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[9902] 妻を寝取らせて 7 知らぬが旦那 投稿日:2006/04/04 (火) 00:15

話し声が近づいてきた。
ソファーに誰かが座るような音。
[こんばんは]
突然画面に挨拶の言葉。
[こんばんは、お久しぶりです]
打ち合わせ通りのメッセージを返した。
それからしばらくは形だけの他愛もないやりとり。

「おーい、ちょっとこっちおいでよ」
ひろさんがの呼び声が聞こえる。
「なーに?」
聞き覚えのある声がスピーカーから聞こえてきた。

[妻と話しますか?]
打ち合わせ通りのメッセージだ。
[宜しいんですか?]
[ああ、どうぞどうぞ、退屈してるんでしょう?]
[え、ええ、まあ]
[それじゃ、替わりますね]
ほぼ台本通りのやりとり。

「ほら、替わって」
ひろさんが替わるように促している。
「こんな格好じゃあ、やだよぉ」
甘えたような、妙に慣れ慣れしい声。
「いいからいいから、ほら」

[こんばんは?]
メッセージを入れてみた。

「ほら、返事しなきゃ」
ひろさんが催促してくれているようだ。

[こんばんは]
[はじめまして]
[はじめまして]
[ご主人さんにはいつもお世話になっています]

「ご主人さんって?」
「ああ、俺のことだよ」
ひろさんとの会話が聞こえる。
「適当に話を合わせてな」

[いえいえ、こちらこそお世話になってます]
[あ、自己紹介がまだでしたね、ゆうじ、44歳、とりあえず妻子持ちです]
[とりあえずって^^]
[はい、別居中なもんで]
[まあ、そうなんですか、お気の毒に]
[はい、サラリーマンの悲哀とでも言いますか]

「単身赴任中だよ?俺と一緒。」
ひろさんがフォローする声が聞こえてきた。

[あ、そうか、単身赴任ですね、お気の毒に]

「ほら、自己紹介がまだだよ」
「う、うん、でもなんて?」
「そんなの適当でいいんだよ、どうせ見えないんだから」
ひろさんの笑い声が聞こえた。

[由布子、36歳、主婦です]
『実名でを言いやがった。機転の利かないやつだ。』
こういうバカ正直なところが好きなのだが。
[おや、奇遇ですねえ、うちのも由布子っていうんですよ。しかも同い年^^]
[まあ、本当?]
[はい、本当、偶然って恐ろしいものですね]
[他人とは思えないな^^]
『そりゃそうだ』

「やん、くすぐったい〜」
甘えたような声が漏れ聞こえてきた。

[もう1時過ぎてますけど、大丈夫ですか?]
はやる心をぐっと押し殺し、当たり障りのないメッセージを打ち込んだ。
[ええ、大丈夫ですよ、明日は休みですし]
[主人もまだ]

「いやん、もう」
『何をされているんだろう』
見えないもどかしさが想像をかきたて、なおさら刺激的でもある。

[まだ?どうしました?]

「じゃあ、ここはどうだ?」
ひろさんがどこかを触っているようだ。
「あ、そこは」
「由布子は乳首が敏感なんだよなあ」
今度はひろさんの解説付きだ。

[・・・?・・・どうしたのかな?]

「ほらぁ、入力出来ないじゃない」

[ええ、まだ主人も起きてますから・・・]
[寛容なご主人ですねえ、こんな風に他所の男とチャットさせてくれるなんて]
[え、ええ]
[知ってますよ、奥さん^^]
[え?何を?]
[チャットしながら悪戯されてるとか?]
『どうだ、図星だろう』
声が聞こえているから図星も間違いない。


[Res: 9902] Re: 妻を寝取らせて 7 Love Gun 投稿日:2006/04/04 (火) 00:46
ほうほう!今回は長編ですね。これからどうなっていくのか..ドキドキですね。