過去ログ[126] |
---|
[96198] 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/03 (日) 19:05 @
私は37歳。舞台中心の芸人をしてます。もちろん世間的にはまったく無名です。 妻の尚美は33歳。3年前にできちゃった婚で結婚しました。 これは売れない芸人の私と、性格は良いけどちょっとHな妻とのここ数年のお話です・・・。 私と妻が最初に出会ったのは5年前。お笑いライブの打ち上げででした。 当時、都内の会社でOLをしていた尚美は、小柄で年より若く見え、私は一目ぼれしました。 よく気が利き、社交的で初対面の人とでも気軽に話せる、私とは正反対の性格の彼女が眩しく見えたほどです。 有名人に例えるとAV女優の水城奈緒に似ています。 しかし、その時、尚美に対して付き合いたいとかいう感情は持ちませんでした。 なぜなら彼女は私の先輩Yの女だったからです・・・。 先輩はすでに結婚して家庭もあったから不倫です。 尚美は先輩の愛人として、数年前から関係がある・・・仲間内では有名な話でした。 その打ち上げの時も先輩の隣から離れず、まるで先輩の奥さんのようでした。 「この子がYさんのカキタレか・・・」 カキタレとは我々の業界用語で「やらせてくれる女」「セフレ」のような女の事です。 Y先輩から「今、エロい女と付き合っててさぁ」と話しで聞いたことはあった。 イメージでは茶髪でイケイケな女かと思ってたが、正反対の黒髪で真面目そうな子だった。 「いいなぁ・・・こんな子と」 情けない話だが、私はそれまで一度も女の子と付き合った事がなかった。 よく、芸人はもてるでしょう?と聞かれるが人による。 イケ面でもなく売れてもいない、金も無くバイトで何とか生活してるような男は芸人でもモテない。 風俗には何度か行ったが本番は1回しかない。32歳で素人童貞だ。 「尚美ちゃんみたいな子と付き合いたいな・・・・」もちろん心の中で呟くだけだ。 結局その夜も打ち上げの後、Y先輩は尚美とホテル街の方へ消えて行った・・・。 それから一年ほどたったある日、私はある仕事の打ち上げで尚美と同席した。 その仕事にはY先輩は出てなかった。 聞いたら職場のそばだったらしく、たまたま見に来ただけらしい。 そこにいた芸人で知ってるのは私だけだったらしく、私達は並んで座った。 それまであいさつ程度しかした事がなかった尚美と隣り合って座る・・・時々身体が触れる・・・。 若い女の子とまともに話せない私はドキドキして緊張した。 しかし、尚美はそんな私の緊張を解きほぐすように、ニコニコと愛想よく私の話しに相槌を打ちながら、時にはケラケラと笑いながら付き合ってくれた。 2時間ほどの打ち上げがあっという間だった。 帰り際、尚美は私のメアドを聞いてきたのでお互い交換した。 それから数日後、尚美からメールがきた。 「良かったら今度食事にでも行きませんか?」可愛い絵文字入りだ。 生まれて初めてプライベートで女性からもらったメールに私はドキドキした。 しかもあの尚美から食事の誘いだ。すぐに返信した。 「喜んで!でも、Y先輩には内緒でお願いしますね」たて社会のこの業界では先輩が一番怖い。 「大丈夫ですよぉ〜」すぐに尚美から返事が来た。 翌々日、私は生まれて初めてデートした [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ひろ 投稿日:2014/08/04 (月) 10:03 期待しそうな書き出しですね。
[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/04 (月) 13:53 A
