お前の嫁さん貸してくれないか?
9 Re: お前の嫁さん貸してくれないか?
ゆずる
2024/04/29 (月) 17:17
No.197274
返信なさってくれた方、ありがとうございます。期待に応えられるかわかりませんが、経験したことを真摯に語りたいと思います。

たしかに30分程度で二人は帰って来た。ただ玄関で迎えた二人は、送り出した時よりも親密になっていると感じた。
「俺は今日はここで失礼するよ、ありがとう真紀ちゃん、明日もよろしくね」
「うん、じゃあね」
翔麻は玄関先でそう言うとそのまま帰って行った。それを見送る真紀がとても可愛く見えた。
その夜僕は真紀を抱いた。いつも以上に激しく。
「真紀、さっき翔麻と手を繋いだでしょ?」
僕は事が終わってから真紀に尋ねた。
「やっぱり見てたんだ…翔麻くん、家出たらすぐに手を繋ごうって言ってきて…ゆずくんが見てるかもしれないからって言って角曲がるまで待ってもらったの」
「手繋いで公園行って帰って来ただけか?」
二人が帰って来た時、公園に行って自販機でジュース買って飲んできたと聞いたが、本当にそれだけだったのかずっと気になっていたので聞いてみた。
「本当の事言っても怒らない?」
真紀は天井を見つめながらゆっくりとそう言った。
「ああ、怒らないさ、むしろ隠された方が俺は傷つくな。明日二人が恋人の雰囲気を出すためにしたことだろ、何があっても怒らないから隠さずに正直に話して欲しい」
僕は裸のまま隣にいる真紀をしっかりと見つめてそう言った。
「あのね……公園でキスされた……怒った?」
「怒ってないよ…でもやっぱりそうか、なんか二人帰って来た時さっきと違うなって感じたんだ」
二人がキスをしたと聞かされて、嫉妬する気持ちはあるものの、翔麻に対する憎悪の気持ちは一切湧いてこなかった。むしろ動き出した二人を見届けたいという気持ちを抑えられなくなっていた。
「舌入れたりしたのか?」
露骨な言い方で聞くのに躊躇したが、ここはどうしても知りたいポイントだったので、あえてそのまま聞いてみた。
「…最初はチュっていう軽いやつだよ…」
少し間があってから、真紀は上を向きながら唇を尖らせてそう言った。
「って事は舌入れるようなキスもしたんだ」
自分も少し間をおいて、反論する様に言った。
「さっきの私たちのような激しいキスじゃないよ…ちょっと舌先がぶつかったりするような感じの…」
ここで真紀はやっと僕に顔を向けてくれた。
「こんな感じの?」
我慢出来ず僕はまた真紀の上に覆い被さり、真紀の唇を優しく吸った。
「さっきしたばかりなのに、ゆずくん凄く硬くなってるよ」
僕はその晩遅くまで真紀を抱いた。