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[17912] 臨界点へ A ゲジゲシ 投稿日:2007/03/06 (火) 05:50
15年ぶりに再会した幼なじみは驚くほどの変わりようでした。髪は薄くなり白髪が多くなっていました。確かにお互い今年で46歳とはいえ余りにも老けた…いや老けすぎだと思いました。(私も白髪が目立つようにはなってきましたが、かれのは何というか…疲れきった老人と言ったら分かりやすいかもしれません)
話を聞くと、彼、大町は去年の夏に自分の浮気で二十年以上連れ添った奥さんと離婚したとの事。その浮気も、5年も続けていたそうで(もはや浮気と言うより不倫ですね)奥さんは何と最初からしっていたとの事。ある日仕事が終わり家に帰ると、誰も居ない事に気が付き家を探すと奥さんと子供達の生活用品がない事に気が付く大町。焦って奥さんの携帯にかけるが解約されて不通。あたふたと意味もなく動揺して家の中をウロウロしていると、キッチンのテーブルに大きめの茶封筒を見つけた。それは〇〇興信所と書かれていた。全てをさとった大町は封筒を開け中を確認する。すると、ここ1ヶ月の間の不貞の証拠が20枚ほどの用紙に写真付きでびっしり書かれていたそうだ。(その内容は割愛させてもらいますが) そして中から出てきた別の封筒には、離婚届と奥さんの手紙があったそうです。初めから知っていた事、別れようと思ったが子供が小さい事で我慢すると決めた事、まだ愛していたのでいつかは自分の元に、子供の元に戻ってくれると信じていた事、たげどその願いが叶わなかった事、そして、好きな人ができた事。だからもう我慢したくないから離婚してくれと書かれていたそうです。
大町はその手紙で自分のした大罪に気付いたと悲しそうに笑って言いました。その後は何度も話し合いをしたらしいのですが、奥さんの意志が固い事と自分の罪の重さから復縁が無理と思い承諾したそうです。
「そうか…大変だったな」
「ああ…本当に馬鹿だったよ。最後まであいつは知らないと思ってたからな」
大町はビールを一気に飲み干すと遠い目をしながら呟いた。(なる程、確かに老けるわけだ。あれから自分を相当責めたんだろうな)ふと大町の顔を見ながらそんな事を考えていました。そんな事を考えている時に携帯が鳴りました。妻からかなーと思ってディスプレイを見ると娘からでした。何でも妻から電話があり出掛けるから外て夕食をとるように言われたらしく、今月はすでに大きな買い物してピンチだから私に泣きついて来たのでした。私は娘にはかなり甘く二つ返事で了解し今居る場所を教えました。娘はここから2駅程度の場所にいるようで30分もあれば来られるとの事。大町に事情を説明して「また今度ゆっくり飲もう」と言って居酒屋で別れました。

[Res: 17912] Re: 臨界点へ A どぶ 投稿日:2007/03/06 (火) 07:04
ドキドキ(*^_^*)