人生初のデートだったが、もちろん手など出せなかった。 ただ、尚美はY先輩とはもう別れて今は関係がないという事を知った。 これで安心した私はその後も何度かデートを重ね、4回目の時に私の部屋で初めて尚美と結ばれた。 素人は初めて、しかもSEX自体数年前のソープの初体験のみ。 最初は挿入すら上手く出来なかったが尚美のリードで何とかできた。 そもそもキスから全て4歳年下の尚美のリードだ。 私は尚美に、女の子と付き合うのも、Hするのも初めてだと正直に話した。 32歳にもなって・・・気持ち悪がられるかもと思ったが、 尚「え〜、じゃあニチローさんの事独り占めだぁ」意外に尚美は喜んでくれた。 Dカップの弾力のあるおっぱいを下から揉める騎上位での挿入も良かったが、フェラが最高だった。 おそらくY先輩を始めいろんな男に教え込まれたのだろう。 我慢できずに尚美の口内に発射したが、彼女は嫌な顔もせずに飲み込んでくれた。 尚美との初体験は忘れられないものとなった。 私は元々尚美とはただやりたいだけだったのだが、気が付いたら私達は付き合っていた。 私から付き合おうと言ったわけではないが、尚美の方が私を彼氏と見るようになっていた。 最初は「Y先輩のお下がりか・・・散々やられてるんだよな・・・」 等と思ったりもしたが、いつの間にか気にならなくなっていた。 いや、気にならないというのは嘘かも知れない。 逆に尚美との仲が深まるにつれに、尚美とY先輩のSEXを想像し、嫉妬と共に激しく興奮した。 部屋で一人で自慰に耽る時も、尚美を抱きながらも、私は尚美とY先輩のSEXを想像していた・・・。 そして一年が過ぎた頃、尚美が妊娠した。 「結婚」などまったく考えていなかったのでかなり焦ったが、尚美の「産みたいしあなたと一緒になりたい」との言葉に腹を決めた。 私「俺なんかでいいの?」と聞いたら 尚「あなたがいいの」 私「何で?」 尚「優しいし、私にすぐ手を出そうとしなかったでしょ?他の人は、特に芸人さんはみんなすぐにやりたがるでしょ?みんな身体目当てみたいで・・・。 でも、あなたはすぐにやらせろなんて言わなかった。そういう誠実なところがいいの」 私も最初は身体目当てだった。しかし草食系で奥手の為、言う勇気がなかっただけだ。 それが結果的には良かったのか。 しかし、尚美は今まで何人の男に言い寄られて、何人の男に抱かれたのだろうか・・・。 それから私達二人はそれぞれの親にも挨拶をすませ入籍した。お金に余裕はなかったので式は挙げなかった。私34歳、尚美30歳の時だった。 Y先輩にも報告した。 私「実は尚美と付き合ってて、今度出来ちゃったので結婚することになりまして・・・」 Y「あ、そう。・・・俺と尚美の事は知ってるんだよな?」 私「あ、はい」 Y「・・・偉いなぁお前は。尚美によろしくな」そう言うとY先輩は私にお祝いとして一万円くれた。 二人でアパートを借り、ささやかながら新婚生活が始まった。 当初は尚美もまだ仕事を続けていたが、しばらくすると退社した。 私の深夜のコンビニでのバイトの収入。それにご祝儀や尚美の貯金がいくらかはあったが、先の事を考えると心もとない。 何とか金を増やさねば。 そして私はパチンコと競馬にのめりこんでいった。 今になって考えるとこれが全ての始まりだったような気がする・・・。 [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 まことくん 投稿日:2014/08/04 (月) 23:31 読んでいて危なげない文章構成で、頭の良い方なんだろうなと感じます。
そこがかえって芸人として売れない理由かもしれないですね。まともすぎるのかな[でも、いつかは浮かび上がるかもしんないですから、中途半端なことはしないで徹底して頑張ってくださいマ [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/05 (火) 13:28 >ひろさん
ありがとうございます。いろいろ葛藤もありますが続けたいと思います。 >まことくん ありがとうございます。生まれて初めて頭がいいと言われました。私が売れないのはいろんな要素が欠けてるからだと思います。 売れる人は皆「才能」「努力」「勢い」「運」の4つを兼ね備えています。もしくはこのうちの3つで売れてる人も多くいます。 私には今のところ残念ながら一つもありませんが、これから頑張りたいと思います。 [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/06 (水) 01:06 B
