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[83877] 妻の葛藤と献身 あつし 投稿日:2012/12/16 (日) 12:56 初めて投稿致します。携帯からの投稿になります。ぼちぼちですがお付き合い下さい。
私、妻、ともに55歳になる夫婦です。4年前に銀婚式を迎えました。2人の子供も社会人として他県で自立し、これからの老年期を、仲むつまじく暮らせれば何よりと思っているところです。 話は12年前に遡ります。 当時、私は仕事のストレスから、身体の不調と共にEDを患っておりました。性欲は有るのに、思うようにならない…そんな愚息を恨みました。女として、性の歓びが解ってきた妻にとっても、それは苦しいものであった筈です。もともと妻は性には奥手でありましたが、そのことに一切触れない生活ぶりは、なお一層、私の気持ちを萎えさせていました。 そんな折り、山積していた仕事も一段落着き、まとまった休みが取れることになりました。 「お母さん、来週1週間、休みがとれそうだよ。」 帰宅するなり言いだす私に 「お帰り…そう!よかった!ずっと忙しかったからね。ゆっくりできるといいね!」 妻は家事の手を休めて、嬉しそうに言いました。私の身体を労ってくれる気持ちに感謝しながら、早く治さなくては…何とも言えない焦りも感じていました。 「あぁ…そうだな。」 「ねぇ…お父さん!…温泉に行きたい!…ダメ?」 妻は私を気遣って自分からそう言ってくれました。 「そうだな!温泉か!久しぶりに行くか!」 「美味しいものいっぱい食べて、きれいな景色いっぱい見て、澄んだ空気いっぱい吸って、ゆっくり温泉に浸かって…うわっ!楽しみ!何着ていこうかなぁ…」 「お母さんは何処の温泉に行きたい?」 「……お父さんは?…私より、お父さんだよ!お父さんが決めて!……ゆっくりしよっ!」 それから二日後には、旅行社を通じ、四泊五日の伊豆方面の温泉旅行が決りました。学校のある子供達の面倒は、妻の実家から義母に来てもらい、みてもらうことになりました。 翌週… 列車が駅を出発するなり、私は駅の売店で求めた缶ビールを開けました。 (プシュッ) 「この音がいいんだよなぁ…朝からこの音を聞くと、何だか疲れがサァ―ッと退いていくようだよ。 」 「よかった!ゆっくりしようね!…それじゃあ乾杯!」 妻は、缶コーヒーを開け、私の缶ビールを弾いて音をたてました。 久しぶりに見る妻のミニスカートから覗く脚は、やけに色っぽく見えました。私を少しでも元気付けようとする、妻なりのオシャレだったのでしょう。 電車とバスを乗り継ぎ、温泉街に着いたのは、午前11時過ぎでした。心配していた天気も、思ったほど悪くなく、時折射す陽の光に初夏の訪れを感じていました。 「ねぇ…お父さん…何処に行く?」 「そうだな…チェックインには早過ぎるから、とりあえず旅館に荷物だけ預けて、ぶらぶらして、お昼にするか?」 「賛成!…お父さんとぶらぶらするの久しぶり…」 海と緑に恵まれた土地の空気は清らかで、身体が軽くなったように感じていました。妻は歩きながら、そっと手を繋いできました。しっとりとしたその柔らかな手は、私の身体に蓄積した濁りを浄化し、再生を促していました。 「お父さん…電車の中からずっと私の脚を見てたでしょ?」 「アハハ…分かってたか?…良く似合ってるよ。」 「よかった!…私にしてはちょっと冒険だったけど…この歳だからね…」 「そんなことないさ…もっと派手でもいいくらいだ…ケバイのはゴメンだけどな…ハハ…」 「これが精一杯…我慢してね…」 「…なぁ……お母さん……ゴメンな…」 「…?…なになに?…なにかした?…変だよ…お父さん…どうしてゴメン?なの?…」 「…うん……その……セックスできなくてさ…」 (プッ!フフ…) 「馬鹿じゃない…全然〜!気にしない…気にしな〜い!」 そういいながら、私の手をギュッと握りました。 「私は、こうして手を繋いでいるだけでいい…お父さんが元気ならそれでいい…セックスなんて、この先ずっと無くても平気…ホントだよ…」 「俺は…平気じゃないけど…しかたないか…ハハ…」 「変なの…アハハ…」 そんな話をしながら、何処を見るといったあてもなく、のんびりと温泉街を歩きました。 「お父さん…お腹空いたよぅ…どこか入ろうよ。」 「そうだな、ちょうどそこに、蕎麦屋があるけど…」 「エエッ!…伊豆まで来てソバ?…ううん…まぁいいっかぁ!」 「いや…伊豆は結構ソバも有名らしいぞ!何かの雑誌で見たけど…」 「ヘェ…そうなんだ………ソバ賛成!」 「アハハ…アハハ…コロッと変わったな…アハハ…」 どこにでもあるような蕎麦屋でした。それでも、ちょうど昼時ということもあってか、結構混みあっていました。店の奥に無理やり取り付けたような、2人が横並びで座れるテーブルが空いていたので、そこに席をとりました。天ざるソバを待つ間、旅行社で貰ったパンフレットを開き、ビールを傾けました。 「ねぇねぇ…」妻が小声で耳元に囁きました。「斜め向かいのオジサン…さっきから、こっちを見てるみたい…」 「…お母さんが綺麗だから、見惚れているんだよ…」 私は冗談ぽく妻に囁き、そちらに目を向けました。 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 びーあ 投稿日:2012/12/16 (日) 13:31 いいですね。なにかいいです。
[Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 あつし 投稿日:2012/12/16 (日) 15:22 私達よりひと回りほど年嵩に見える男性でした。でっぷりとした体躯にギョロリとした目が印象的で、若い頃に通った場末の映画館主を思い起こさせました。
「気のせいだよ…ちょっとトイレに行って来る。」 私はその男性の目が妻の脚を捉えていることに気付きましたが、敢えて妻には何も言いませんでした。 「ふ〜ん。そう。…もうすぐソバ来ちゃうよ!早くね!」 「ああ…」 この男性の目には、妻の脚はどんなふうに映っているのだろう…そして私が席を外したら、この男性は妻にどんな視線を向けるのだろう…そう思った瞬間、首から尻の穴に向け、背骨を空気が貫けるような…むず痒い…痺れるような感覚に襲われていました。 いてもたってもいられませんでした。早々にトイレを済ませ、男性の方を見ると明らかに妻の脚を凝視しています。パンフレットに見入っている妻は全く気付いていないようでした。私は席に戻るとき、男性の真後ろに回りました。 衝撃!でした。私の目に映ったのは《そして、その男性の目にも間違いなく映っていたのは》、レモンイエローのミニスカートの奥に覗く、ストッキングに包まれた純白のパンティでした。 横並びに座っているときは気が付かなかったのですが、奥に座る妻の足下には古い配管のようなものが出っ張っていました。それを跨ぐようなかたちで、妻の脚は開き加減になっていたのです。 こともあろうに、薄い生地でできた純白のパンティは、その奥に密生する陰毛を透かしていました。 震えがくる脚を引きずるように席に戻った私は、久しぶりに蘇りつつある感覚に浸っていました。 『もっと見てやってくれ!出来ることなら至近距離で…熱も匂いも感じる距離で』 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 ゆうじ 投稿日:2012/12/17 (月) 05:35 わくわくしますね!
これから寝取られがはじまるんですね [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 あつし 投稿日:2012/12/17 (月) 06:59 びーあさん、ゆうじさん、ありがとうございます。頑張って最後まで綴りたいと思いますので、宜しくお願いします。続けます。
ソバを食べながらも、妻の秘園に注がれる男性の視線を感じていました。追加したビールだけでは、喉の渇きは潤せるはずもなく、お冷やをジョッキで頼みました。 速まる心臓の鼓動…むせ返る鼻腔…血流は緩やかに、それでも確実に私の分身に届きつつありました。 「お父さんのかき揚げ、何が入ってるの?」 「そりゃあ…お母さんのと一緒だろ…」 「桜エビ…?かな…?」 「たぶん…な…」 「アハハ…食品の仕事してて分からないの?…」 「専門外!」 「アハハ…何でもいいか…小さな海老には違いないね!」 それどころではありませんでした。嗅覚も味覚も熱い血流にかき消され、神経は男性の視線に奪われていました。 『このまま…このまま…妻を視姦してやってくれ!もっと…もっと…目を凝らして…私の大事な大事な、妻の秘園を…そう…陰毛を掻き分けて…掻き分けて…蜜に濡れる園を…見てやってくれ!』 食事を済ませた男性は覗き込むように妻の顔を眺め、名残惜しそうに店を出て行きました。 「はぁ…お腹一杯!美味しかったね!でも、天ぷらは結構くるねぇ…」 「まあ、とにかくお腹は膨れたな。」 「とにかく…って、美味しくなかった?」 「いや…美味しかった。お母さんと食べるものなら、何だって美味しいさ…」 「何それ…変なの……ねぇ…お父さん…楽しんでる?」 「ああ…すごくな…ホント楽しいよ。」 会計を済ませ店を出ると、着いたときよりハッキリと晴れていました。 「腹ごなしに、またぶらぶらするか?」 「賛成!また、手を繋いであげるよ…」 「ハハ…それはそれは…ありがたい…しかし、今日は賛成ばかりだな…」 「うん…反対しない!…だから、しっかり楽しもっ!…ねっ!…」 「よしっ!…そうと決まれば!…」 私は大袈裟に腕を上げ、くの字に曲げました。妻はニッコリ微笑み、ほっそりした腕を絡めてきました。 「アベック一兆上がり!…だな…」 「ヤッホー!レッツゴー!………で、どこ行こう?……」 「アハハ…風の吹くまま、気の向くまま…さ!」 「うん…」 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 あつし 投稿日:2012/12/17 (月) 14:19 それからまた行ったり来たり、温泉街をそぞろ歩きました。街並み、土産物店、旅館の佇まい、行き交う人々、景観、空気…〈ゆっくりする〉ということ以外、特に目的が無い旅でしたが、そのスタンスがかえってゆとりを生み出し、あらゆることが楽しく感じられました。
