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[Res: 61811] (再)家内の情事7 上坂 投稿日:2011/02/25 (金) 22:25 「『女心と秋の空』なんて言いますけど、ホントそうでしたよ。彼女があんなに簡単にあきらめちゃうなんて、思いもしませんでした」
「そうかしら、誰だって両親に反対されたらそうなってしまうと思うわ」 「そうですかね、とにかく残念ですよ。あっさりあきらめてしまうんですからね。僕が彼女の立場なら、必死に両親を説得しますよ、それなのに・・・」 「きっと、絵美さんも悩んだと思うわ。健太君もそれを分かってあげないといけないわ」 「僕にはとてもそんなふうには思えないですよ。まあ、所詮僕とは遊びだったんでしょうけどね」 2人の言い争いはしばらく続き、アルコールの勢いも手伝って険悪なムードになってきました。 この時、私が間に入って止めるべきだったのですが、どちらの言うことにも一理あるように思えて黙っていたのです。 「どうして、絵美さんのこと、そんなに悪く言うの。結婚の約束までして信頼し合ってたんでしょ」 「別に悪く言ってないですよ。その程度の女だったんだなって思っただけです」 「健太君、もっと絵美さんの立場に立って考えてあげたらどうなの。それに、あなたは自分の勝手な理想像を作って、そこに絵美さんをはめ込んでしまっていると思うわ」 「僕 なにも独りよがりなこと言ってませんよ、それに・・・そんなこと仁美さんに指図されたくないです。余計なお世話ですよ」 「あなたってそんな男だったの、最低ね、見損なったわ」 家内の最後の言葉は、健太君の心に深く突き刺さったような感じでした。 健太君はしばらく下を向いて唇を噛みしめながら黙っていました。 「・・・すみません・・・僕 帰ります。お邪魔しました」 「おっ、おいっ、健太君」 私は慌てて引き留めようとしましたが、健太君は走るように玄関に向かうと、風のように出ていってしまったのです。 後を追うように、玄関から外へ出ましたが、健太君の姿はありませんでした。 [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 @@@ 投稿日:2011/02/26 (土) 00:02 分かります
仲直りエッチですね(笑) [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 昔からのファンです。 投稿日:2011/02/26 (土) 00:11 更新ありがとうございました!
きっと奥様は、絵美さんと自分を重ねていたのでしょうね。 >自分の勝手な理想像を作って、そこに絵美さんをはめ込んでしまっている・・・ 仁美さんは、健太君が自分もそのように思われていたのか? と。 次回も投稿を楽しみにしています。 [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 とうへんぼく 投稿日:2011/02/26 (土) 00:57 親の反対を無視しての結婚は
男女それぞれの立場では考え方が違うから・・・。 この先はどうなるのやら・・ 奥様と健太の関係は終わり??続きを待っていますね。 [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 Love Gun◆A1OZGk 投稿日:2011/02/26 (土) 14:18 いやいや..奥様の慈悲の心で健太さんを包み込むんです...
健太さんのデカいモノを.. [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 上坂ファン 投稿日:2011/02/27 (日) 03:48 上坂さん つづけての投稿ありがとう。
応援していますので。 [Res: 61811] (再)家内の情事8 上坂 投稿日:2011/02/27 (日) 21:04 私は健太君を追うのを止めて、家の中に戻りました。
リビングでは家内が黙って下を向いてソファに座っていました。 「どういうつもりなんだ、こんな時間に俺が健太君をなぜ家まで連れてきたのか、わかっているだろ?」 「・・・わかってるわ・・・」 「じゃあ、なぜあんな言い争いをするんだ?」 「・・・ごめんなさい、つい・・・」 家内は下を向いたままで、聞き取れないぐらいの小さな声で言いました。 大人げない家内の態度に腹が立ちましたが、ここで家内を怒鳴りつけても何の解決にもならないと思い、気持ちを抑えながら言いました。 「仁美の言ったことは決して間違ってないと思うよ。いや、むしろ正しいかもしれない。 それに、今日の健太君の態度や言い方は、俺から見てもあまり褒められたものじゃないと思うよ。 でも今ここで、健太君と言い争うことはないだろ。 彼は彼なりに考えて、絵美さんの両親に何度も出会って・・・そして結局だめだった。絵美さんも離れていってしまった・・・ 今回のことで、健太君はかなり傷ついているかもしれないぞ。 そんな時は、温かく迎えてやるべきだろう? 間違ったことを言っているなら、また落ち着いた時に諭してやればいいじゃないか。 さっきの仁美の態度は、健太君をますます傷つけるようなものじゃないのか」 家内の目は少し潤んでいるように見えました。 「・・・ねぇ・・・私 どうしたらいい?」 家内は訴えるように私に向かって言いました。 「もう少ししてから、健太君に電話してやれよ」 「・・・なんて言えばいいの?」 「仁美が言ったことについて、あれは間違いでしたみたいなことは言わなくていいよ。 それより、せっかく来てくれたのに、言い争いしてしまったことについて、正直に謝ったらいいさ。 それでも、あいつが理解しないようなら・・・俺に代わってくれたらいい」 私はそこまで言うと、家内をリビングに残したまま寝室に入りました。私がそばにいては家内が電話しにくいだろうと思ったのです。 私は寝室のドアをわずかだけ開けて、家内の様子をうかがっていました。 しばらくリビングからは何の声も聞こえなかったのですが、やがて家内の声が聞こえてきました。 [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 とうへんぼく 投稿日:2011/02/28 (月) 01:28 上坂さんの言う事は正しいですね。
仲直りできるといいですね。我々、読者もその方が・・。健太君の「巨砲」を 失う事は寂しいですね。 続きの投稿を待っています。 [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 上坂ファン 投稿日:2011/02/28 (月) 19:48 いつも読みやすい文章で感謝してます
続きをお願いします。 [Res: 61811] Re: (再)家内の情事6 佐保 投稿日:2011/03/03 (木) 12:48 毎回皆さんと同じに上坂さんの投稿を楽しみにしています。
頑張ってくださいね。 |