気がつけばパチンコと競馬の為にできた借金は150万になった。 もちろん私のバイト収入では返済できない。 身重の妻にはもちろん内緒だ。 どうしよう・・・悩んでるうちにも時間は残酷に過ぎて行く。 そうこうしてるうちに待望の赤ちゃんが産まれた。 2,900グラムの元気な女の子だった。 それまでの沈んだ気持ちが吹き飛ぶように嬉しかった! しかし、喜びと同時に本気で何とかしなければと焦り始めた。 とりあえずバイトを増やして週7で休みなく、深夜だけでなく午前中も働いた。 さらに自分の親や知り合いなどに片っ端から頭を下げて、金策に走った。 そして、地元の駅前の繁華街にある小さなクラブを訪ねた。 ここは以前、知り合いに連れてきてもらい、ママが同郷という事でその後も時々顔を出していた。 もちろん、こんな店で偉そうに飲めるほどの金は無かったが、ママの好意でカウンターで一杯だけ安く飲ませてもらったり、自分の出るお笑いライブのポスターを貼らせてもらったりしていた。 人情味のあるママで、東京の母親代わりのような女性だ。 もちろん結婚した時も妻と二人で挨拶に来た。 それ以来だった。 無事に出産した事を告げると我が事のように喜ぶママに、続けて借金の事を話した。 ママは煙草をふかしながら私の話しをひとしきり聞いてくれた後、 マ「馬鹿ねぇ。ギャンブルに手を出す前に私の所に来ればいいのに」 私「すいません」 マ「ま、でも来られても人に貸すほどウチも余裕はないけどね」 確かに都内とはいえ、私鉄の急行の止まらない駅前で、お世辞にも繁盛してるとはいえない店だ。 常に数名の女の子がいるが、必ず「ババァ」「デブ」「ブス」のどれか一つが当てはまるような子ばかりだ。 中には3つ全てが当てはまるような猛者まで露出の多い服で客の隣に座ったりする。 マ「さすがにタダで貸す事は出来ないんだけど・・・良かったら奥さんをうちで働かせてみたら」 私「えっ!・・・妻をですか?」 マ「そうよ。時給は1500円。うち来月、女の子一人辞めちゃうから来てくれると助かるのよね。」 私「・・・・そうですか。でも・・・」 マ「とりあえず60万貸してあげるわよ。で、給料から天引きすればいいでしょ」 「とりあえず60万」という響きはその時の私にとって、否とは言えないほど魅力的だった。 私「60万ですか・・・でもああいう格好するんですよね」 ソファで接客してる女の子を見て呟いた。 マ「そうよ。仕事だからね。でもあんたの奥さんなら似合うわよ」 私「体触られたりするんですかね?」 マ「多少はあるわよ。そういうのやっぱり気になるの?でも気にしてるような立場じゃないでしょ。あんた」 私「いえ、気になるというか・・・ちょっと興奮しますよね」 マ「何が?奥さんが他の男の人に触られるの?」 私「はい」 マ「やだ、あんた変態じゃないの?でも嫌じゃないならちょうどいいじゃない。お客さんにどんどん触ってもらえば、色んなところ」 私「いや、何もそこまでは・・・・あの」 マ「何?」 私「・・・お客さんとHな事とかはしないんですよね」 マ「うちはそういう店じゃないわよ。」 私「そうですよね」 マ「でも本人同士が気が合えばね・・・男と女なんだし・・・お店の外の事は知らないわよ」 ママが意地悪そうに微笑みながら煙草の煙を吐いた。 マ「でもそういうのが興奮するんじゃないの?あんたの場合」 私「いや、さすがにそこまでは・・・」 私は笑いでごまかしながら、セクシーな衣装でホステスとして働く妻を想像し興奮していた・・・。 [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/06 (水) 01:53 C