温泉街の外れまで来たときでした、組んでいた妻の腕を外し、手を私の股間にあてがいました。 「バカ!…何やってるの!こんなところで!」 「誰も見てやしないよ…」 「そうじゃなくって…バカみたい…アハハ」 私は、先程の男性の視線が…あの目が…頭から離れませんでした。蕎麦屋を出てからも、血流は勢いを増していました。 妻も、忘れかけていた…その血流を感じ取ったようでした。 「お父さん…」「どうしちゃった?」 「お母さん…黙っててゴメン…」「蕎麦屋のオジサン…お母さんのこと見てたんだ…」 「…??…見てたって?…私を?…やっぱり……席に着いてすぐに感付いたもん…何かおかしいなって…でも…こんなオバチャン…」 「う〜ん…確かにオバチャンには違いないけど、向こうもずっとオジサンだしな!」 「言ったな!…これでも少しは謙遜して言ったんだよ〜だ!…ところで、どうしてそれが…こうなっちゃったの?」 そう言って、私の股間をギュッと握りました。元気な頃と比べるには無理がありますが、それでもここ最近にはあり得ない膨張でした。 「ハハ〜ン……また変な虫が出てきたかな?」 夜の営みがあったころ、何度も聞かせ、聞かされた寝取られ趣味的な睦言を妻は憶えていたようでした。当時はかなり嫌がり、私を変態扱いしたものでしたが…。 立場逆転といったところでしょうか…萎縮する私を、楽しむように妻は見つめました。 「うん…だから…その〜…あのオジサン、お母さんの脚を…見て…た。」 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 ジーン 投稿日:2012/12/17 (月) 14:38 素晴らしい始まりの予感がします。
更新を楽しみにしています。 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 マテオ ファルコーネ 投稿日:2012/12/17 (月) 14:49 素晴らしいです。
ツボです。 名作の予感がします。 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 ケンスケ 投稿日:2012/12/17 (月) 15:29 あつしさん
素晴らしい展開になりつつありますね 続きが楽しみです捧 [Res: 83877] Re: 妻の葛藤と献身 あつし 投稿日:2012/12/17 (月) 15:50 ジーンさん、マテオ ファルコーネさん、ケンスケさん、ありがとうございます。少しずつしか投稿できなくて、すみません。宜しくお願いします。続けます。
「…………」 「それから……お母さん…今日は…白いパンティだろ?…見えてた……だから…ゴメン…黙ってて…うっすらと…その〜…毛が…透けて…見えてた…オジサン…じっと見てた…ゴメン…それで…興奮して…こうなった…かな…」 「バカ!変態!…どうして教えて………くれなかったの……う〜ん……」 妻の耳から首筋にかけて赤く色づく様は、海に反射する陽の光のようでした。 妻はしばらく押し黙っていました。私の性的趣向は分かっていても、とても理解しがたい範疇の事であったのでしょう。 「…ゴメン…」 「…………」 「…ホント……ゴメン…」 長い沈黙でした。 「もういい!…脚を開いてた私が悪かった…ということで…忘れる…あの席に着いたのが悪かった…ということで……」 チェックインの時間が迫っていました。同じ旅館での連泊はゆったりするのに最適だと思われました。そして何かが…変わる…そんな予感に満たされ、綺麗にしつらえられた和室で旅装をときました。 仲居さんの接客は、申し分の無いものでしたが、自己流が通せるシティホテルと比べると、やはり煩わしさが付きまといます。一通りの館内説明を聞いた後、何か用があるときは、こちらから連絡する旨を伝え、なるべくそっとしておいて欲しいとお願いしました。 仲居さんに煎れてもらったお茶は深い薫りで、身体に染み渡っていました。微笑みながらじっと私の目を見つめる妻がいました。 「ねぇ…お父さん…私が…他の人に見られると興奮する…の?…それって変態だよ…ね?」 「ああ……そうだな……ううん……谷崎の世界だな…倒錯の愛…って言うのかなぁ……興奮……する。」 「またまた…格好付けて!…難しい理屈は私には解らないけど…結局…変態なんだよね。」 「そう…だな。」 「変態かぁ…ウウン…お父さんは変態で…私はその女房…か…」 「変態…ついでに付け加えれば…お母さんが見られるのも興奮するけど…お母さんが触ったり、触られたりすると…もっと興奮する…かも…な…」 「…………」 「おまけに…もし…他の男と………ふぅ…」 「…………」 「…………」 「…なによ…他の男と…って」 「…うん…その…セックスしたら……ううっ…最高に…興奮する…と思う…」 「やれやれ…フウッ……でも……それは……無いよ……ワタシには……たぶん」 何かが、妻の中で膨らみかけた瞬間だったのかもしれません。 |