたんだよ…さっきまで笑いながら話していたのにいきなり真剣な顔…いや、引きつった顔になったからね…『どうしたんだ？』って聞いたんだよ…そしたらね…その写真を黙って渡したんだ。初めはね、ナンノコッチャ訳が判らなかった…何故家内はこの写真を見て表情を変えたのか？でも直ぐにその意味が解ったよ…家内の一言でね…｣｢……………………｣｢『左隅…見て…』ってな…そしたら…和代さんが…その…君じゃない男と…写っていたんだよ｣｢……………｣｢私も家内も、そりゃあ驚いたさ…まさか和代さんに限って…だが写真を見る限りでは…そう言う関係にしか見えない｣｢………………｣｢もしも、和代さんが…その…なんだ、不倫をしているのなら、やはり止めさせなければいけない…だから、会ったんだ…｣｢……会ったんですか？｣｢ああ…家内と２人で…家に来てもらった｣｢…………｣｢そしたら…やはり、写真は和代さんだった。出来心で…体の関係はないし、愛してるのは君だけって泣きながら言っていたんだよ…君には言わないでってな…私も家内も、こんな事はもうしないなら…そう言う約束で、君には黙っていたんだ…｣｢…………｣｢まさか…ずっと続いていたなんて……すまん！もっと早く君に伝えておけ……｣｢違うんです！！｣｢えっ！｣専務の言葉を遮り、私は大きな声で叫んでいました。｢ち、違うって、〇〇！何が違うんだ？｣そりゃそうです。話の途中に割って入り否定したんですから。しかし、専務は根本から勘違いしているのです。いえ、私さえ写真を見るまで勘違いしていたのですから。｢…この…この男は…誰なんだ？｣｢はぁ？何を言ってるんだ！この男なんだろう？和代さんの不倫相手は｣｢…違います…私の知る、不倫相手では…ありません…｣｢な、何だって！？｣
私は、大変な思い違いをしていたようです。和代は岸本だけじゃ無かったのです。

ゲジゲシさん、更新ご苦労様です。前はエラそうなこといってすみませんでした。
続きが読めて安心しております。

ん～チェックメイトと思っていたところ、また新事実が浮上してまいりましたね…
まあこの状態でもチェックメイトには変わりないのですが、
果たしてこの新しい不倫相手は奥さんにとってどのような相手なんでしょうか？

更新楽しみにしております。がんばってください。