私は出産したばかりの妻をこういう店で働かしていいのだろうかと自問していた。 私「あっ、あと子供の事なんですが、私も夜バイトするのでどこかに預けなきゃいけないんですよ」 マ「ん〜・・・それならうちで預かってあげるわよ。姉に頼んで見てて貰うように頼むわよ」 ママは店の近くのマンションでお姉さんと二人暮らしらしい。 私「そうですか。帰って妻に聞いてみます」 帰宅後、私は妻に全てを話した。 借金のこと、クラブのこと・・・。 妻はいきなりの事でさすがに驚いていたが、 妻「私にできるかな・・・」 私「えっ?」 妻「そういうお仕事・・・」 私「ママは誰でもできるし心配ないって言ってたけど・・・」 妻「じゃあ、やってみようかな?」 私「いいの?」 妻「しょうがないじゃない、そんなに借金があるなら。それに駅前ならうちからも近いし、子供を預かってくれるなら」 私「そう。わるいなぁ・・・」 結局、妻はホステスとして働くことを決めた。 数日後、店に面接に行き来月から働く事になった。 産まれて2カ月の赤ん坊を預かってくれるという、ママのお姉さんにも挨拶に行った。 妻「ママさんもお姉さんもいい人だから良かったぁ」 妻も安心したようだ。 こうして妻は駅前の小さなクラブでホステスとして働き始めた。2012年の7月、妻・尚美が31歳の時だった。 そして翌8月、私にひょんなことから、ある有名な温泉街のホテルで1か月の泊まり込みの仕事が入った。 本来行く予定だった他の芸人が入院した為、私に振ってきたのだ。 ギャラは30万。 バイトで働くのとそんなに変わりはないが、仕事はこっちの方が楽だし、なんせ本業だ。 仕事を振ってくれた先輩にもお世話になってるし、この仕事を二つ返事で引き受けた。 産まれて数カ月の娘と妻を置いていくのはさすがに心配だったが、妻も本業なんだからと快く送り出してくれた。 私は1カ月の間、毎日仲間数人と、飲んだり温泉に入ったりで楽しく過ごした。 この留守の間に妻の身に何が起きてるのかも知らずに・・・。 [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 庭 投稿日:2014/08/06 (水) 06:53 ニチロさん初めまして奥様がどのようになってたか、気になります。
[Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/06 (水) 09:00 >庭さん
ありがとうございます。変わっていく妻をお楽しみに。 [Res: 96198] Re: 売れない芸人と妻の結婚性活 ニチロー 投稿日:2014/08/06 (水) 12:56 D
8月の終わり頃、一ケ月ぶりに我が家へ帰ってきた。 我が家といっても1DKの家賃6万5千円の安アパートだ。 しかし、そこには愛する妻と可愛くて気が狂いそうになる娘がいる。 私は一ケ月ぶりに家族の幸せをかみしめた。 娘は少しだが確実に大きくなったような気がした。 妻は以前より女らしくなったというか色気が増した。 31歳とはいえ、153センチと小柄で顔も童顔な為、色っぽいというタイプではなかったが、子供を産みさらに毎晩男達を相手に接客してるせいだろう。 一方で若干痩せたようにも感じた。 無理もない。 私がいない間、妻はホステスという慣れない仕事と、生まれて間もない娘の育児を一人でこなしていたのだから・・・。 妻も私の顔を見ると安心したのか少し涙ぐんでいた。仕事の心配をする私に 「みんな親切だし何とかやっていけそう」と答え、笑顔を取り戻した。 ある程度借金返済のめどがついた私は、コンビニのバイトを深夜のみ週6にした。 一カ月も休んだ私のわがままをコンビニのオーナーは渋々ながら受け入れてくれた。 それからは二人とも月〜土の週6で、私は月〜金で22時から8時まで、妻は18時から0時まで働く生活が続いた。 そして2カ月ほどたった10月の終わりのある日の夕方、いつも通り妻と娘を送り出した後、妻にお店に貼ってもらうお笑いライブのポスターを渡すのを忘れた事に気付いた。 しょうがないので、私はいつもより少し早目に家を出て、バイトに行く前に妻の働く店に寄った。 妻は毎日、娘を連れ自転車で通っている。 まず、ママのマンションに行きお姉さんに娘を預け、それから自転車で店に行く。 私は店が入ってる雑居ビルの前に止めてある妻の自転車を確認し3階にある店に向かった。 ドアを開けると「いらっしゃいませ」の声と共にママが出てきた。 ママは私の顔を見るとギョッとした顔で「あんたどうしたの?」と聞いた。 私「尚美いますか?」 マ「えっ?あぁ・・・ナナコちゃんね」 ナナコというのは妻の源氏名だ。 マ「ナナコちゃんは・・・今ちょっといないのよ」 私「えっ・・・」 |